
Razerは、薄型メカニカルキーボード「BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed(オレンジタクタイルスイッチ)」を2025年9月5日(金)より発売します。Game*Spark編集部は先んじてこの新モデルをRazerからの提供のもと試用し、じっくりと使用感を確かめました。
薄くて高機能な“BlackWidow V4”。まずは製品概要からチェック

「BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」は、メカニカルキーボードならではの信頼性のある打鍵感と、ノートPCのような薄型デザイン(ロープロファイル)を兼ね備えた新モデル。「打鍵感にはこだわりがある」「スリムで取り回しの良いモノを使いたい」というゲーマーには、きっとチェックする価値があるキーボードです。
メカニカルスイッチは「歯切れのよいクリック感」の薄型グリーン、「タクタイル感+静音性」を狙う薄型オレンジ、「スムーズかつ静音」でよりノートPCライクな「薄型イエロー」の3種から選択可能。今回は3種の中から、薄型オレンジのモデルを試用しています。薄型オレンジのモデルはアクチュエーションフォース(押下圧)45g、アクチュエーションポイント1.6mmという仕様です。ちなみに公式サイトのメカニカルスイッチ解説では、各スイッチの入力音も試聴できます。

キーボードの機能面では、マルチファンクションローラーとコントロールボタンx11を搭載。いずれも他のキーと同じように、専用アプリ「Razer Synapse」でカスタマイズできます。また、バッテリー駆動は最大980時間。Razer独自のHyperSpeed Wirelessテクノロジーを採用していて「ワイヤレスながら有線並みの低遅延」を謳っています。
メーカー希望小売価格は約30,000円前後(税別)と、ゲーミングキーボードとしてはミドルからハイエンドに位置する価格帯です。
デザイン&ビルドクオリティは良い感じ

「BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」の外観で最も目を引くのは、やはりその薄さ。高さ18.5mmのフロント設計で、公式サイトでも1円玉と比較するレベルのうっすいボディです。

アルミ製トッププレートはヘアライン仕上げが施されていて、見た目も触り心地も信頼性抜群。価格に見合った高級感を備えていて、側面・底面からもビルドクオリティの高さを感じられます。
また、Razer Chroma RGBに対応しているため、その他のRazerデバイスと連携しながらライティングを調整できます。豊かなカラーバリエーションでド派手に輝かせるも良しですが、Razerユーザーならグリーンで統一したくなるものですね!
打鍵感に満足。多重入力も起きず、低遅延

今回は『リーグ・オブ・レジェンド』をメインに試用してみましたが、打鍵感(キーを打ったときの感覚)はかなり心地よく、反応速度にも優れていて非常に満足できるモノでした。
キーボードを入力するときの「気持ち良さ」は人によってそれぞれなのですが、筆者は「撫でるように入力できる、軽やかな反応」も「入力したことがハッキリ分かる反応」も、どちらも好みです。これまではCHERRY MXスイッチ採用の他社製メカニカルキーボード(青軸・茶軸)とゲーミングノートPCのキーボードを使い分けており、「Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」の薄型オレンジ版はそれらのちょうど中間地点のような印象でした。

薄型だからと言って「へニャッ」とした感覚はなく、ゲーミングキーボードの「ロープロファイルモデル」の中でもトップクラスの気持ち良さ。スリムだけれどタイプしやすい、指先にフィットする成形です。
打鍵音に関しては、ロープロファイルモデルとしては大きめですが、許容できる範囲です。ヘッドセットやマイクを使う方は、各アプリや本体のノイズキャンセリング機能で十分カットできるでしょう。少なくともGame*Spark編集部メンバーとのミーティング中に「Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」をカタカタ打っていても、何も言われませんでした。大事な会議の裏でARAMやっててもバレなかったです。
頼りがいのある「薄くてガッシリ」な質感

「BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」は薄型設計ながら、本体裏面のラバー脚や重量バランスの最適化により、強めにタイプしてもキーボードが大きくズレることはありません。
今回試用したのはテンキー採用のフルサイズ版。その剛健さのおかげもあって安定していると言えますが、約1kgという重量なので基本的には「お家やオフィスで使うためのキーボード」という印象です。
また、試用期間中にチャタリングが発生することは一度もありませんでした。筆者がたまに使っている他のロープロファイルゲーミングキーボードでは「Enterキーが繰り返し入力される」という不具合が多発していたのですが、この「BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」では全く遭遇することなく、ゲームも作業も常に安心でした。もちろん入力遅延を感じることもなく、『LoL』でのスキルショットやアイテム使用、『オーバーウォッチ2』でのハイテンポな操作も快適でした。
バッテリー持続時間に関しては「2~3日に一度、フル充電しておけば安心」といったところ。Razerは公式に「省電力モードであれば、1回の充電で最大980時間の駆動が可能」と説明しており、バックライトを控えるなどすればおおむね説明通りに使えそうです。

「Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」はキーボード選びに手加減したくないゲーマーにとって、注目に値する新製品です。「軽やかさ」も「確かな打鍵感」もどっちも欲しい欲張りな筆者にとっては、バシッとハマるキーボードでした。
しかし低価格とは言えない製品なので、購入前に店舗などで実際に触ってみることをオススメします。ご自身の求める「キーボード像」にマッチするかどうか、まずはチェックしてみてください。
「Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」の公式サイトはこちら。公式ストアでの販売価格は税込33,380円で、今回試用したフルサイズ/オレンジスイッチ/日本語レイアウトモデルの他にも、テンキーレスモデル(税込28,880円)や別スイッチ、USレイアウトが選択できます。
「Razer BlackWidow V4 Low-Profile HyperSpeed」製品情報
スイッチのタイプ: Razer™ 薄型メカニカルスイッチ (クリッキー) / Razer™ 薄型メカニカルスイッチ (タイル) / Razer™ 薄型メカニカルスイッチ (リニア)
サイズ: フルサイズ / テンキーレス
ライティング: Razer™ Chroma RGB
オンボードメモリ: 最大 5 つのプロファイルが保存可能なハイブリッド内蔵ストレージ
メディアキー: マルチファンクションローラーと 3 つの専用メディアキー / マルチファンクションローラーと二次メディアキー
接続仕様: Razer™ HyperSpeed Wireless (2.4 GHz) / Bluetooth / Type C接続
キーキャップ: ダブルショット PBT キーキャップ
その他: Razer™ Snap Tap
Razer™ Synapse 4 対応
5052 アルミ合金製トップケース
トップマウント ステンレススチール プレート
ABS プラスチック製ボトムケース
PCB & ケースに音を抑えるフォームを採用
潤滑スタビライザー
1000 Hz ポーリングレート
N キーロールオーバーとアンチゴースト機能













