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『The Tomorrow Children』最新ハンズオン―徐々に見えてきたゲームプレイの詳細

京都市みやこめっせにて開催された日本最大のインディーゲームの祭典BitSummit。国内初のプレイアブル展示が行われたQ-GamesのPS4向けオンライン専用のソーシャルアクション『The Tomorrow Children』のプレイレポートをお届けします。

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京都市みやこめっせにて開催された日本最大のインディーゲームの祭典BitSummit。本イベントSCEブースにて、国内初のプレイアブル展示が行われたQ-GamesのPS4向けオンライン専用のソーシャルアクション『The Tomorrow Children』のプレイレポートをお届けします。


冷戦時代の負の遺産を背負うパラレルワールドが舞台の本作。ゲームの目的は「ソビエト連邦のプロジェクトの失敗の影響でボイドと呼ばれる異物と化した人類を救出する」ことで、プレイヤーはそのために作られた生命体「プロジェクションクローン」として、仲間と共に街を発展させつつ救助活動を行い、人類の繁栄を取り戻していきます。ソ連がそのまま存続したのか、世界観は冷戦当時の社会主義国家が下地になっているとのこと。

ゲームプレイはチュートリアルからスタート。ボイドで覆われた真っ白で何もない世界に降り立つと、そこには一台のテレビが置いてあり、「同志」が移動方法やツルハシやシャベルなどの道具の使い方、資源の集め方などを教えてくれます。

チュートリアルを終えると本編となる街へと移動。街に到着した後はチュートリアルで教わったことを生かし、資源集めや電力発電など「労働」することで発展に貢献します。街へ到着した段階で何をするにも自由。「こうしろ」だの「ああしろ」といった指示も説明も特に無く、自分なりの楽しみ方を見つけることになります。


沼を越える移動手段の一つ「スキー」

街の周りに資源はなく、資源集めはボイドに点在する「」と呼ばれる場所で行います。街の周囲のボイドは不安定で「」のような状態。歩いて島に行くことは出来ないため「バス」などで移動します。なお、集めた資源は街の共有物で誰でも使用可能。新たな施設を作ったりと街の発展に使用されます。

また、島で採掘を行うと「マトリョーシカ」を発見することがあります。このマトリョーシカは人間の意識が変質したもののようで、街に持ち帰って特殊な装置にセットすることで人間に復元できるとのこと。「人類の繁栄を取り戻す」という目的の重要な要素です。


ゲームの目的で「仲間と共に街を発展」と説明しましたが、本作での協力プレイはやや特殊なもの。チャットは存在せず、他プレイヤーがチラホラと労働している姿が見えるのみ。そこにチームプレイという要素は殆ど無く、自分が好きなように遊んだ結果が「労働」として、「街の発展」というチームワークへと繋がっていきます。「協力して遊ぶ」感覚が希薄なよう見えますが、そういうわけでもなく、実際にプレイしてみると自分の労働の成果が「仲間の役に立ち、発展に繋がる」という達成感を覚えます。


また、街には時おり「イズベルク」なる巨大怪獣が襲来します。「イズベルク」はプレイヤーが懸命に労働して発展させた街を破壊する厄介な存在。普段は好き勝手に動いているプレイヤーも、この時ばかりは協調するかのように、設置された砲台や武器を駆使して防衛に参加する姿が見られます。


こうした防衛や労働をして街の発展に貢献すると「配給券」なるものが支給されます。これでキャラクターの衣装やより良い採集道具と交換可能。共産主義的な世界での貴重な報酬です。

ちなみに街への貢献だけでなく、破壊行動なども可能。反社会的行動にはペナルティが存在するようで、Q-Gamesの代表者ディラン・カスバート氏に聞いたところ「詳細は今後発表していくけど、共産主義的な世界だから厳しいものになるかもね」と教えてくれました。

本作の完成度は、カスバート氏曰く「95%ほど」とのこと。氏は「現時点で未発表の要素もあり、今年秋の発売に向けて情報を出していくのでお楽しみに」と語っていたので、続報に注目しておくとよさそうです。


チェコ・マリオネット風のキャラクタービジュアルと、共産主義的な世界観が印象的な『The Tomorrow Children』。その世界観とは裏腹に抜群の自由度を持っている中毒性の高いゲームでした。街の発展に尽力するもよし、ひたすら「イズベルク」を倒し続けるもよし、労働なんかせず、駅で繋がる色々な街を巡ってみても良いかもしれません。今年秋の発売が楽しみなタイトルです。
《水京》
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