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10万ウィッシュリスト登録を達成した『TANUKI: Pon's Summer』!“タヌキのBMX×生活シミュ”の快進撃について聞いてきた【TGS2025】

『TANUKI: Pon's Summer』はBMXとADVが交わる異色の一作です!

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10万ウィッシュリスト登録を達成した『TANUKI: Pon's Summer』!“タヌキのBMX×生活シミュ”の快進撃について聞いてきた【TGS2025】
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「東京ゲームショウ2025(TGS2025)」が9月25日から28日の期間、開催されました。来年には5日間開催になるゲームの祭典には、Denkiworksが手掛ける『TANUKI: Pon's Summer』もCRITICAL REFLEXブースにて試遊台を展開していました。

『TANUKI: Pon's Summer』はタヌキの「ポン」によるBMXと、街の住人との交流というADV要素が交わる異色の一作です。なんと8月には10万のウィッシュリスト登録を果たした、話題のタイトルです。


かつてGame*Sparkでは「BitSummit the 13th」にて本作の試遊およびインタビューを実施しています。その際には筆者が取材しそのクオリティの高さに驚かされましたが、その後の快進撃にも10万ウィッシュリスト達成にも素直に感嘆します。そこで今回は、「BitSummit the 13th」から「TGS2025」に至るまでについて、Denkiworksのタク・アリオカ氏にお話を伺ってきました!

10万のウィッシュリスト登録が開発者に与える希望とは

――まずは、初めて知る読者に向け、改めて『Tanuki Pon's Summer』がどんなゲームかをご紹介ください。

タク・アリオカ氏(以下、アリオカ):『Tanuki Pon's Summer』は、タヌキのポンが、郵便配達をするゲームです。廃墟になってしまった神社を復興するためにお金を稼ぐ必要がありまして……そのためにポンが何をするかというと、自分の趣味であるBMXでの配達です! 配達を通じて街の住人たちと仲良くなりつつ、50年に1回開かれるお祭りを復興させるゲームですね。

――ウィッシュリストが10万を超えたことについてお聞かせください。

アリオカ:ここまで多くの人がウィッシュリストに入れてくれたというのはありがたい限りです。Steamでデモ版も公開しましたが、それに対するユーザーのリアクションもかなりポジティブなものばかりで、嬉しく思っています。

ただその分、10万という数字に対する緊張感というモノを感じています。これからもっともっと頑張らないといけないと、やる気になっています!

――デモ版公開にてどのような反応があったのでしょうか。

アリオカ:やっぱり、『Tanuki Pon's Summer』を遊ぶユーザーは「ゆったりリラックスしたゲーム」という印象を持っていた方が多いのかなと感じます。でも実際に遊んでみると「意外とBMXアクションがしっかりしてるじゃん!」と良い意味で驚いてくれた反応が多くありました。

――プレイしたらわかりますが、BMX要素も拘りぬかれていますよね。

アリオカ:そうですね! 公開したデモはかなりBMX要素に集中していたのもあり、それに対するコメントがたくさんありました。

――TGS2025での反響はどんな手ごたえでしょうか。

アリオカ:「BitSummit the 13th」でもそうでしたが、皆さん20分制限がかかっているデモ版をがっつり楽しんでいただいて、さらにはウィッシュリスト登録もその場で喜んで行っていただけたりと、非常にありがたいかぎりですね。

――開発の進捗についてお聞かせください。

アリオカ:デモ版で頂いたフィードバックを元にブラッシュアップしているほか、元々実装したかったミニゲームなどを開発しているところです(住人との交流でミニゲームが発生したりするのも『Tanuki Pon's Summer』の特徴)。

――プラットフォームについて伺いたいのですが、現状ではSteamとXboxのみでしょうか。

アリオカ:今、確定しているのはSteamとXboxですが広げたいとは思っています。あくまでまだ願望ですけれどね!

――『Tanuki Pon's Summer』で重要にしている要素ついてお聞かせください。

アリオカ:『Tanuki Pon's Summer』は、初期はBMXでの配達部分に力を入れていました。もちろんそれだけがウリではないので、今は日常生活を楽しめるような要素に力を入れて開発しています。重視しているのは「配達を楽しく」というテーマです。でも、ちょっと面白そうな虫がいると思ったら取りに行くのも良い。『Tanuki Pon's Summer』はいろんな選択肢を楽しんでいただけるゲームにしたいのです。

――ちなみに、メンバーの中で日本人はアリオカさんおひとりだとか?

アリオカ:そうですね。他はイギリス人、オランダ人、フランス人、ブラジル人などがいます。かなり多種多様な国の人間で構成されていますね(笑)。

――今回のTGS2025には皆さま来日していらっしゃるのでしょうか。

アリオカ:そうですね! とはいっても、僕とイギリス人、オランダ人の3人はDenkiworksの共同設立者で、この3人は京都で開発しています。他のメンバーはたまに日本に来ることはあっても、開発自体はリモートワークという体制です。

TGS2025はやはり大きな舞台です。今回そんな中、こんなに大きなブースで8台展示させていただいて、みんなに遊んでもらえてみんな喜んでいます。

――最後に読者にコメントをお願いいたします。

アリオカ:デモのフィードバックやいただいたコメントを取り入れてブラッシュアップしているところです。まだまだ自分たちが開発、実装したかった部分も多くありますし、実際に開発中です。ぜひ楽しみにお待ちいただければなと思います!

――10万ウィッシュリストの先も期待しております!

アリオカ:ウィッシュリストはゲーム開発という長い期間の中で、開発者が希望に思える数字です。モチベーションにものすごく繋がる数字ですので、良ければぜひウィッシュリストに登録していただければ幸いです!

――今回は、ありがとうございました!


『TANUKI: Pon's Summer』はPC(Steam)/Xbox Series X|S向けにリリース予定です。デモ版は7月24日から配信されています。

ライター:高村 響,編集:みお

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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