見た目はもはや宇宙船…!? ASUSの“AI搭載”新型ゲーミングルーターの何がスゴいのかチェックしてきた | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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見た目はもはや宇宙船…!? ASUSの“AI搭載”新型ゲーミングルーターの何がスゴいのかチェックしてきた

AIが通信内容を自動判別し、ゲーム・動画・会議など用途別に帯域を最適化してくれる超スゴいルーターがもうすぐ発売!

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見た目はもはや宇宙船…!? ASUSの“AI搭載”新型ゲーミングルーターの何がスゴいのかチェックしてきた
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ある日、Game*Spark編集部に届いた取材のお誘い。それは、「ASUSが新たなゲーミングルーターを日本で発売しますよー!」というもの。

なんでも、そのルーターにはAIチップが搭載されていて、なんだかとってもスゴいらしい……。ただのゲーマーの筆者の理解度はその程度でしたが、とりあえず内覧会に向かい、「どうスゴいのかチェックしてみようじゃないか!」と、さっそく取材をしてきました。

まず基本的な性能をおさらい

まずは、見た目からチェックしていきましょう。

今回の主役であるASUSの新製品、ゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE19000AI」です。Raptureシリーズお馴染みの、まるでSFの基地のような見た目はそのままに、カラーリングはホワイトで統一されました。

本体から伸びる8本のアンテナと、LEDで作られたROGのロゴマークがなんともサイバーな雰囲気。

アンテナは個別に角度調整ができ、XZ軸方向に180度、YZ軸方向に45度の可動域を持つため、家中のクライアントに最適なパフォーマンスを提供できるように設計したそうです。

内部はこのようになっており、色のついたヒートシンクの部分にCPUとNPU(AI用のプロセッサ)が同居している形です。ナノカーボンコーティングを施したヒートシンクと大型アルミプレートを搭載し、CPUとWiFiチップセットを効率的に冷却しているとのこと。

性能面としては、まずWi-Fi 7に対応したトライバンドルーターを見ていきましょう。2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を同時使用することで、最大19Gbpsもの通信速度を実現しました。

さらに有線は10Gポートが2つ、そのうちひとつはゲーミング専用ポートとして構成され、接続されたゲーミングデバイスを優先して最適化してくれるそうです。さらに2.5GのWAN/LANポートと、3つの2.5GLANポートが用意されています。

右端がゲーミング専用ポート。

普通に使うだけでAIが最適な通信環境をお届け!

そんな本ルーターを内覧会で紹介したのは、eスポーツキャスターであり、Esports Nations Cupの日本代表ナショナルチームマネージャーも務める平岩康佑氏

「(本機の)ゲームに関する部分にはちょっとテンション高めになりますけれど、お許しください」と前置きをしながら、解説していただきました。

まず最初に語られたのは、本機の最大の特徴でもあるAIを搭載したことによる新たな機能4つについて。

1つ目は「Router Assistant」です。これはルーターに話しかけて、トラブルシュートや設定変更ができるというもの。

AIに「ネットが遅いんだけど」や「動画がカクつく」といったことを入力すると潜在的な意図を解析し、後者なら例えばメディアモードの有効化を提案するといったアドバイスをしてくれるそうです。データベースをローカルで持っているため、例えば「ネットにつながらなくなった」などのトラブル中でも質問できるのが強みとしています。

他にもStarlinkとの互換性の確認、夜間のWi-Fiオフのスケジュール設定、パスワードを強化する方法や出荷状態のリセットなど、従来では設定メニューの奥に潜らないと到達できなかった操作へ、質問ひとつでたどり着ける利便性が強みと紹介されていました。

ただし、現状は英語のみ対応のようです。「日本語への対応の予定は?」という質問には、「現状は未定で、本社にもリクエスト中」「英語の質問の収集などを行った上で多言語に対応するという部分は、本社でも認識はしている」とのことです。

続く2つ目は「AI Game Boost」。これは通信の加速を1箇所だけではなく、3階層に分けて行う機能です。

レベル1のクライアント側の機能としては、以前までなら専用のゲーミングポートでのみ行われていたような優先帯域の割り当てを、Wi-Fiなり有線なりでつなぐだけで自動判別し行ってくれるというもの。

レベル2は、ルーター内部における「ADAPTIVE QoE」というシステムです。AIがリアルタイムでトラフィック分析を行い「これは動画」「これはゲーム」「これはオンライン会議」と判別し、帯域を自動で最適化してくれます。今まではユーザーが「ゲームを優先」といった設定をする必要があった部分を、AIが自動で行ってくれるわけです。

また、回線の混雑が起きる前に予想し、遅延に弱いトラフィックを先回りで守ったりすることもできるとのこと。

そしてレベル3は、ゲームサーバーへの「最短」ではなく「最速」のルート取りを行ってくれる機能です。

AIがゲームサーバーまでの経路をリアルタイムレイテンシーと混雑状況を動的に選び直し、Pingとパケットロスを最小化してくれます。さらに経路の品質が落ちた場合自動で切り替え、しかも接続は保護されたままそれが行えるという、もはやどういう仕組みなのかはわかりませんでしたが、とにかくすごい機能。

事前のテストでは、オンラインゲームにおける遅延が最大20%~40%削減されたそうです。ただ、日本においては海外の主要な国と通信する際は1本の直通な海底ケーブルを通る関係もあり、ほぼそれが最短・最速ルートになることが多く、想定ほど遅延が削減されない可能性もあるとのことでした。

3つ目は「AI Protection」です。これはローカルでブラウザのパケットを解析し、広告配信サイトのトラッカーをブロックしてくれるというもの。サードパーティクッキーやデジタルフィンガープリントまで遮断するため、「クロスサイト追跡を源から断つ」というセキュリティ設計となっているそうです。

また、ASUSの専用ソフトウェア「ASUSWRT」も6.0へとバージョンアップ。セキュリティ面では上記の機能に加え、24時間365日の自動更新や悪質サイトの遮断、脆弱性の保護、感染端末の自動隔離なども前バージョンと同じく行ってくれます。

最後、4つ目の機能は「AI Board & Built-in Docker」です。これは「だいぶ上級者向け」だそう。

例えばAI用のNPUがルーターに搭載されていることで、映像解析の代表的なオープンソースであるAI監視カメラシステム「Frigate NVR」などの演算を別のPCを介さずに直接可能であったり、「Docker」と呼ばれる仮想環境を構築するシステムが搭載されているため、NASやPCなど常時稼働の専用デバイス無しにコンテナ化されたアプリケーションを動かしたりできる、というもの。

このあたりは本当に「分かる人には便利なんだろうなぁ……」という感じです。実際異なるシステムのIoTデバイスを一元管理できるアプリなどを、追加のPC不要でルーター上で直接制御できるのは便利そうだなぁという印象。


そんなハードウェア・ソフトウェアどちらもトップクラスの性能を持つ「ROG Rapture GT-BE19000AI」の発売日や価格などは、今後発表予定。公式サイトでは商品ページもオープンしているので、「すごすぎて何が何だか逆に気になった」という方はぜひチェックを!

お土産にROGどら焼きを頂きました。美味。


ライター:KADEN,編集:八羽汰わちは


ライター/三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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