個人ゲーム開発者の塩惺瑛(Shoei Sio)氏は、『Cyan Heart』を2026年10月9日にPC(Steam)で発売することを発表しました。
正面が見えない「自撮り視点」が生む恐怖
本作は、異色の「自撮り視点」で追体験するホラー探索パズルアドベンチャーです。カメラで自身を撮影し続ける少女を、画面越しに背後や足元を確認しながら操作し、進行方向が見えない独特な操作感と恐怖の中で、謎を解き、障害を回避して目標へと進んでいきます。発売日決定に合わせてリリース告知トレイラーも公開されています。

プレイヤーは主人公の少女が持つカメラの映像だけを頼りに探索します。画面には常に彼女自身の姿と背後が映り、正面は見えません。表情の変化から状況を読み取るという、前例のないカメラワークが特徴です。体験版からの進化では、キャラクターが行ける場所や気になる場所をチラ見するシステムと、行きたい場所にピンを刺して自動で移動するシステムを実装。主人公はウシャンカを被った少女で、常に緊張した表情を見せます。

舞台は、あらゆる物理現象を永遠に模倣し続ける特異なエネルギー「マゼンタハート」によって成り立っていた世界です。突如そのエネルギーはシアン色へと変化し、形をもつ物すべてをシアン色に変える危険な存在「シアン」となって、生物や機械を狂わせていきます。少女は「シアン」の侵食を食い止める何かがあると噂される放棄された施設へ、たったひとりで足を踏み入れます。仲間との通信記録を通じて、なぜ彼女が自撮りをして記録を残すのか、行為そのものに隠された謎が明らかになっていきます。

開発者の塩惺瑛氏は、本作について次のようにコメントしています。
本作は、単に自撮り視点という奇抜なカメラを用いた遊びや、パズルに重きを置いたものではありません。私が本当に作りたかったもののビジョンとして、物語的に意味を持つ「行為」としての自撮りをさせたい、という思いが開発初期からありました。
デザインを専攻する大学生である塩氏は、あえてストレスフルで実験的なこの視点を貫いたのは「自分の中ではかなりの挑戦だった」と振り返ります。自撮り視点を貫くことでこそ価値が生まれる「この世界を観測する」という行為を、一つのゲーム作品として表現したいという思いで完成させたとのこと。本作は、開発者である塩氏と主人公「サラ」のエゴで出来上がった作品だと語っています。
主な特徴
前例のないカメラワーク:「自撮り視点」のみでゲームが進行。見えない正面の恐怖と、表情の変化から状況を読み取る新しいプレイ体験。
特異な世界観とパズル:ローポリゴンで構成されたサイケデリックでデジタルな雰囲気の施設を舞台に、この世界特有のエネルギーを利用したギミックを突破します。
視点に隠された物語:なぜ彼女は自撮りをして記録を残すのか。仲間との通信記録を通して、行為そのものに隠された謎が明らかになります。
『Cyan Heart』は、PC(Steam)向けに2026年10月9日発売予定。価格は1,300円です。








