プレゼンテーションといっても、開発者の出席や質疑応答の機会はなく、トッド・ハワード氏ナレーション入りのおよそ15分足らずの紹介映像が流されるのみという形式です。
映像は大きく分けて2つのパートに分かれ、まずはシリーズを通して採用されるキャラクターステータス要素「S.P.E.C.I.A.L.」について。レトロなモノクロアニメで、ヴォルトボーイが毒っ気たっぷりの演出でおなじみのシステムを解説。Strength、Perception、Endurance、Charisma、Intelligence、Agility、Luckと7つ能力値は過去作をそのまま踏襲しています。
一方、各能力値にはそれぞれ10種類のPerkが紐づけられていて、トータル70種類、上位Perkも含めると実に275種類が存在。プレゼン映像中では、カラフルなヴォルトボーイが生き生きとアニメーションするPerkの一覧メニュー画面も確認できました。
映像の後半は、『Fallout 4』の武器と戦闘に徹底フォーカスしたゲームプレイフッテージを収録。主人公とお供のワンコ“ドッグミート”が、レキシントンというボストン郊外の町に足を踏み入れます。ここは、不気味なグールの住処と化しており、真っ昼間にも関わらず意表をついてグールが出現するため、ある種ホラーゲームのような雰囲気さえ感じられます。
戦闘中は、コンバットショットガンから、スナイパーライフル、火炎放射器、エネルギー兵器、ミニガンまで各種銃器、そしてナイフ、棘バットなど近接武器まで、多彩な種類を確認。なかでも威力が高く、赤いレーザーの見た目も派手なScattered Laser Musketは爽快感があります。
時間の流れを止めて敵の急所を狙い撃ちする「V.A.T.S.」ことVault-Tec Assisted Targetingシステムも健在。何より命中時の流血・欠損描写はなかなか強烈でした。
ラストシーンは、過去作にも登場する、廃墟と化したSuper Duper Mart内を探索。途中、ロックピックを使った鍵開けシーンも見られました。店内の奥に進んだ後は、プレイヤーがグールやレイダー相手に、警備ロボも入り乱れての大乱戦。本作がRPGであることを忘れてしまうような激しいアクションシーンです。最後は、巨大ミュータント“Behemoth”が出現し、小型Nuke“Fat Man”をお見舞いしたところで幕を閉じました。
gamescom会期中、Bethesdaは公式Twitterにてファンの質問に答える形で、『Fallout 4』にはレベルキャップが存在せず、メインストーリーをクリア後も継続してプレイを続けられるという、重大要素を明らかにしており、こちらも大きな注目を集めています。
『Fallout 4』はPC/Xbox One/PS4をプラットフォームに海外で2015年11月10日発売予定。国内では2015年冬に登場予定です。
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