2026年3月20日から3月21日にかけて、東京・高円寺にてインディーゲームイベント「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2026」が開催されました。本記事では、INDIRECT SHINEが手がける『HARMA 亡国のエデン』の試遊レポートをお届けします。
滅びゆく王国で裏切りの王子が歩む復讐の旅路
本作は、かつて繁栄を極めた「ハルマ王国」の崩壊を舞台にしたダークファンタジー・ローグライクデッキ構築ゲームです。遠征から帰還した騎士団が突如として民を虐殺し、国王テロン・ハルマが行方不明になるという場面から物語が始まります。
主人公である王子のエデン・ハルマは堕落した騎士団に立ち向かうために剣を取りますが、その先に待っていたのは王国からの裏切りと汚名という過酷な運命でした。血生臭い戦場や不気味な悪魔たちの造形は非常に細かく、どこか懐かしさを感じさせつつも重厚で深い物語の世界を美麗かつ陰鬱なピクセルアートで描いています。


全4幕構成のストーリーモードのうち、今回のイベントでは第1幕を試遊しました。王道のローグライクデッキ構築のシステムがベースとなり、マップ上の分岐点を選択しながら進みます。敵との戦闘やイベントを経て自らのデッキを強化していきます。



バトルの核となるのは「カード」と「アーティファクト」の組み合わせです。本作独自のシステムとして、カードの威力はランダムに変化する3つのアーティファクトの「調律」によって決定されます。3つのスロットにあるアーティファクトの調律が成功するほど威力が増し、すべてが揃うことで追加効果を得られる仕組みになっています。


道中では300種類を超える多彩なカードやアーティファクト、属性ごとのユニーク永続効果が手に入ります。どの属性のカードを軸にするか、どのアーティファクトで爆発力を高めるかといった戦略を練りながら、ランダムに生成される過酷なダンジョンの攻略を目指すことになります。


運をねじ伏せる「調律システム」
本作の魅力は独自システムであるアーティファクトの「調律」がもたらす独特な駆け引きです。
従来のデッキ構築であればカードを出した瞬間にその効果が確定しますが、そこに「調律」という最後の一要素が加わります。ただし、決して理不尽な運任せのゲームではありません。エナジーとは別のリソースである「集中力」を消費することで、強制的に100%調律を成功させることができます。



リソースの温存か集中力で一気に攻めるか…一瞬の判断が数ターン先の生存を左右します。また、高難易度を謳うだけあって敵の攻撃は非常に苛烈です。戦略的なデッキ構築の深みと、アクションゲームのような一瞬の判断力を求められるスリル。この二つが高い次元で融合した非常に歯ごたえのある一作と言えるでしょう。
『HARMA 亡国のエデン』はPC(Steam)にて発売予定。現在デモ版を配信中です。













