
皆さん、狩猟してますか?現実世界では何かそ狩猟したり、あるいはペットにしたりなんてそう簡単なことではありません。でもゲームなら両方叶えられます。今回はJotoyoが開発する、狩猟アクションとライフシミュレーションを融合したアクションRPG『Monster Fantasy』、2027年リリース予定の本作のプレイテストを体験する機会を得たので、その手触りをお届けします。
記憶を失った勇者としてエルドラス王国を冒険し、巨大モンスターを討伐しながら、村では釣りや料理、村人との交流も楽しめる——という「伝説と日常が交差する」構造の一作。今回は主に狩猟パートを中心に触ってきました。一見スローな見た目だけど内容は全然スローじゃないぞ、このゲーム。
武器は4種類――「剣+盾」「二刀」「弓」「杖」
まずは今回体験できた装備を紹介します。本作の武器は4種類。順に見ていきましょう。
剣+盾――見た目は片手剣、中身はランス

「剣+盾」という構成から『モンスターハンター』シリーズの片手剣を想像していたのですが、実際に振ってみるとランスの方が近い手触りでした。
本作で唯一のガード可能武器という立ち位置です。ただし通常のガードでは、直撃した場合の半分程度しかダメージを軽減できません。守っているつもりでもゴリゴリ削られます。
大事なのはジャストガード。敵の攻撃の直前にガードすることでダメージを0にでき、同時にゲージを獲得できます。
そしてこのゲージを使うと、オーラを纏った薙ぎ払いを放てたり、突進攻撃に追加ダメージが入るようになったりする。つまり「守りを固める武器」ではなく、「受け切って反撃に変える武器」として設計されているわけです。
二刀――太刀の系譜から、双剣へ

「二刀」は感触としては『モンスターハンター』シリーズの太刀に近い武器です。
攻撃を当ててフィニッシュ攻撃まで繋げるとランプが1つ点灯。これを積み重ねてランプ3つ(白ゲージ)まで到達したあと、納刀からの抜刀攻撃を敵に当てることで赤ゲージへと変化します。
そしてこの赤ゲージ状態のときだけ、もう片方の手にも刀を持ちます。ここからの攻撃が実に良くて、太刀と双剣のいいところ取りをしたような攻めが可能になる。
体感ですが、赤ゲージ中のDPSはおそらく4武器の中で最も高いと思われます。ゲージを育てて、納刀抜刀という一手間を踏んで、ようやく本領発揮。この「段階を踏む」感覚がクセになります。
弓――溜めて、密着して、そして浮く

「弓」は、おおむね『モンスターハンター』シリーズでイメージする弓の動きとほぼ同様です。溜めた時間に応じてダメージが増加していく、お約束のような仕様。
強力なのが密接距離での拡散攻撃で、矢が敵に刺さった後に追撃が入ります。そして追撃の回数は溜めた時間に比例するようなので、しっかり溜めて全弾当てたいところ。近づいて撃ち込むほど美味しい、という距離感の設計も含め慣れている人にはすぐ馴染むと思います。
そしてもうひとつ、なぜか弓を構えていると空中で浮遊できます。しかもそこから連射も可能。理屈はよく分かりませんが、便利です。
杖――マナをセットし、浮いて、魔法陣を展開する

そして本作で最も独特なのが「杖」。
まず前提として、何もない状態で殴ると弱いうえに隙も莫大。そのまま振り回す武器ではありません。
ではどうするか。まず「マナ」をセットします。
マナは火・土・水・風の4種類があり、最大4個まで保持可能。5つ目をセットした場合は、一番古いものが捨てられるという押し出し式です。なおマナをセットする際の隙はほぼありません。
マナを溜めたら、空中に浮遊することで、セットしたマナを使って魔法陣を展開します。そしてどのマナをどれだけ魔法陣化したかによって、攻撃手段や属性が変化する——これが杖の核心です。
正直、扱いは難しいですし考えることも多い。ただ、弓よりも圧倒的に遠距離から攻撃できるうえ、敵の弱点属性を狙いやすいという明確な強みがあります。手数を捨てて、組み立てと属性で殴る武器。4種の中では最も「自分で設計している」感覚が強い武器でした。
村で準備――任務を受け、レシピを買う


戦いのフィールドに出る前に、まず村で任務を受諾しておきます。
内容はアイテムの収集や特定の装備の制作など。こなすことでゲーム内通貨を入手でき、その通貨でレシピを購入することで、武器や防具、道具、アイテムや料理が作れるようになります。
装備を整えて、より良い素材を採れるようにし、より強いモンスターを狩り、さらに良い素材を得て——という循環を回していく作りなのでしょう。なお今回はテストということで、お金さえあれば全てのレシピや武器・防具・道具が購入できる状態になっていました。
フィールド――変わらぬ良さと利便性


フィールドに出ると、草むらや鉱石スポット、きのこが拾えるスポットなどが点在しており、調べることで素材アイテムが手に入ります。このあたりは狩猟ゲームでおなじみの光景です。
面白いのが、初期段階でも採取道具自体は装備しているものの、より良い道具を作って装備することで拾える素材も良いものになっていくという点。採取そのものが装備更新の対象になっているわけです。
移動面ではワープポータルが各所に設置されており、一度触れたポータルはいつでも利用可能に。広いフィールドを行き来するストレスは抑えられています。
そしてありがたかったのが装備の扱い。戦闘中でなければ、鞄に入っている装備はいつでも交換可能です。しかも鞄のキャパシティがかなり大きいため、4種類の武器種を全て1つずつ常に持ち込んでも余裕がある。相手に合わせて武器を持ち替えながら試せるのは、テストプレイとしても非常に助かりました。
一癖も二癖もある大型モンスター
今回のテストで戦えた大型モンスターも紹介しておきましょう。
リスグマ

おそらく最初に戦うことになる相手。感触としては、狩猟ゲームでよくいる大型の獣型モンスターといった趣で、タックルが厄介です。
そして重要なのが、初期装備だと普通にダメージが痛く、全然倒せないということ。装備のアップグレードは必須だと早々に思い知らされました。前述の「任務→通貨→レシピ→装備」というサイクルを回す動機づけが、ここでしっかり機能しています。
なお現状、ソロモードであれば何度やられても特に問題はなさそうでした。
カブトガメ

次に立ちはだかるのが「カブトガメ」。甲殻類型のモンスターです。
水ブレスを吐いてきますが、一番の問題は水の推進力を活かした高速タックル。直撃すれば大ダメージ必至で、あの巨体からは想像できない速度で突っ込んできます。
グリフォン――今回のテストにおける大ボス

そして今回の大ボスポジションが「グリフォン」。これが本当に手強かった。
空中に飛んで羽を飛ばした後にタックルしてきたり、ほとんどノーモーションの爪による薙ぎ払いを放ってきたりと、攻撃の引き出しが多い。しかも火力が非常に高く、防御力が4桁ないとちょっとした攻撃でも即死しかねない水準です。
さらに終盤では、周囲一帯を巻き込む大技まで繰り出してきます。直撃すれば当然死にます。
飛行し、羽を飛ばし、高火力でまとわりつき、極めつけに大技。テストの締めを飾るに相応しい相手でした。
狩猟ゲームの文法を踏まえつつ、一方で完全に独自の武器を用意してくる。どこかで見た形をしていながら、中身は別物——というのが、今回のプレイテストで得た印象でした。
村での暮らしやモンスターのテイム、騎乗といった要素まで加わったらどれだけ面白さが拡大していくのか。今から楽しみです。
タイトル:Monster Fantasy
開発・パブリッシャー:Jotoyo
対応プラットフォーム:PC(Steam)
発売日:2027年(予定)
日本語対応(インターフェース・字幕)











