
NVIDIAは、開催中のテクノロジー見本市「CES 2026」にて、RTX 50シリーズ向け新技術「DLSS 4.5」を発表しました。
“4K・240Hz・パストレーシングON”はもう絵空事じゃない!?
NVIDIAはまず、これまでのNVIDIAの成果を発表。PCゲーミングは成長を続けているといい、Steam同時接続ユーザー数は記録的水準で、RTX Blackwell世代(主にRTX 50シリーズ)は過去最速のローンチを達成しました。
Blackwellで利用できるDLSS 4は、250以上のゲーム・アプリで利用でき、NVIDIA史上最速で普及したゲーミング技術であるといいます。2025年新作トップ20のうち80%がDLSS 4に対応したほか、2026年の注目作である『プラグマタ』『バイオハザード レクイエム』『007 ファースト・ライト』『Phantom Blade Zero』もDLSS 4に対応します。
そんな中発表されたのが、DLSS 4を更に進化させた「DLSS 4.5」です。NVIDIAはこのAIを活用した技術をもって、「4K・240Hz・パストレーシングゲーミング」を掲げました。これまでどれかを取ればどれかを犠牲にしなければならなかったものの両立を目指すわけです。
DLSS 4.5では第2世代Transformer技術をベースにしており、強化されたトレーニング手法と、より大規模なデータセットを用いることで、従来より多様な失敗パターンを学習できるようになりました。計算量は従来比で約5倍に拡大し、FP8による高速化と組み合わさることで、実用的な処理速度を維持しつつも、文脈をより深く理解しながら処理を行います。
ブレにくく、最大6倍まで可変フレーム生成
こうした基盤の進化は、ピクセルサンプリングの判断精度向上にもつながっています。DLSS 4.5のスーパー解像度では、時間方向の安定性が高まり、ゴースト(残像)が抑えられました。その結果、動きのあるシーンでも破綻しにくく、エッジ表現はより滑らかで自然なものになっています。
従来のDLSSでは、カメラを振ったときや高速移動中に、輪郭がにじんだり、残像のような表示が出ることがありました。DLSS 4.5では、過去フレームとの関係性をより深く理解しながら補完を行うため、キャラクターや背景が動いても形が安定しやすくなっています。
その結果、細い線や文字のブレ、動きのある映像のざらつきなどが低減されることが期待でき、「止まった1枚の画面をきれいにする」だけでなく、「動いている最中に破綻しないこと」を重視した進化が行われていることがわかります。
また、フレーム生成技術も進化。第2世代Transformerとマルチフレーム生成を組み合わせることでこれまでのDLSSでは固定だったフレーム生成の倍率が“可変”に。GPUが出す実フレームレートとモニターのリフレッシュレートを常時確認しつつ、高リフレッシュレート環境でもしっかり必要な分のフレーム生成を行ってくれます。最大6倍のフレーム生成も可能となっており、不自然なガタつきやヌルヌル感を抑え、より自然な映像に仕上げてくれるというわけです。
実測例として、重量級アクションRPG『黒神話:悟空』をRTX 5080環境・4K解像度・パストレーシングONの環境でプレイした際のDLSS 4とDLSS 4.5の比較データがお披露目。前者では184fpsとこれでも快適ではありますが、後者はなんと246fpsを実現しました。
DLSS 4.5は、2026年春頃より順次対応予定。NVIDIA App経由で400以上のタイトルに対応します。なお、最大6倍のダイナミックマルチフレーム生成はRTX 50シリーズ向け機能で、第2世代Transformerを用いた超解像度は既存のRTX GPUにも提供されます。
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