さて、ポストアポカリプスゲームの世界で破っておきたい7つの社会常識を紹介しましたが、いかがでしたか?このように文明が崩壊した世界では、我々の一般常識や道徳観念などが一切通用せず、そこで暮らす人々は、ギリギリの極限状態の中で生き延びるために、常識という概念を常に打ち破っているのです。次は、編集部が激選したポストアポカリプスゲームの名作の数々を一挙に紹介します。
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『Fallout 3』
発売元:Bethesda Softworks 開発元:Bethesda Game Studio
プラットフォーム:PS3/Xbox 360/Windows PC ゲームジャンル:オープンワールド型RPG
―ポストアポカリプスゲームの金字塔
ポストアポカリプスゲームの代表作といえばオープンワールド型RPG『Fallout 3』で決まりでしょう。選択次第で善人にも悪人にもなれるクエスト、動く敵を停止させてターン制RPGのように攻撃できるV.A.T.S.システム、幅広いカスタマイズが可能なキャラクター成長システム、ブラックユーモア満載のエンクレイヴラジオなどなど……本作の魅力は数知れず。筆者も周回プレイ3回目(ファンからしたら少ない方)に突入しているのです。また、本作のゲームシステムを踏襲したスピンオフ『Fallout: New Vegas』も愛すべき作品のひとつです。
『MAD MAX』
発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 開発元:Avalanche Studios
プラットフォーム:PS4/Xbox One/Windows PC ゲームジャンル:オープンワールド型カーアクションゲーム
―V8エンジンを崇めよ!
本作は、ジョージ・ミラー監督の実写映画「マッドマックス」原作のオープンワールド型カーアクションゲームです。放浪の旅を続けているマックスは、スクロタスが支配するウェイストランドを通り抜けるため、スクラップを拾い集めて、オンボロのマグナム・オプスをカスタマイズしていく事に。原作映画さながらの迫力あるカーチェイスを体験できる上、主人公マックスの知られざる一面を垣間見る事ができるので、原作映画ファンならプレイしておきたい作品です。
『RAGE』
発売元:Bethesda Softwork 開発元:id Software
プラットフォーム:PS3/Xbox 360/Windows PC ゲームジャンル:FPS
―銃撃の爽快感が秀逸
FPSの老舗メーカーid Softwareが開発した『RAGE』は、銃撃の爽快感が最高に気持ち良いシューターです。本作は荒廃したウェイストランドで、人々の助けになるようなクエストを引き受けたり、ゴテゴテした車をカスタマイズして危険なレースに出向いたり、あるいは「Tombstones」をはじめとした種類豊富なミニゲームを存分に堪能できます。そして、同ジャンルには珍しく、可愛らしい女性キャラクターがいるのも魅力です。
『Borderlands 2』
発売元:2K Games 開発元:Gearbox Software
プラットフォーム:PS Vita/PS3/PS4/Xbox One/Xbox 360/Windows PC ゲームジャンル:RPGシューター
―仲間と一緒に撃ちまくれ!
最高にイカれた世界で、最悪にイカれた連中を相手に、最上級のイカした武器で戦いたいならRPGシューター『ボーダーランズ 2』がオススメ!プレイヤーは惑星パンドラを徘徊しながら、クエストをこなし、敵から強力な武器を奪って、さらに強い敵に挑んでいきます。オンラインCOOPモードでは、レアアイテムのドロップ率が上がり、敵が強化されるので、歯応えあるドンパチを存分に楽しめますよ。
『Metro 2033』
発売元:スパイク・チュンソフト 開発元:4A Games
プラットフォーム:PS3/PS4/Xbox One/Xbox 360/Windows PC ゲームジャンル:FPS
―陰鬱なモスクワ地下世界へようこそ
最終戦争で崩壊したモスクワを舞台に、主人公アルチョムが故郷を救うため危険な旅へと向かうFPS『Metro 2033』。地上は放射能汚染が蔓延し、凶暴なミュータントが徘徊する危険地帯と化しており、地下では共産主義者とファシストが自らのイデオロギーのために殺し合っていて、人々は危険に脅えながら困窮とした地下生活を送っています。この陰鬱な世界観と、ロシアの作家ドミトリー・グルホフスキー氏が原作した重厚なストーリーこそ本作の魅力で、プレイ中は良質な海外ドラマを観ている気分にさせられるのです。なお、今から本シリーズをプレイするなら、『Metro 2033』と『Metro: Last Light』が収録されたリマスター版『Metro Redux』がオススメです。
『Wasteland 2』
発売元:inXile Entertainment 開発元:inXile Entertainment
プラットフォーム:PS4/Xbox One /Mac/Linux/Windows PC ゲームジャンル:RPG
―『フォールアウト』シリーズの原点がここに
1988年にリリースされた『Wasteland』は、一癖も二癖もある荒くれ者集団を引き連れて、世紀末な世界を探索するコンピュータRPG。同作を開発したスタッフは、後に『フォールアウト』シリーズを手がけ、「ポストアポカリプス」のゲームジャンルを確立させました。その続編である『Wasteland 2』では、戦闘システムをターン制ストラテジーに刷新しており、レトロゲームに慣れていないゲーマーでも遊びやすくなっています。『FO4』プレイ前に、シリーズのルーツを体験してみてはいかが?
『Dustbowl』
発売元:The Pompous Pixel 開発元:The Pompous Pixel
プラットフォーム:Windows PC ゲームジャンル:RPG
―荒廃した世界で何日間生き残れるか。
『Dustbowl』は、地下シェルターを拠点に荒廃した世界を彷徨って、ミュータントや無法者と戦ったり、廃墟から食料・医療品を探し出したり、仲間のためにクエストをこなしたり、拾ったガラクタでクラフトをしたりと、ポストアポカリプスライフを自由気ままにエンジョイできるポイントクリック型ローグライクRPG。本作は日本語非対応のため、英語が読めない人は辞書を開きながらプレイする必要がありますが、その労力に見合う価値は十分にあります。
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ポストアポカリプス作品の魅力は、「この極限状態の中、自分ならどんな行動ができるのか」と、世界観そのものに感情移入できることです。今回紹介したゲームタイトルは、扱っているテーマこそ、それぞれ異なりますが、どれも魅力的な世界観をしているものばかり。当記事で同ジャンルに興味を持った人は、勇気を振り絞ってウェイストランドの大地に足を踏み入れ、7つの社会常識を破ってみてはいかがでしょうか?