犬x『スイカゲーム』x『Balatro』!?『Dogpile』開発者インタビュー「おバカなところはとことんおバカに、頭を使うところはしっかり頭を使う」【BitSummit PUNCH】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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犬x『スイカゲーム』x『Balatro』!?『Dogpile』開発者インタビュー「おバカなところはとことんおバカに、頭を使うところはしっかり頭を使う」【BitSummit PUNCH】

犬の日常的な行動を、カードシナジーと組み合わせたゲームメカニクスに巧みに落とし込んでいます。

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犬x『スイカゲーム』x『Balatro』!?『Dogpile』開発者インタビュー「おバカなところはとことんおバカに、頭を使うところはしっかり頭を使う」【BitSummit PUNCH】
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5月22日から24日にかけて、京都府の「みやこめっせ」にて世界各国のインディーゲームが集結する大規模イベント「BitSummit PUNCH」が開催されました。実はそこには「出展していない」開発者も多く訪れています。

今記事ではそんななかのひとり、犬たちが主役のローグライクデッキビルダー『Dogpile』を手がけるStudio Follyの共同創設者兼ゲームデザイナー、Darcy w Smith氏に、何やらずいぶんユーモアとオマージュにあふれた作りの同作についてお話を伺いました。


『Dogpile』とはどんなゲーム?

――まず、『Dogpile』の特徴や魅力について教えてください。

Darcy氏: このゲームの特別なところは、カジュアルでおバカな遊び方もできる一方で、注意深くプレイすればするほど複雑さが見えてくるところです。カードや犬同士のシナジーを読み解いていくと、さまざまなゲームプレイメカニクスが複雑に絡み合い、非常に満足感のあるプレイ体験が生まれます。

――着想はどこから得たのでしょうか?

Darcy氏: 一番の着想源はもちろん『スイカゲーム』です。『スイカゲーム』にもっとゲームプレイの深みやリプレイ性を持たせたいと考え、『Balatro』のようなカードシナジーやデッキ構築の要素を組み合わせました。

なぜ「犬」なのか?

――ゲームのモチーフとして犬を選んだ理由を教えてください。

Darcy氏: まず、犬がかわいいからですね(笑)。それに、猫をモチーフにしたゲームはすでにたくさんありますよね。猫ゲームに大きなファンベースがあることは認識していますが、だからこそ少し違うことをやりたかったんです。私たち自身も犬が大好きですし、チームにも犬を飼っているスタッフがいます。さらに、うちのアニメーターが犬を描くのがとにかく好きなんですよ。

それと、私たちのスタジオがあるメルボルンは非常に犬に寛容な街で、あちこちにドッグパークがあり、リードなしで走り回れる場所もたくさんあります。日常的に犬と関わる環境なんです。

――普段の犬との触れ合いがゲームに反映された部分はありますか?

Darcy氏: ありますよ。犬のいろいろな行動の中で面白いなと思ったものを、ゲームメカニクスに落とし込んでいます。たとえば「吠える」という行動。犬が吠えたらゲーム内でどうなるだろう?と考えた結果、衝撃波が発生して周囲のものを動かすメカニクスになりました。ほかにも「穴を掘る」といった犬ならではの動きもゲームに取り入れています。

トレーラー撮影での珍エピソード

――開発中の印象深いエピソードはありますか?

Darcy氏: Day of the Devsのショーケースでトレーラーを制作したときのことですね。犬をたくさん登場させたくて、知人から犬を借りて10匹をスタジオに集めたんですが……犬同士の仲があまりにも悪くて、カメラの前に同時に3匹しか映せなかったんです(笑)。でも、とても楽しい経験でした。

Steamでは「圧倒的に好評」――プレイヤーの反応

――リリース後のプレイヤーからの反応はいかがですか?

Darcy氏: プレイヤーの皆さんには本当に気に入っていただけているようです。Steamでは96%の好評率で「圧倒的に好評」評価を獲得しています。信頼できるテスターのグループもいて、まだ未発表の新コンテンツをテストしてもらったりもしています。

――特に印象に残っているレビューはありますか?

Darcy氏: このゲームは、おバカであってほしいところではとことんおバカで、頭を使うところではしっかり頭を使う」というレビューですね。これは本当に嬉しかったです。あと、プレイ時間が数百時間を超えているレビューを見かけることもあります。自分たちが作った世界の中でそれだけの時間を過ごしてくれているというのは、最高の褒め言葉です。

ポップカルチャーの小ネタが満載

――日本のプレイヤーに特に注目してほしいポイントはありますか?

Darcy氏: ゲーム内のドッグタグ(モディファイア)にはさまざまなポップカルチャーのオマージュが散りばめられています。たとえば、ドラゴンボールZのスカウターの数字に対するベジータの反応をモチーフにした「Over 9,000」というタグがあったり、ポケモンへのリファレンスがあったりと、数百種類のタグの中に映画やテレビ、ゲームへのオマージュがたくさん隠されています。

私はポケモンや任天堂のゲームを遊んで育ったので、意識的に日本向けに作っているというよりは、自分のものづくりの中に自然と染み込んでいるんです。ぜひ色々探してみてください。

日本語対応と今後の展開

――日本語のローカライズ予定はありますか?

Darcy氏: 日本にもインディーゲームを愛するコミュニティが大きく存在することはわかっていますので、日本語ローカライズは、まもなく行われる予定です。新しい犬や新アニメーション、ゲームプレイを変えるタグなど、大きなアップデートも予定していますので、楽しみにしていてください。

――配信や動画での収益化についてはいかがでしょうか?

Darcy氏: もちろん大歓迎です。クリエイターの皆さんはコミュニティやゲーム文化にとって非常に大切な存在だと考えていますので、配信・収益化ともに問題ありません。

日本のファンへのメッセージ

――最後に、日本のゲーマーへメッセージをお願いします。

Darcy氏: 日本のゲーマーの皆さんともっと繋がりを深めていけることを、とても楽しみにしています。日本は多くの意味でビデオゲームの故郷のような場所です。この業界の一員でいられることを光栄に思いますし、皆さんに『Dogpile』を届けられる日が待ち遠しいです。


『Dogpile』はPC(Steam)にて配信中です。

ライター:Arkblade,編集:Akira Horie》

ライター/関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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