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Game*Sparkレビュー:『モービッドメタル』サイバーパンクな機械武者が駆ける、荒削りだが光るスタイリッシュ・ローグライト

機械の身体に、スタイリッシュアクションの快感を宿したローグライト。実績フルコンプリートまでやり込み、プレイ時間は30時間時点でのレビューです。

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『デビル メイ クライ』『ゴッド・オブ・ウォー』『ベヨネッタ』といったシリーズに代表される、スタイリッシュアクション。

その名の通り、操作しているだけで頭からドーパミンが出るような快感を味わえるジャンルに、尖った世界観を携えて登場したのが『Morbid Metal(モービッドメタル)』です。

本作は、3Dスタイリッシュアクションとローグライト要素を組み合わせた作品。プレイヤーは各セクションを攻略しながら、道中で提示される3択形式の強化を選び、装備や能力を更新していきます。最終的な目的は、エリアの奥に待ち構えるボスの撃破です。

2026年5月時点ではまだ早期アクセス版で、明確なストーリー要素はまだ薄く、基本的には「敵を倒す」「強化を選ぶ」「ボスを目指す」というシンプルなゲーム性になっています。

本稿では、現時点での早期アクセス版『モービッドメタル』を実績フルコンプリートまでやり込み、プレイ時間は30時間となる筆者の点数付きレビューをお届けします。

退廃した遺跡とサイバーパンクな機械武者

『モービッドメタル』の世界観は、退廃した遺跡をサイバーパンク感あふれるロボットキャラクターたちが探索するというもの。現時点では2面まで遊ぶことができ、各ステージのボスも機械文明を強く感じさせるデザインになっています。

また、全体的に和のモチーフが取り入れられている点も印象的です。侍、僧兵、忍者をコンセプトにしたキャラクターたちが登場し、無機質な機械の体と和風の意匠が組み合わさることで、本作独自の雰囲気を生み出しています。

筆者は人型ロボットが戦うアクションゲームが好きなので、この時点でかなり刺さるものがありました。

回避とキャラクター切り替えが生むスピード感

操作感は、冒頭で挙げた『デビル メイ クライ』や『ベヨネッタ』に近いものがあります。ただし、パリィで攻撃チャンスを作るタイプというよりは、回避を軸に立ち回るゲーム性です。

回避にはジャストタイミングがあり、成功すると特殊攻撃による反撃が可能になります。敵の攻撃を見切って回避し、そこから一気に攻め返す流れはかなり気持ちよく、戦闘のテンポも良好です。

また、本作の大きな特徴として、3体のキャラクターを状況に応じて切り替えながら戦うシステムがあります。キャラクターごとに役割や攻撃の性質が異なるため、単に1人のキャラクターでコンボを続けるだけでなく、切り替えを交えた連携を考える楽しさがあります。

この点では、近年のタイトルでいえば『ゼンレスゾーンゼロ』をどことなく彷彿とさせる内容でもありました。

装備の持ち越しはなく、拠点で基礎ステータスやボーナスを強化できるものの、実際の戦闘では道中で獲得した強化を活用して戦うことになります。

ボス戦は試行錯誤が楽しい

ボスはそれぞれ異なるギミックを備えており、初見では苦戦する場面も。しかし、戦闘を重ねる中で攻撃パターンや対処法が見えてくるため、トライアンドエラーによって攻略の糸口を掴んでいく楽しさがあります。

ただ敵を倒すだけでなく、「次はこう避けよう」「このタイミングでキャラクターを切り替えよう」と考えながら挑めるため、自分の上達を実感しやすい点は本作の大きな魅力です。

それら戦闘を盛り上げるBGMも非常に良い感じでした。流れる楽曲は、いかにもスタイリッシュアクションらしい高揚感のある内容。雑魚敵を倒しているだけでも楽しくなってしまいます。

ゲームプレイの手触りと音楽の相性が良く、戦闘の気持ち良さをしっかり底上げしてくれています。

説明不足と数値確認のしづらさは気になる

一方で、現時点では説明不足を感じる部分もあります。

たとえば「リーク」という要素。これはドットダメージ、いわゆる毒のような効果に近いものですが、攻略中はもちろん、拠点やロード画面でも十分な説明が見当たりません。

そして「オーブ」という要素は、敵を倒すと出現する玉が数に応じて追加確定ダメージを与えるものですが、これもまたゲーム内に明確な説明文はないのです。

そのため、プレイヤーは何度か試したり、説明文から「恐らくこういう効果なのだろう」と推測しながらプレイすることになります。

また、ローグライト作品として道中で獲得した強化要素は確認できますが、実数値を確認できない点も惜しいところです。

現在の追加攻撃力、クリティカル率、各種補正がどれくらい伸びているのかが見えないため、ビルドを組む楽しさをより深めるためにも、このあたりは今後わかりやすくなると嬉しいです。

早期アクセスとして今後に期待できる1本

『モービッドメタル』は、現時点ではコンテンツ量や説明面に荒削りな部分があります。しかし、戦闘の気持ちよさ、キャラクター切り替えによるスピード感、サイバーパンクと和風モチーフが融合したビジュアルには、明確な魅力があります。

公式からも今後のアップデートでステージ、ボス、キャラクターなどが追加されることが発表されており、早期アクセス作品としての将来性にも期待できます。

筆者は購入から2週間ほどで30時間近くプレイし、Steam実績もコンプリートするほどやり込んでしまいました。現時点でも、スタイリッシュアクションやローグライトが好きな人、人型ロボットが高速で戦う作品に惹かれる人には十分おすすめできる1本です。

実績コンプリート!

GameSpark レビュー 『モービッドメタル』PC(Steam)2026年4月9日(早期アクセス)

機械の身体に、スタイリッシュアクションの快感を宿したローグライト

GOOD

  • 戦闘の手触りが良く、動かしていて気持ちいい
  • 好みのキャラクターで複数のビルドを試すのが楽しい
  • 尖った世界観が癖に刺さる!

BAD

  • 現時点ではコンテンツ量が少ない
  • 用語やシステムの説明が不足している

ライター:みつみ,編集:八羽汰わちは



ライター/四海兄弟 みつみ

VRと対戦ゲームで生きてきました。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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