Nintendo Direct、State of Play、Summer Game Fest……オンライン番組でゲームの発表会を行うのが当たり前になってきた昨今では、インディーゲームもパブリッシャーやストリーマー、団体が独自にショーケースを実施することが増えています。

そんな中、良いショーケースをやってるのに、「呪われている」と言われるチャンネルがあります。その名も、「SUGOI」。10月29日午前3時から「Awesome Console Showcase」を放送しますが、こちらも呪われているといいます。いいゲームが集っているのに、なぜ呪われているのか? SUGOI Gamesのマーケティングマネージャーであるアンドレア・アルバレス氏にお話を伺いました。
他とは違うことに挑戦するゲームを祝福
――SUGOI Showcase の全体的なコンセプトについて教えてください。
アルバレス:SUGOI は、「他とは違うことに挑戦するインディーゲーム」を祝福する場です。創造性や独自性、そして心を感じさせる作品にスポットライトを当てています。毎回のラインナップが「隠れた宝石」のコレクションのように感じられることが理想です。すごく素晴らしくて、ときにはちょっと不思議だけど、いつでも個性的。インディークリエイターの多様さと大胆さを称える空間なのです。
10月29日3時からプレミア公開でお届けするAwesome Console Showcaseは、その精神をさらに広げる取り組みです。新しい形式やテーマ、世界にゲームを届ける新しい方法を試し続けていきたいと思っています。でも、中心にある使命は変わりません。インディーゲームを祝福し、今も未来も、より多くの人に届けることです。
――「SUGOI」という言葉は日本語から来ているんですよね?この名前を選んだ理由は?
アルバレス:名前を考えていたとき、ある人が「すごい(sugoi)は、圧倒的で、ときには良くも悪くも使えるけど、ほとんどの場合"すごく良い"って意味だよ」と言いました。その瞬間、「これだ」と思ったんです。私たちが目指すショーケースのイメージそのものだったからです。確かに“すごい”んだけど、ちょっとクセがあって、少し尖っていて、とてもインディーらしい。

私たちが思う最高のインディー作品は、何か“他とは違うもの”を持っています。それは大きいことでも小さなことでもいい。ただ、その違いが確かに作品を形作っている。その「独自性」こそインディーが持つ精神で、「すごい」という言葉はそれを表すのにぴったりでした。
――もともと TGAGWCAGA(※)を主催していたこともあり、The Game Awards のような大規模ショーケースに対する「反逆」的な姿勢も感じられます。なぜそのようなアプローチをするのですか?
※TGAGWCAGA…The Game Awards for Games Who Can't Afford the Game Awards(The Game Awardsに出られないゲームのためのThe Game Awards)。TGAへの出展料が高いことを受け、それほどのお金を持っていないインディー開発者を集めたショーケース。
アルバレス:反逆でもあり、同時にリスペクトでもあります。注目を浴びにくいインディー作品にも光が当たる場が必要だと思うんです。大作の発売やアルゴリズムの仕組みで、信じられないほど素晴らしいゲームが見逃されることはたくさんありますから。
だからこそ、インディーだけに焦点を当てたショーケースを作りました。The Game Awardsに対抗したいというわけではありません。むしろ、AAAから個人制作まで、多様なショーケースが存在することを嬉しく思っています。…とはいえ、ちょっと大きいところをいじって遊ぶのは好きです(笑)。ゲームの世界には“遊び心”がないと!
――「このイベントは呪われている」と言われているのを耳にしました。なぜですか?
アルバレス:正直、もうネタですね(笑)。最初のショーケースを The Game Awardsの翌日に行ったあと、次の 2 回のショーケースの日程が、なぜか大手企業のイベントと同じ日に重なってしまったんです。
SUGOI Spring Showcase 2025 のときは、任天堂が突然Nintendo Directを発表して同じ日になり、次の Awesome Console Showcase は Xbox の ID@Xbox Showcase とぴったり同じ日…。本当に面白いです。たぶん、これが私たちの運命なんでしょう!
――Nintendo DirectやXboxのショーケースと重なると分かったとき、どんな気持ちでしたか?
アルバレス:落ち着いて受け止めました。発表されたころにはもうスケジュール変更は遅すぎたので……。「ショーケースは2つ見ればいいじゃん!」という感じです。むしろ、私たちは笑ってました。「またか!」みたいな(笑)。もう"呪い"も個性の一部です。
――一度日程を発表してしまうと、調整は難しいのでしょうか?
アルバレス:本当に難しいです。特に告知が出ている場合は。最初のショーケースではスケジュールをずらしたことがあるのですが、かなり混乱しました。でも最終的にはなんとかなりました。
――前回の反応はどうでしたか?スイッチ2 と重なった影響はありましたか?
アルバレス:もちろんです!最初の TGAGWCAGA は、まさに The Game Awards と同時にやったからこそ話題になりました。そのおかげで多くの才能ある人たちと繋がれ、今に繋がっています。
だから、そういうチャンスが来たら迷いません。Xbox のショーケースを見た人が「もっとインディー見たいな」と思って、そのまま私たちのショーケースに来てくれるのが理想です。
――最後に、日本のインディーゲーム好きに向けてアピールをお願いします!
アルバレス:日本の遅い時間にSUGOIの配信になってしまって申し訳ないのですが、日本はコンソールの所有率が多いと聞いています。みなさん起きてからアーカイブを観てもらえたら嬉しいです!
――ありがとうございました!
コンソール版に焦点を当てたインディーショーケース「Awesome Console Showcase」は、10月29日午前3時よりプレミア公開されます。気になる方は視聴してみましょう。
※UPDATE(2025/10/28 14:05):記事を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。





