2026年8月8日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて「東京ゲームダンジョン13」が開かれました。
そこで『あなた、転売ヤーですよね?』を試遊してきました。

本作はカードショップを経営するシミュレーター。しかし、普通の経営シムとは一味違います。
それは、客の中に「転売ヤー」が混じっていること!
やつらは新弾のパックをごっそりと買ってくれる太客ですが、買えなかった人たちに高値で売りつけるため、回り回ってカードショップの評判が悪くなってしまいます。
誰にでも売るか、転売ヤーには売らないか、それともその時々でなんとなく決めるか……すべてはあなた次第です。

デモ版では、一日店長をやるという設定でした。
早速、近所のガキンチョが買いにきました。イガグリ頭の割に丁寧な物言いで、こちらを労ってくれます。ちょっとマセてるだけで、普通のお客さんでした。

続いて、チャラついた男が登場。「BOX全部くれ」と言い放ちます。
なんだか怪しいので、質問をしたり、身分証の提示を求めたりします。
すると、近所でもないくせにわざわざ買いに来ていたり、初めて会うくせに前にも会ったと言ったり、見え見えの嘘を吐き始めました。

証拠も揃ったので「問い詰める」パートに入ります。
ここでは転売ヤーたちの言い放ったセリフを参照し、矛盾点を暴きます。やっぱり転売ヤーだったんじゃねえか~!
ついに転売を白状した男に対して、追放・許容・制裁のどれかを言い渡します。追放はお店から追い出し、許容はわかったうえで販売し、制裁は警察に連行させるコマンドです。筆者はひとまず追放を選びました。
捨てセリフとともに消えた男。店の評判は守られました。逆に、転売ヤーだろうと売りまくることも可能です。まあ、さっきの礼儀正しいイガグリ君は来なくなるでしょうけどね……。

そんな調子で、外国人やワケアリ女子高生など、転売ヤーを撃退しまくり、なんとか一日店長終了。
さまざまな言い訳を考えてくる転売ヤーを追い返すという、ロジカルな舌戦も楽しめる一風変わった経営シミュレーターでした!

開発の雅さんにお話を伺いました。
――『あなた、転売ヤーですよね?』のコンセプトについて教えてください。
雅転売ヤーを見抜きながら、カードショップを経営していくゲームです。
ただし、転売ヤーを見つけたら必ず撃退する、というゲームではありません。見抜いたうえで、その相手にカードを売るかどうかはプレイヤー自身が判断できます。
転売ヤーを徹底的に排除する店にしてもいいですし、逆に店に入り浸ることを許しても構いません。転売ヤーに商品を売れば売上にはなりますが、その一方で人気店にはなりにくくなります。コアなカードゲームファンから目の敵にされることもあります。
店の評判も確認できるようになっていて、プレイヤーがどのような経営をするかによって変化していきます。また、ゲームにはストーリーも用意しています。

――開発期間はどのくらいですか?
雅現在までで、およそ4カ月です。
――発売時期について教えてください。
雅年末から来年頭くらいの発売を予定しています。その前に、9月ごろを目安に体験版を公開できればと考えています。
――このゲームのアイデアは、どこから生まれたのでしょうか?
雅もともと自分自身がトレーディングカードのコレクターで、実際に転売の問題を目の当たりにしてきたことがきっかけです。そのせいでカードを買えなかったので……。
ただ「転売ヤーを裁くゲーム」にしてしまうと、どうしても作り手の主観が強くなりすぎてしまいます。そのため、単純に善悪を決めつけるのではなく、いろいろな立場や意見をゲームの中に取り入れるようにしています。

転売ヤーを見抜いて追い返すもよし、商売と割り切って売るもよし。カードショップ経営という身近な題材に、転売問題をうまくゲームとして落とし込んだ作品でした。
製品版ではストーリーも用意されるとのこと。店長としてどんな答えを出すべきなのか……発売を楽しみに待ちたいですね。
『あなた、転売ヤーですよね?』はPC(Steam)にて配信予定です。











