公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー

刻々と変化するリアルな戦局。WWIIというロマンの主役は戦車と歩兵だ

連載・特集 イベントレポート
公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー
  • 公式コピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」に偽りなし。新作ミリタリーストラテジー『サドン ストライク5』の内容に迫る発表レポ&インタビュー

パンツァー・フォー!(戦車前へ!)

第二次世界大戦(以下、WWII)のヨーロッパ戦線を追体験するミリタリー・ストラテジー、『サドン ストライク5』が2026年4月23日に発売します(デモ版公開アナウンス)。発売に先駆け、販売元Kalypso Mediaはオンラインセッションのプレスツアーを開催しました。本稿はそのイベント内容、開発元Kite Gamesによるプレイウォークスルーと開発者インタビューをお届けします。

ウォークスルーはプレイ配信です。本作デザイナーTamás Szappanos氏、Adam Barnes氏が、シングルプレイ・キャンペーンの1ステージを披露しました。ドイツ軍がソ連軍本部モスクワに侵攻する史実の1局面で、装甲列車を主軸とした機甲部隊が敵防衛戦を突破する作戦です。プレイを通じ、本作の核となる「攻略の自由度が高いキャンペーンマップ」と「プレイヤーの攻略を補強するドクトリン・システム」を解説しました。

プレイウォークスルーより切り抜き。以下スクリーンショットも同様。

その見どころとなる2点は後述し、まずはウォークスルーの感想をお伝えします。公式キャッチコピー「これがリアルなWWII 塹壕で会おう」のとおりです。筆者はそのリアルさにロマンを感じました。勇敢な兵士が命を賭して祖国のために戦う、という戦場のロマンを圧巻のディティールで描いています。戦車と歩兵が砲撃をかいくぐり、防衛線を突き破る戦いが目白押しでした。勇ましくも緊迫感のあるBGMと、砲声に銃声、航空機のプロペラ音がその戦場を飾ります。

装甲列車の脇を戦車で固めて進軍するシーンは心がおどります。飛行場を偵察すべく、歩兵が先行して草むらに潜むシーンはドキドキします。その幾人が、さらに視界を取るべく匍匐前進で迫るところは胸が詰まりそうです。飛行場の確保、対空砲の爆撃を通じ、戦車燃料を航空投下が可能になったと知り、兵站が作戦の要だとわかります。市街に籠城する敵兵を建物ごと破壊するシーンは、これまでの戦いが実を結んだかのようでカタルシスを感じます。そうした「シーン」がすべてプレイヤーの采配から生まれると聞き、驚きました。

本作は2026年2月23日~3月2日開催のSteam Next Festでデモ版を公開し、そのフィードバックを反映したデモ版を4月16日に配信しました。本作購入を検討するゲーマーはデモ版を試遊しているでしょう。以下に、デモ版未プレイの方に向けた本作の概要と、前作『Sudden Strike 4』から数えて10年ぶりとなる新作要素を紹介します。そのあとで開発者インタビューをお伝えします。

『サドン ストライク5』はWWIIの地上戦がテーマのウォーシミュレーションです。シリーズ初代は2000年に発売し、ヨーロッパを中心にコアな人気を獲得してきました。本作のメインゲームはシングルプレイです。プレイヤーは3つの陣営、枢軸軍(ドイツ)、連合軍(イギリス・アメリカ)、ソ連軍を指揮し、ヨーロッパ戦線の史実に基づくミッションを攻略します。推定プレイ時間は約25時間のボリュームとのことです。最新作の見どころは次の3点となります。

  • シリーズ史上最大級の戦場サイズ

  • サンドボックス型のミッションデザイン

  • プレイヤーのスタイルに合わせたカスタマイズ

これら3点を、プレスツアーのウォークスルーに沿って紹介します。

先の紹介順と逆になりますが、ひとつ目の特徴は「自分のプレイスタイルに合わせたカスタマイズ」です。ミッション選択後に司令官を選びます。WWIIを象徴する戦闘教義「電撃戦」の立役者ハインツ・グデーリアンをはじめ、司令官は史実をモチーフにしたスキルを持ちます。プレイヤーの戦い方の好みにマッチした司令官を選び、追加スキルスロットで長所を伸ばし短所を補う、という構図です。

公式サイト動画の司令官ハンドブック

司令官の選択とカスタマイズは、2つ目の特徴「サンドボックス型のミッションデザイン」につながります。前作はマップに脚本があり、その脚本に沿って攻略するという展開でした。本作はマップ脚本をなくし、プレイヤーの進軍に敵AIプレイヤーが応じる構図となっています。クリア条件のメイン目標と、戦局を優位に傾けるサブ目標があり、それらへのアプローチはプレイヤーが選べるということです。

開発者はこのサンドボックス要素を強調していました。真っすぐにメイン目標の市街地へ向かうか、迂回して列車整備基地を確保するか。士官キャンプを占領して敵防衛線の情報を集めるか。2つある飛行場を両方押さえるか。市街地を裏から攻めるか。同じマップでも進軍ルート次第で違う戦場になる、とのことです。3つ目の特徴「シリーズ史上最大級の戦場サイズ」がここで役立っています。マップサイズを前作から4倍に広げ、進軍する方向の自由度を高めています。それにあわせて自軍・敵軍のユニット数も大きく増加したそうです。

本作のメインゲームはシングルプレイのキャンペーンです。プレス向け資料からキャンペーンの概要を紹介します。3陣営それぞれで、時系列順に歴史上の戦場を追体験します。ミッション後は兵士が家族に手紙を送る、という物語演出でキャンペーンへの没入を促します。また、司令官のスキルカードを入手する成長要素で次のミッションへのモチベーションを高めています。

このキャンペーンは任意に切替えができ、中には両軍の視点で楽しめるマップがあります。連続した物語を追うだけでなく、同時期の各勢力からヨーロッパ戦線を俯瞰する、という楽しみ方を許容しました。史実の追体験という点では、ユニットを300種類も実装したのは見どころでしょう。アニメ『ガールズ&パンツァー』をといった、他メディアで目にしたアイコニックな兵器がどの戦場で活躍したのかを追う遊びもできそうです。

ウォークスルーの感想は「これは手強そうなシミュレーションだ」です。視界外からの砲撃、敵航空機の爆撃をかいくぐり、強固な防衛戦を突き破るのは難しそうです。そうならないよう、偵察や支援を活用して敵軍の火力を削り、防御が薄い突破口をさぐる。そのさぐりに対し敵AIプレイヤーが応答し―― と、戦場が最もらしく反応する手強さを感じました。ビジュアルやサウンドだけでなく、刻々と変化する戦局も公式コピー「これがリアルなWWII」になっています。ミリタリーファンはもちろんのこと、攻略の手ごたえを感じたいハードコア・ストラテジーファンも期待が持てるゲームだと思いました。


以下はプレスツアーの開発者インタビューです。インタビュイーはウォークスルーと同じく、本作デザイナーTamás Szappanos氏、Adam Barnes氏となります。

左: Tamás Szappanos氏、右: Adam Barnes氏

開発元Kite Gamesはハンガリーのブダペストを拠点とするスタジオです。シリーズには前作『サドンストライク4』の開発から携わっています。有識者によるディープな質疑応答については、Steamの開発ブログにシリーズファンとのAMA(Ask My Anythere: 何でも聞いてのコーナー)がありますのでそちらをお読みください。本稿では、シリーズ未体験者やストラテジーゲーム初心者向けの質問に絞って紹介します。

――グラフィックがすばらしいと思いました。「戦闘の合間でも、このグラフィックやモーションは見てほしい」という、こだわりのポイントがあれば教えてください。

Kite Games:うれしい質問です。アート担当者がいてくれたらよかったのですが、私たちはゲームデザイナーですので答えづらいです。ご意見をいただいたことに感謝します。

――ユニットに関する具体的な説明はありますか? また、ユニットの歴史的背景を紹介する読み物はありますか?

Kite Games:UI上でダメージタイプや能力などの情報を表示しています。ユニット個々の背景はありませんが、戦場には年代や概要を紹介するテキストを用意しています。

――今回紹介した装甲列車のような、インパクトがある乗り物や兵器は他にも登場しますか?

Kite Games:一番パワフルなのは装甲列車です。パワフルですが破壊不能ユニットではありません。列車が壊されないよう守る必要もあります。この装甲列車は今回紹介した『ヴィテブスクの戦闘』の他に、『セヴァストポリ包囲』でも登場します。

――海上戦などはありますか?

Kite Games:本作はシリーズのテーマを継承し地上戦のみとなります。戦闘機や爆撃機はエアサポートとして登場しますが、主役は戦車や歩兵です。

――プレイ中に披露したユニット増援について詳しく教えてください。

Kite Games:増援は軍事チェックポイントの占拠で可能となり、名声を消費して増援パネルから購入します。名声ポイントの獲得方法は主に2つです。目標(Objective)の達成や、軍事前哨基地(Outposts)の制圧で、名声や作戦資源を獲得します。目標はミッションごとに異なりますが、前哨基地は常に名声を付与します。なお、ユニット上限はほとんどのマップで約200(=歩兵の数)です。戦車に2名搭乗するなら歩兵2人とカウントします。

――他のストラテジーゲームからインスパイアされた要素はありますか? また、マルチプレイモードの競技性へのこだわりについても教えてください。

Kite Games:開発のインスピレーションの主な源泉は『サドン ストライク4』『サドン ストライク1』『サドン ストライク2』です。シリーズの歴史とファンの思いを大切にしながら制作してきました。スタッフは『ディビジョン2』『Men of War』『Command & Conquer』など、さまざまなゲームをプレイしており、個人的には『Men of War』からインスパイアされた部分もあります。マルチプレイについては、前作『サドンストライク4』での反省を踏まえ、競技性よりも安定して楽しめることを優先して強化しました。

――すべてリアルタイムで動いているにもかかわらずタクティカルポーズ(ゲーム時間一時停止)があり、コントローラーにも対応している点が印象的でした。RTSのマニアックなファン向けではなく、幅広くカジュアルなプレイヤーを意識して作られているのでしょうか?

Kite Games:ジャンルとしてはRTSに分類されますが、どちらかというと「リアルタイムタクティカルゲーム」という位置づけで、シリーズを通してその方向性を大切にしています。ユニットをどこに配置し、どこからアプローチして占拠するかという戦略的判断を楽しんでいただくゲームです。

今日のプレイ配信はノーマルモードで、ジャンルが初めての方にも楽しめる難度です。しかし、ハードモードで星3つ(最高評価)を獲得するのはジャンルファンでも難しいでしょう。かなりの高難度になります。コントローラー対応は前作でも好評でしたので今作にも引き継いでいます。難度面、操作面は幅広いプレイヤーに遊んでいただきたいという思いで作りました。どうぞお楽しみください。


  • タイトル:サドン ストライク5

  • ジャンル:ミリタリーRTS

  • 発売予定日:PC、Xbox 2026年4月23日 / PS5 2026年5月21日

  • ハード:PC(Steam / Epic Games ストア)、Xbox Series X|SPlayStation 5(リンクは各ストアページ)

  • 希望小売価格:【デジタル】スタンダード:7,990円(税込)DXエディション:8,998円(税込)

  • 【PS5パッケージ版】DXエディションのみ:7,990円(税込)

  • 日本語対応あり(音声は英語 / ドイツ語)

  • プレイ人数: オフライン 1人 / オンライン 1~4人

  • 開発スタジオ:KiteGames

  • 発売元:Kalypso Media


サドン ストライク 4|オンラインコード版
¥2,498
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《野村光》

宇宙とSFとストラテジーと格ゲーが好きです。 野村光

ゲームレビュアー。2014年に商業誌デビューし、11年かけてレビュー・インプレッションを200本執筆。オールタイムインベストは『New Space Order』。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top