高円寺にある廃校をリノベーションした施設で、2026年3月20日にインディーゲーム向けオフラインイベント「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT2026」が開催されました。
本記事ではヨアケラボが開発を進めるビジュアルノベル『夜の名前』の試遊レポと開発者インタビューをお届けします。
ノスタルジックなアーケード音ゲー
本作は、2000年のアーケード音楽ゲーム文化を“読む”テキストベースのADVです。
主人公であるキリエは、かつて通っていたゲームセンターで発生したある出来事の真実を明らかにするために、10年ぶりに再会したゲーセン友達と一緒に当時を回想していく……といったストーリー。

全体的に淡い色合いが採用されていて、当時を思い出している感覚に襲われます。なんといってもスチルがかわいい!全体的に優しい印象を受けますね。

ノベル主体のゲームですが、非常に読みやすくスラスラと頭に入ってくる文章でした。純文学のような落ち着いた文章で心に染み入ります。
『pop'n music』を思わせる筐体名や、ゲーセン内で使用されているコミュニケーションノートなども出てきて、当時をゲーセンで過ごしたプレイヤーには滅茶苦茶刺さるのではないでしょうか。

“トリル”などの音ゲー用語も頻発し、思わずニヤニヤしながらプレイしてしまいました。体験版では詳細に触れられませんでしたが、ゲーセン友達であるチエはとある“罪”を抱えていることが明かされます。その正体は、一体なんなのでしょうか。実際のリリースが楽しみです。
ここからは、開発スタッフに行ったインタビューをお届けします。
懐かしい音楽ゲーム文化をノベルADVに
――本作を作り始めたきっかけを教えてください。
ヨアケラボ:共同開発者の一人がゲームセンターを題材にした創作の短編集の同人誌を出していまして、そこに自分も呼ばれて小説を書いたんですが、そこから何年か経ってこれをゲームにしたいという話が上がって、小説の原作ありきのゲーム化……というのが本作を作り始めたきっかけです。

――製作期間はどのくらいかかっていますか?
ヨアケラボ:去年の春くらいから作り始めたので、今で1年くらいです。リリースは今年の後半を目指しているので、1年半から2年くらいを想定しています。

――プレイヤーへなにか一言ありますか?
ヨアケラボ:一言、と言わずに3個くらいあります!1つ目が、こういうノスタルジックな2000年のゲームセンター、または音楽ゲーム文化をシナリオやグラフィックといった様々な角度から懐かしんでほしいです。2つ目は、かわいい女子二人の淡い感情の揺れ動きを楽しんでほしい所ですね。3つ目は、当時の音楽ゲーム文化をリスペクトした音楽、BGMそのものを当時の音楽文化の当事者である、プロの作曲家を呼んで、書き下ろしの新曲を書いてもらっているので、そこにも注目してほしいです。
──ありがとうございました!
『夜の名前』はPC(Steam)向けに開発中です。








