スイスに拠点を置くUrban Gamesは、輸送管理シミュレーションシリーズ最新作『トランスポートフィーバー3(Transport Fever 3)』を、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年リリース予定です。
本作は、2019年にミリオンセラーを記録した『トランスポートフィーバー2』の続編タイトル。プレイヤーは各都市つなぐ鉄道、道路、航路の輸送ネットワークを構築・設計しながら、地域の発展や理想の街づくりを目指していくのが目的です。
シリーズ最新作では、個性が異なる4つの地域やシリーズ初登場となるヘリコプターなどが追加。およそ1世紀に渡る交通イノベーションを網羅してきた、250種類以上の乗り物が用意されています。輸送だけでなく産業や公害、人々の需要なども管理することも大切な役割です。
本稿では「TGS2025」会期中に行われた『トランスポートフィーバー3』メディア向け体験イベントの様子をお届けします!

簡単操作で輸送ネットワークづくり!
今回の体験イベントで説明をしてくださったのは、同社のパブリッシングマネージャーを務めるNicolas Heini氏。まずはHeini氏の説明を受けながら、実際のゲームプレイを通して最新作『トランスポートフィーバー3』の概要やゲームプレイを学んでいきました。
まず登場したのが緑豊かな土地にあるビール醸造所。ここでビールを作るためには、他の地域から原料となる「ガラス(瓶)」と「麦」を持ってこなければなりません。説明ではトラックや鉄道を使った原料の搬入などを行い、使用する車両が起こす公害の可能性などの説明もありました。


続いては新たな地域での交通網の作り方。サービス満点のHeini氏は新たなマップでの都市名を東京と大阪に変更してくれました。最初はそれぞれの街の住人のためのバスを運行する方法で、バス停と車庫の設置と車両の購入、さらに運行ルートの決定だけで簡単に作り上げることができます。
次は東京大阪間を繋ぐ新幹線の設置を行いました。こちらは施設の配置、車両の購入、そしてルートとなる線路構築で基本的には完了。とても簡単な操作で2つの都市を結ぶ事ができました。ちなみに、運行中の車両をアップで見られるのですが、新幹線の座席数が3列と2列だったり、しっかりと作られているのも印象的でした。



また、今回の目玉であるヘリコプター用のヘリポートの設置も体験しました。駅やヘリポートは複数の大きさがあり、土地に合わせた運用も可能です。全体的に操作やUIがわかりやすく、簡単にルートの設定や都市ごとの問題点に対処しやすいのも嬉しく、とても遊びやすいゲームの印象を受けました。





『トランスポートフィーバー3』開発インタビュー
インタビューは引き続きHeini氏が担当し、最新作で気になる点や特徴となる点を、ゲーム内の操作を通じてしっかりと説明してくれました。
――今作では4つの環境や昼夜の概念といった要素が追加されています。これはどのようにゲームに影響するのでしょうか?
Nicolas Heini氏(以下、Heini氏):本作では温帯、乾燥帯、熱帯、亜寒帯ツンドラの4つの環境が用意されていて、サイズや海の量なども調整できます。例えば海が多い熱帯のようなマップでは船を使った輸送を優先するなど、環境に応じたインフラやネットワークも大切ですね。
また、昼夜の概念も導入しています。こちらは直接のゲームプレイには影響がない部分なのですが、プレイ中に異なる風景が見られるのでとても楽しいと思いますよ。夜空に浮かぶ星は、NASAのデータを使用しています。




――新たにヘリコプターが追加されています。ヘリコプターは移動面で便利な乗り物になりそうですが、反面輸送能力などはあまり高くなさそうです。今回導入した理由や利点、ゲームとしての面白さなどを教えて下さい。
Heini氏:ヘリコプターは人を運ぶという面で優れた乗り物です。例えば海に浮かぶ石油プラットフォームのような、少し離れた場所などに作業員を運ぶために使うといった使い方もできますね。
石油プラットフォームであれば、オイルの輸送はタンカーを使うことで大量に輸送もできます。乗り物が増えたことで、プレイヤーが選べる輸送に関するアプローチも増えています。


――時代と共に街がダイナミックに変化していくシステムで、プレイヤー側にも街づくりの革新が求められそうです。ゲームを飽きさせないための工夫について教えてください。
Heini氏:ゲームの進行とともに時代は進化していきます。都市の状況によっては常に新しい乗り物が最適の手段になるわけではなく、古い乗り物を使用した方が良くなる場合もあるんです。
それだけでなく、最新の時代に発展した都市にわざと古い乗り物を導入するといった、少し変わったこだわりや遊び方もできるようになっていますよ。みなさんの理想の街づくりができるゲームだと思います。
――約1世紀分の乗り物が登場するのも魅力ですね。大都市なんだけど馬車が走っている、というどこかSFやフィクションめいた未来世界のような街作りもできるんですね。
Heini氏:交通ルートを設定すればできますよ。購入した乗り物は設定した車庫から複数種類を出すこともできます。ただし、古い乗り物はどうしても速度や積載能力が劣ってしまうので、もしかしたら道路が渋滞になってしまうかも知れませんね。


――少し変な遊び方になってしまいますが、流通や経済をあえて調整することで「都市ごとの発展の差」を作る、ということもできますか?
Heini氏:そうですね、産業や輸送の状況によって都市は発展していくので、そのような遊び方をすることもできます。
面白いプレイとしては、少し変わった場所に建物を設置することもできます。例えば火山の中に大きな屋敷も置けますよ。この場合はヘリコプターでもないと輸送は難しくなってしまいますが(笑)
――本シリーズは「輸送」というテーマに焦点を当てています。『トランスポートフィーバー』を制作した理由は何でしょうか?
Heini氏:これまで多くのシティビルダー系のゲームが発売されて、ジャンルとしては飽和状態だと思います。我々はそこに輸送の概念を導入することで、人員や経済などの面でユニークなゲームプレイの実現を目指したんです。
――住人の幸福度、街の公害や仕事など、さまざまな管理項目も用意されています。輸送管理だけでなく、街や人の様子を見るライフシミュレーションのような雰囲気も感じますね。
Heini氏:管理するべき項目は色々ありますが、もしこういったゲームに慣れていなければ、管理項目を減らすこともできます。自分なりのルールでゆったりと都市を見ながら遊ぶこともできますし、難しいルールの中で街づくりを目指すこともできます。


――最新作『トランスポートフィーバー3』の新要素で特筆すべき変更点は何でしょうか?
Heini氏:やはりヘリコプターを導入したことです。本作ではすべての乗り物が経済に関わっていくので、新たな可能性を持つ乗り物が増えたことで、これまでとは、また違う遊び方や楽しみ方が用意されています。
――みなさんが思う「輸送の面白さ」とは何でしょうか?
Heini氏:私はエンジンを搭載してるものならなんでも好きなので、それがゲーム内の要素として反映できているのが何より嬉しいですね(笑)。


――前作『トランスポートフィーバー2』から日本語に対応しています。今作でももちろん日本語に対応していますが、その理由について教えて下さい。
Heini氏:嬉しいことに、前シリーズの頃から日本国内でのコミュニティがあって盛り上がっていて、多くの日本人ユーザーがいることも理解しています。
また、日本には『A列車で行こう』シリーズもあります。こちらは列車を中心とした作品ですが、そちらのコミュニティとの交流があるのも大きいのかも知れませんね。Urban Gamesの社長もプレイしていた経験がありますよ。
※ゲーム内では新幹線をはじめとした多くの日本の車両も用意されています。都市を走る住民の車も日本車がたくさんあるので、こちらをチェックしても面白いですね!
――最後に、読者へのメッセージをお願いします!
Heini氏:このシリーズでは「世界一の輸送ゲーム」を目指しています。『トランスポートフィーバー2』では5回の大型アップデートを実施して、さまざまな要素を導入しました。
シリーズ最新作『トランスポートフィーバー3』では、さらに力を入れて開発や更新を行っていくので、是非とも期待しながら、2026年のリリースを待っていてください!




『トランスポートフィーバー3』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年リリース予定です。













