
Steamのライブラリを眺めながら、「今日は対戦やアクションよりも、のんびりしたゲームをやりたい……」と、時にはそんな気分の日もあるでしょう。そうした日に遊んでほしい、『Meadow』というゲームがあります。
『Meadow』は、『Shelter』シリーズを手がけるMight and Delightが開発したMMOゲームです。ゲーム内でプレイヤーは動物になりきって、気の向くままに散歩をしたり、偶然巡り合わせた他プレイヤーと旅を共にしたりできます。
本作は2016年に発売され、プレイヤー人口は今では決して多いとは言えませんが、それでも本作にしかない唯一無二の魅力があります。当記事では、そんな『Meadow』をどう遊び、どう楽しめるのかを、ゲームシステム等を解説しつつご紹介します。
ゲームを始めたら、あなたは動物

動物を選択してからゲームを開始すると、一本の巨木のそばに放り出されます。最初に動かす動物は、ほとんどの場合は小さなアナグマしか選択できません。辺りを軽く見渡してみれば、見えるのはだだっ広い草原、たくさんの木々、そして山々です。プレイヤーはこの広大な地を、気の向くまま赴くままに歩き回れます。


軽く周囲を見回ってみると、光っている花やエッセンスを見つけることでしょう。近づくことで取得します。これらの取得物はプレイヤー個人のスコアに換算され、一定数集めることで現在使用している動物のスキンや、新たな動物をアンロックできます。
収集物はカテゴリ分けされており、花・エッセンス・キノコ・クリスタル・スイレン(水面に浮いている花)のカテゴリがあります。

グラフィックの関係で収集物が見つけづらいと思ったら、マウスのミドルクリックを押すことで一定時間知覚モードを発動し、背景と収集物を簡単に見分けることができます。走り回りながらでも発動できるため、多用すると良いでしょう。
このゲームの目的って?
本作はMMOではありますが、戦闘やサバイバル、プレイヤー間の競争のような概念はなく、動物となったプレイヤーは何かに襲われて死んだり餓死したりといった心配はありません。目的らしい要素といえば、新しいスキン、動物のアンロック目的での収集物集めや、他のプレイヤーとの共同でのオベリスク巡り(後述)といったことになります。
ただ、それらの要素は副次的なものであり、本作の遊び方は「プレイヤーが動物になりきって、たまたま出会った他の動物と共に雄大な自然を気ままに歩きながら、風景を楽しむ」ことだと筆者は思っています。

というのも、プレイヤーは敵や時間に急かされる必要が無いからこそ、周囲の美しい景色や風の音、空の色、ゲーム内BGM等をゆっくりと鑑賞する余裕が生まれるのです。よって本作を遊ぶ上での目的の真髄は「ただ散歩を楽しむこと」だと思います。誰にも邪魔されず、他の動物と(あるいは、ひとりで)駆け回りながら自然の音や色を感じる時間は、『Meadow』でしか得られない時間かもしれません。
他の動物と出会ったら

人口の少ないゲームですが、しばらく遊んでいたら他のプレイヤーと出会うでしょう。本作にチャットは存在せず、意思疎通はエモートで行います。Tabキーを押してエモート一覧を開き、手を振って挨拶しましょう。挨拶が済んだ後、多くの場合は「一緒にオベリスク探さない?」という旨のエモートを貰うと思います。返事をして、仲間についていきます。

オベリスク巡りは本作唯一の協力プレイ要素で、複数の動物が集まり一斉に鳴くことでオベリスクを破壊できます。破壊した跡地からは、価値の高いエッセンスを取得できます。よって、他の動物と出会う=オベリスクを一緒に探す旅が始まる、ということが多いです。
ただ、オベリスクは予め決められた位置に立っているわけではないため、動物たちはオベリスクを求めて広大な自然をあてもなく駆け回ることになります。道中の花やキノコを採取しつつ川を泳いで渡り、時には山を登り共に旅をします。途中ではぐれてしまったら、マウスの左クリックで鳴き声を上げて位置を知らせましょう。多くの場合、他の動物もすぐに気付いて探しにきてくれます。初めて出会った他の動物と共にする一時の旅は、プレイヤーに得も言われぬ安らぎを与えてくれるでしょう。

別れも含めて、旅の魅力
出会いがあれば別れも必然。楽しかった旅もいずれは終わりの時間が来ます。本作は、デフォルト設定では互いのプレイヤー名が表示されず、その日一緒に歩いた他プレイヤーの名前を確認することはできません。名前も国籍もわからないため、別れ際に「この人と一緒に歩くのは、今日が最初で最後かもしれない」という思いを常に持ちながら別れることになります。まさに一期一会ですね。悔いが残らないよう、動物の可愛らしい絵文字や仕草を駆使して精一杯のお別れをするといいでしょう。

本記事執筆時点で、本作のプレイヤー人口は他のオンラインゲームと比較するとかなり低めです。多いタイミングでもサーバー内に10人(10匹)程度でしょうか。筆者がプレイする際、ログインする時間帯によっては、他の誰とも遭遇しない日もままあります。ですが、いつでも他の動物と会えるという保証がないからこそ、出会えた時の喜びもひとしお。偶然の出会いを大切に、一緒に散歩できる唯一無二の時間を堪能しましょう。

『Meadow』はどんな人に向いている?
上述の通り、ゲーム側が用意した目的らしい目的は、エッセンス等の収集や、オベリスクの巡礼くらいです。本作の魅力はそれらを片手間にこなしつつ、散歩を楽しんだり他の動物との交流を満喫することだと筆者は思います。そのため、ゲーム側が提示した明確な目標を次々と効率良く達成していくことが好きな人よりも、自分のペースで景色を眺めたり、寄り道をして楽しめる人に向いているのが、本作だと感じます。
ゲーム内で行きたい場所・やりたいことを自分で見つけて遊ぶのが好き
ゆったりとした自然の風景や音色に耳を傾けて、癒されたい
知らない動物同士で気兼ねなく旅したい・戯れたい
収集物を集めていろんな動物をアンロックして、お気に入りの動物で駆け回りたい
上記に当てはまる方がいたら、ぜひ本作を遊んでみてください。
『Meadow』は定価800円で配信中。「非常に好評」を維持しています。











