
昨年のPSXにて初めて披露され、新システムや参戦キャラ発表などで注目を集めている『ストリートファイターV』。E3 2015のカプコンブースでは、スペースのほとんどを占有し『ストV』を大々的にお披露目。プロゲーマーによるトーナメントや撮影ブースなども展開していました。

E3 2015の二日目に行われていたトーナメントでは、筆者が到着したところプロゲーマーウメハラ選手の「リュウ」とジャスティン・ウォン選手の「ベガ」が激突中。「Street Fighter V Pro Tournament」が開催されており、来場者を沸かせていました。他にもときど選手やマゴ選手、ふ~ど選手などおなじみの日本人プレイヤーも多数出場。全プレイヤーがわずかな時間しかプレイできていないなか、前作『ウルIV』のプレイスタイルをベースに、持ち前のセンスで一級品の戦いを観客に披露していました。


横のスペースにはフォトシュートステージも設置。壇上にはコスプレをした各『ストV』キャラが登場し、列をなす来場者たちと写真撮影。筆者はやや映画「ストリートファイター」を思い出しましたが、完成品となる写真のできは圧巻。

このようなカメラの列が舞台前方に設置されており、撮影すると3D写真が完成。

写真では分かり難いですが、各被写体が立体的に躍動する様子が収められていました。

プレイアブル展示ブースは言わずもがな大盛況。試遊台は多数設置されていましたが、常に人だかりが絶えず、本シリーズへの期待の表れとも云うべき光景が垣間見れました。

使用しているキャラクターは、みな様々。現状6キャラがプレイアブルキャラとして登場していますが、とくに『ストIV』シリーズで登場しなかった「ナッシュ」や、『ストIV』で人気を集めていた「キャミィ」を使用しているユーザーが多い印象を受けました。

筆者はオーソドックスなキャラクター「リュウ」をプレイしましたが、操作感覚は前作とは全く異なる印象を受けました。現段階では開発/調整中なので、最終的なものではないことを前提として記すと、グラフィックやゲームエンジンの変更によってか、キャラクターの動作にさらなる重厚感が加わった印象。攻撃がヒットした際、より「手応え」を感じ取れる感覚を覚えました。

筆者自身、深く『ストリートファイター』シリーズをやり込んでいるわけではありませんが、コンボの繋がり方やシンプルに繰り出せる「V」システムは、プレイ経験が浅いユーザーも飛びつきやすいものになっていると感じました。
2016年発売予定となる『ストリートファイターV』。新旧様々なユーザーを魅了するであろう本作のブースは、他の出展に引けを取らない盛り上がりを見せていました。