『鬼武者 Way of the Sword』の舞台「京都」を発売前に聖地巡礼!清水寺・安井金比羅宮・六道珍皇寺・建仁寺を巡る現地ツアーレポート | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『鬼武者 Way of the Sword』の舞台「京都」を発売前に聖地巡礼!清水寺・安井金比羅宮・六道珍皇寺・建仁寺を巡る現地ツアーレポート

ゲーム内に登場する清水寺と安井金比羅宮、六道珍皇寺と建仁寺を発売前に巡りました。

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2026年9月4日、20年ぶりとなるシリーズ完全新作の『鬼武者 Way of the Sword』が発売されます。

本作は「宮本武蔵」を主人公とし、そのフェイスモデルに日本を代表する俳優「三船敏郎」を起用していることや、異形の怪物「幻魔」たちを斬る“バッサリ感”など、いくつもの特徴がありますが、江戸時代初期の「京都」を舞台としている点もその1つです。

ストアページより引用

今回Game*Sparkでは、カプコンによるゲーム内に登場する京都名所ツアーに参加する機会をいただいたので、実際のゲーム画像と比較しつつ、ツアーの様子をお届けします!

先行プレイ記事はコチラ!

体験版でも訪れる世界遺産「清水寺」

まず向かったのは、体験版で武蔵の宿敵「佐々木巌流」と戦った「清水寺」です。本作では瘴気によって恐ろしい地へと変貌し、多くの人々が幻魔の手にかけられ、まさに地獄絵図と化していました。

もちろん実際の清水寺はそんなことはなく、古都京都の文化財として世界遺産に登録されています。約1250年前の778年(奈良時代、宝亀9年)に開創され、創建以来10度を超える大火災に見舞われながらも、その都度再建されてきました。現在の清水寺は、ほとんどが江戸時代の1633年(寛永10年)に再建されたものです。そんな長い歴史を持つ清水寺は、暑い中でも参拝客であふれる、京都で人気の観光スポットです。

最初に見えたのは正門の「仁王門」。こちらは応仁の乱の戦火で1469年(文明元年)に焼失しましたが、1500年前後に再建され、2003年に解体修理されています。右奥に見えるのは「西門」と「三重塔」です。

ゲームと現実では狛犬の姿が違いますが、現在の狛犬は1994年(昭和19年)に奉納されたものだそう。

階段を登って「西門」へ。現在の建物は1633年のものだそう。こちらは体験版だと道が塞がれているため近寄って見ることはできませんが、遠くから確認することは可能です。

西門前の「祥雲青龍」こちらは2015年(平成27年)に清水寺門前会結成30年を記念とし寄進されたものです。
振り返ると、遠くに「ニデック京都タワー」が見えます。

本堂」に向かい、いざ清水の舞台へ。ツアーではその前に、本作の成功を祈ってご祈祷を体験させていただきました。聖域である正堂に入り、間近で観音さまを見る機会はなかなか無いため、貴重な体験です。

そしてこちらが有名な「清水の舞台」。体験版で巌流と戦った場所ですね。舞台の高さは約13メートルで、“段差”も再現されていますが、ゲームでは躓かないよう少し控えめになっているとのこと。確かに段差が激しいため、このままだと戦いづらそうです。

実際の段差は、気をつけないと転んでしまうほどの大きさです。
段差を気にせず戦えるところに、2人の強さが現れているのかも……?

屋根や格子戸も再現されており、本作の再現の細かさを改めて感じられました。

そして、モーションアクターさんによる「お父…!」の再現も。体験版でも見られる、無慈悲なシーンのひとつです。

『鬼武者』の扇子を持った、本作のディレクター二瓶賢氏とプロデューサーの門脇章人氏のお写真も撮らせていただきました。

舞台から見下ろす木々や建物の景色は、普段ビルが立ち並ぶ街を見慣れている筆者からすると新鮮で、心身ともに癒やされました。

上から見る「音羽の滝」

ひと通り舞台を見た所で、本堂から先の「阿弥陀堂」と「奥の院」へ向かいます。

左から、「阿弥陀堂」と「奥の院」

こちらの通り道も「試遊で遊んだところだ!」と地形からすぐにピンときました。

奥に見える建物は「釈迦堂」
試遊では、すぐそばにアイテムがあった「地蔵尊」も。

こちらの赤い建物が「阿弥陀堂」。江戸時代初期の1631年に再建されました。ゲームでは朱色ではなく、やや落ち着いた印象です。

振り返って撮った写真。現実ではお店がある場所に、ゲームでは荒れ果てた建物が見えます。

奥の院」は「音羽の瀧」の真上に建っており、現在の建物は本堂と同時期の1633年に再建され、2017年に修復が完了しました。こちらは参拝客が多く全体の写真が撮れなかったのですが、奥の院にも本堂と同様の舞台があり、本堂を眺めることができます。

ゲーム内の「奥の院」

「釈迦堂」と「阿弥陀堂」の間には、「百体地蔵堂」があります。こちらは1921年(大正10年)に建立されたため、江戸時代初期を舞台とした本作では見られません。

名前の通り、お地蔵さんがたくさん……!

来た道を戻り、今度は階段を降りて「音羽の瀧」へ。両脇の石段が中央で合流する構造になっており、こちらもすぐにゲームで降りた階段だと分かります。

武蔵は軽々と降りていましたが、筆者はあまり体力がないのもあって、「実際に降りるとかなりキツい……!」と感じました。バランスを崩して転ばないかと不安にもなってしまったため、手すりもなしに降りられる武蔵の“体幹”の良さも感じます。筆者が運動不足なだけかもしれませんが……。

転ばないかドキドキしながらも無事に階段を降りきって「音羽の瀧」に到着。こちらは清水寺の開創の起源であり、寺名の由来となった瀧と伝えられています。

見ているだけでも涼しい……。
実際はきちんと並ばなければいけませんが、ゲームでは気にせず中に入ることも可能。

音羽の瀧から歩いて仁王門まで戻り、清水寺のツアーは終了です。途中では清水の舞台を下からも見ることができ、格子状に木材を組んだ特徴的な「懸造り(かけづくり)」の構造を眺められます。

実際に歩いてみると、境内は思っていた以上に広く感じました。それでもゲームをプレイしていたときの感覚とそれほど大きな差はなく、距離感や建物の大きさも実際に近い形で再現されているのだと実感します。

「清水の舞台」比較
「音羽の滝」へと向かう階段の比較
「音羽の滝」比較
モーションアクターさんによる「お父…!」比較

現実では正門前から清水坂に沿って様々なお土産ショップや食事処が並んでいるので、参拝した後はぜひそちらにも寄ってみてはいかがでしょうか。

ゲームではボスの羅掌願とも戦った「安井金比羅宮」

お次は縁切り・縁結びで有名な「安井金比羅宮」。本作では瘴気と幻魔の影響で花が咲き誇り、参拝者の祈りや願いが歪められてしまう恐ろしい地となっていました。ボスの「羅掌願(らしょうがん)」とも、ここで戦いますね。

入口には大きな鳥居と看板が。一礼をし、安井金比羅宮へと向かいます。

周りは住宅街で、こんなに普通の家が並ぶ場所に有名な神社があるのかと少し驚きました。進んでいくと、手入れされた木々に趣のある道になり、神社が近づいているのを感じます。

ゲームでも、瘴気の影響ではありますが木花の美しい道でした。

道を抜けると、「金比羅会館」と「縁切り縁結び碑」が見えてきました。こちらは比較的近年に出来たものなので、ゲーム内にはありません。

1980年に出来た名所「縁切り縁結び碑」。御本殿に参拝した後、形代に願い事を書き、持ったまま念じながら表から裏へくぐり、裏から表へくぐった後に形代を碑に貼ります。

道なりに進み、「本殿」へ。主祭神の「崇徳天皇」は、戦によって阿波内侍(あわのないし)と別れざるを得なかったため、人々が自身のような悲しい境遇にあわぬよう幸せなえにしを妨げる全ての悪縁を切って下さるそうです。試遊では扉が閉まっていたため立ち入れませんでしたが、実際にはこのようにお参りすることが可能です。

本編では「八大力尊」を探すクエストがありますが、こちらも実際には最初から8体すべてがきちんと揃った状態で見ることができます。兄弟という設定がありましたが、そちらは本作でのオリジナル要素で、実際はかつて境内にあった蓮華光院の御堂の柱を支えていた8体の力石が由来とされています。

ゲーム内の社は、もう少しこぢんまりとした印象。
頼もしい顔つきをしているが、どこか可愛らしい印象も。
並べてみると、しっかり再現されているのが分かります。

またその隣には、古い櫛をお清めして供養する「久志塚(櫛塚)」があります。こちらは9月に行われる「櫛まつり」というお祭りで使用されるのだそうです。

人の縁だけでなく、病気や酒、煙草、賭事など全ての悪縁を切ることができる安井金比羅宮。京都を訪れた際は、顔を出してみるのも良い縁なのではないでしょうか。

「安井金比羅宮」までの道比較
「八大力尊」比較

武蔵たちの拠点となる「六道珍皇寺」

次に向かったのは、「六道さん」の名で親しまれている「六道珍皇寺」。本編では、武蔵たちの拠点としてお世話になるお寺です。

稽古や強敵との再戦をする「鍛錬の間」に行くための「迎え鐘」も本堂のすぐそばにあります。この鐘は、古来よりその音響が十萬億土(じゅうまんおくど)の冥土にまで届くと信じられ、亡者はその響きに応じてこの世に呼びよせられるのだとか。ここから異空間の鍛錬の間に飛ぶというのも、納得できますね。

縄を引くと、鐘の音が鳴ります。

迎え鐘の反対側には、カラフルな前掛けをしたお地蔵さんがたくさん並んでいます。

本堂に入ると、室町時代の境内の様子を描いた「珍皇寺参詣曼荼羅(ちんのうじさんけいまんだら)」や、地獄・極楽図の「熊野観心十界曼荼羅(くまのかんじんじっかいまんだら)」を鑑賞できます。

左から「熊野観心十界曼荼羅」、「珍皇寺参詣曼荼羅」
ゲーム内にも、奥に「珍皇寺参詣曼荼羅」と思わしき絵が。

そして本作にも登場する「小野篁(おののたかむら)」の肖像画も。小野篁は平安初期の官僚ですが、閻魔王宮の役人ともいわれ、昼は朝廷に出仕し、夜は閻魔庁につとめていたという伝説があります。彼が冥土への往路の入口として使っていたのが、六道珍皇寺にある井戸なのだとか。


「薬師如来坐像」が飾られている所には、小野篁が座っています。

本堂背後のお庭へ出ると、「黄泉がえりの井水」と、小野篁が冥土へ向かうのに使ったとされる「冥土通いの井戸」があり、さらに近年旧境内地から発見された、冥土から帰るのに使ったとされる「黄泉がえりの井戸」も今回特別に見せていただきました。

黄泉がえりの井水
冥土通いの井戸
奥に井戸らしきものが見えます。
井戸を覗いてみると、かなり深い……。ここから出入りしていたのでしょうか。


黄泉がえりの井戸
中を覗いてみると……。

こちらでは、水につけると結果が浮き出る水占い「みずみくじ」を体験させていただきました。

文字が浮き出る紙、という珍しいおみくじにどんな結果になるのだろう、とワクワクしながら黄泉がえりの井水にひたしてしばらく経つと……。

浮き上がってきた!

結果は!どのカテゴリもとにかく「心長くせよ」とのことでした。こちらは時間が経って紙が乾くとまた文字が消えてしまうので、もう一度結果を見たい場合はふたたび水にひたす必要があります。

そして、普段は公開されていない「閻魔堂」にある「閻魔大王像」を今回特別にお見せいただきました。ギョロリとした目と、迫力あるお顔に思わず背筋を正されます。

ゲーム内では、御守を強化する場所として使われます。

閻魔大王像に加えて、衣冠束帯姿の「小野篁像」も特別に拝見することができました。こちらも普段は見ることができない、貴重な像です。

左は「冥官像」で、右は「獄卒像」

平安初期の官僚でもありながら武芸にも秀で、また学者・詩人・歌人としても知られ、背丈も六尺二寸(約188cm)あったという小野篁。本作でどのような活躍を見せてくれるのか、注目してみるといいかもしれません。

「迎え鐘」比較
「薬師如来坐像」比較

庭や屏風、天井の絵など見どころ満載な「建仁寺」

最後は京都最古の禅寺である「建仁寺」。こちらは試遊では訪れませんでしたが、序盤でも探索すれば見つかる場所にあり、そちらではボスとの戦闘が待っているのだとか。

中に入ると、江戸時代の画家「俵屋宗達」が手がけた国宝「風神雷神図屏風」がお出迎え。現在は京都国立博物館に寄託されており、建仁寺で展示されているのは高精細な複製作品だそうです。

暗い部屋の中にライトが下から当てられており、雰囲気たっぷり。

広い境内の庭はどこを見ても砂の跡や石の配置が美しく、見ていて飽きません。

こちらは「◯△▢乃庭」というそう。
畳の部屋と庭や通路の間隔に、侘び寂びを感じます。

襖には様々な絵が描かれており、桃山時代から存在する重要文化財も数多く展示されています。

こちらは「潮音庭(ちょうおんてい)」といい、2005年(平成17年)に現代の作庭家・北山安夫氏によって手がけられました。4方向から鑑賞できる庭となっており、どこから見ても美しさを崩さないよう、石が巧みに配置されています。

こちらは「大雄苑(だいおうえん)」。昭和初期に活躍した作庭家・加藤熊吉によって1940年に作られました。足跡ひとつない繊細な砂の線を見ると、どうやって描いたのだろうと不思議に思います。

そして、「法堂」の天井にある「双龍図」。こちらは作中の江戸時代初期にはなく、建仁寺創建800年を記念して2002年(平成14年)に描かれたものだそうですが、「ゲームで得た体験と実際に行った時に同じ物がある感動をして欲しい」というこだわりからゲーム内に実装されたそうです。

中は広いので、たしかにボスとも戦えそう。

これにてツアーが終了。発売前に本作に登場する京都の地を巡りましたが、この時点でも再現度やこだわりがうかがえる作品になっていると感じました。本作をプレイして、スクリーンショットを並べながら各地を観光すると、また新たな発見があるのではないでしょうか。ぜひ、実際に京都に訪れてゲームと同じ部分や違う部分、空気を感じてみてください


『鬼武者 Way of the Sword』は、PS5/XBOX Series X|S/ニンテンドースイッチ2/Windows(SteamEpic Games StoreMicrosoft Store)向けに9月4日に発売予定です。



【PS5】鬼武者 Way of the Sword
¥7,296
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:もぐ水,編集:みお


ライター/カントウ25区 もぐ水

主にアクション・シューター・ADVなどジャンル気にせずいろいろ遊びます。 サウンドがカッコいいゲームやロボットが出てくるゲーム、血みどろなゲームが特に好きです。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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