【インタビュー】BenQ新ゲーミングギア「ZOWIE VITAL」は“勝利の為のオーディオデバイス”だ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【インタビュー】BenQ新ゲーミングギア「ZOWIE VITAL」は“勝利の為のオーディオデバイス”だ

Game*Sparkはベンキュージャパン担当者とDetonatioN Gaming所属のShirleyAstre選手(『Counter-Strike: Global Offensive』部門)、SUMOMOXqX選手(『Overwatch』部門)にインタビューを実施し、「ZOWIE VITAL」の魅力や感想を語ってもらいました。

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マウスやキーボードのみならず、マウスパッドやモニターなど様々なアイテムへとその手を伸ばしつつあるゲーミングギア業界。そんな中、ベンキュージャパンのゲーミングギア部門「ZOWIE」は同ブランド初の“USBオーディオデバイス”である「ZOWIE VITAL」を国内向けに発表しました。

Game*Sparkは「ZOWIE VITAL」を日本に送り出すベンキュージャパン プロダクトマネージャー 山本紘平氏と、プロゲーミングチームDetonatioN Gaming所属のFPSプレイヤーShirleyAstre選手(『Counter-Strike: Global Offensive』部門)、SUMOMOXqX選手(『Overwatch』部門)にインタビューを実施し、ハードコアゲーマー向けオーディオデバイスとしての魅力や、実際に触ってみた感想を語ってもらいました。

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――本日はよろしくお願いします。商品の説明を兼ねて伺いますが、「ZOWIE VITAL」とは、何の為のデバイスなのでしょうか。

ベンキュージャパン 山本紘平氏(以下、山本氏): 簡単に説明すれば「USBオーディオデバイス」です。タッチパネルのユーザーインターフェースになっていて、低音・高音、そしてボーカル音域をワンタッチで手元で操作できます。ゲーマーにとって「最も快適なサウンド環境」を構築するためのデバイスです。

――e-Sports選手などのハードコアなゲーマーが「VITAL」を使うと、これまでのオーディオ環境/サウンドデバイスと比べてどのようなメリットが得られるでしょうか。

山本氏: 例えばですが、ゲームで別のキャラクターが近付いてくるときの「足音」「銃声」などの環境音がクリアに聞こえますね。プロフェッショナルとして、勝つことにこだわってゲームをプレイする方にとっては、自分の最も聴きやすい音に設定が出来るということは、非常に重要なことだと思います。

――「USBオーディオデバイス」というのは、ゲーミングギアという製品ジャンルの中では比較的ポピュラーではないように思えます。例えばゲーミングマウスやキーボードなら、「エルゴノミクスデザイン」や「反応速度の向上」などがキャッチコピーに使われがちですが、一般的にこのような「USBオーディオデバイス」に重要視される要素とはどのようなものでしょうか。

山本氏: やはり「勝つためのゲーミングギア」というところですかね。今まで聴き取りにくかった音が、聴きやすくなるということは、それだけ勝利に近づくことが出来ます。また、ゲームをしながら設定を変更する場合も多々あるので、「操作が簡単」な必要があります。そういうときにこそ「ZOWIE VITAL」のシンプルな操作感は活きてくるんじゃないかなと。現状、ゲーミングギアにおいて「オーディオデバイス」はメジャーではありませんが、勝利のためにできることを突き詰めていけば、「音」も専門的にこだわるべきだと思います。今後のe-Sports界でも必需品になって来るのではないでしょうか。

――DetonatioN Gamingでプロゲーマーとしてご活動されているお二人にとって、サウンド環境に第一に求められるのはどんなものでしょうか。

ShirleyAstre選手(DetonatioN Gaming『Counter-Strike: Global Offensive』部門)

DetonatioN Gaming所属CS:GO部門ShirleyAstre選手(以下、ShirleyAstre選手): 家でのプレイ環境と試合会場のプレイ環境を「同じもの」にしたい、それが一番大きいです。なので「VITAL」のUSB接続でいつもと同じ音に設定できるという点は素晴らしいと思いますね。

DetonatioN Gaming所属Overwatch部門SUMOMOXqX選手(以下、SUMOMOXqX選手): 自分としては、タッチパネル操作がすごく良いと感じましたね。ゲームしながらすぐに設定できますし、大会でもさっと対応できるところが魅力的だなと。

――やはり、プロゲーマーにとって「プレイ環境の違い」というのは重要な点なのですね。参考までに伺いたいのですが、これまで音にまつわる「プレイ環境の違い」が試合に影響を与えたことはありましたか。

ShirleyAstre選手: フランスの大会に出たとき、PCのすごく近くにスピーカーが置いてあって困ったことがありました…。そのときも外付けのサウンドカードは使っていたのですが、マイクの調整がうまく行かなくて。その点で言えば「VITAL」はマイク方面も簡単に調整できるので、今後助かりそうです。

SUMOMOXqX選手(DetonatioN Gaming『Overwatch』部門)

SUMOMOXqX選手: OSを再インストールしたときなど、PC環境が一新されたときなんかは、音の設定も大きく変わっちゃいますね。そういうときにゲームをプレイすると違和感を覚えますし、プレイにも影響が出ます。「VITAL」を使えば同じ環境がすぐに実現できるので非常に魅力的です。

山本氏: ドライバーやソフトウェアのインストールなどが不要で、プラグアンドプレイで「繋げたらそのまま使える」ところも「ZOWIE VITAL」の魅力のひとつです。練習の際に使ったサウンド設定を「VITAL」に保存して、そのまま試合会場でも再現できる。そこが一番の強みです。

――DetonatioN Gamingのお二人は、「ZOWIE VITAL」を初めて触ったときにどのような印象を受けましたか。


ShirleyAstre選手: 「ドライバーが必要ない」という点の素晴らしさを痛感しました。イコライザーで聞きたい音を調整できるところも非常に嬉しいです。

SUMOMOXqX選手: タッチパネル操作はすごいなと思いましたね。ゲームしながら設定できるのは本当にうれしいです。全画面表示のゲームから設定ウィンドウへ切り替えなくても良いのも魅力です。もちろん、イコライザーで銃声や足音が聞こえやすくなるのも、僕達がやっているゲームにとってはとても重要なところでした。

――実際に「VITAL」を触った他のe-Sportsプレイヤーからはどのような反響がありましたか。

山本氏: 今年の9月にeXTREMESLAND ZOWIE Asia CS:GO 2016というアジア大会が開催されました。そこで、各国の代表選手にテストプレイをしていただいたときの反応はとても良かったです。発売されればすぐに欲しいという声も非常に多く、プレイ時のサウンド環境の改善はe-Sportsプレイヤーにとっても非常に重要な要素なのだと感じましたね。それから、大会会場でのプレイにおいては、プレイヤーそれぞれに与えられている時間は意外にも少ない。設定変更や配置の変更など、そんな時にサウンドデバイスは重宝されるというのも感じられました。

――ゲーミングマウスやキーボードのデザインはどれも特徴的で、派手な形状やカラーリングが印象的かと思います。その点で言えば、「ZOWIE VITAL」はかなりシンプルなデザインが施されていますね。

低音域/高音域を増幅させた上で『CS:GO』を触らせてもらうと、体感的にも銃声や足音がはっきりと聞き取れるように。中音域ではボイスチャットをカバーすることも可能。

山本氏: 複雑にすると、それだけ操作面にも影響が出ますからね。各設定ボタンと「プラスボタン」と「マイナスボタン」で調整できます。マイクの音量とアウトプットの音量、あとはミュート設定、ロックが可能です。あくまで必要なものだけを追求しました。

――学生大会などが日本でも行われ、大規模なイベントに出る一線級の「プロゲーマー」以外にもe-Sportsが浸透していますが、そういった層にもリーチし得るでしょうか。

山本氏: 「ZOWIE」ブランドの製品は、「勝つためのツール」という視点から製品開発が行われ、プロゲーマーの要求を満たすものになりますので、主なターゲットは、コアなゲーマーが中心にはなります。とは言え、大会などには出場しなくても、どのレベルのプレイヤーにとっても勝ちたい気持ちは同じですので、自分の聴きやすい音にカスタマイズが出来る「VITAL」は、比較的ライトな方でも充分効果を実感できると思います。銃声や足音などが聴きやすくなり、使い始めてから「なんか勝てるようになったぞ」と言った具合に。

――パブリックビューイングを始めとして、最近は「e-Sports」が実際の「スポーツ」に近しくなるような動きが感じられます。「プロ野球選手と同じモデルのバット」のようなライトゲーマー向けの製品も期待したいところですが、「ZOWIE」ブランドが今抱いている志や、これからの展開についてお聞かせください。


山本氏:ZOWIEブランドは、今年9月のマウスデバイスや液晶ディスプレイといったゲームシリーズの発売をうけて、これまでBenQがゲームシリーズとしてうたってきた製品すべてにその製品ブランド名をつけております。それは、これまで培ってきた製品開発のノウハウと確固たるポジションを築き上げた私たちBenQと、こだわりとユーザ視点で開発に注力し、特に海外での有名なプレイヤーたちに重宝され続けているZOWIEの融合で、それによって、より「勝ちにこだわる」製品を提供し続けることが私たちのBenQの使命であることを意味しています。今後は、様々なゲームタイトルやそれらの盛り上がりが海外だけではなく日本でも大きなものになっていくでしょうから、そういった時に「BenQのZOWIEブランドなしにはプレイできない!」といった製品の質に重んじたモノづくりをしていきたいですね。

――あくまで一直線に、プロゲーマー目線で「勝利を目指していく」ということですね。本日はありがとうございました。

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筆者自身、本機を接続した状態でプレイをしてみたところ、劇的にゲームプレイへ変化を与えるわけではないものの、いつもとは異なる環境下にて、いつものサウンド設定に近づけることができるのは、やはり大きな魅力。また、容易なイコライジングにより、今までとは異なるサウンド設定を気軽に試して、より最適な環境を探しやすくしてくれる点も魅力のひとつだと感じました。


「使いやすさ」と「個人専用の設定」と「安定した音質」にフォーカスした「ZOWIE VITAL」は12月20日より発売中。タッチパネル操作での直感的な設定やデュアル出力対応、内蔵ハイファイチップによる高品質なサウンドを特色として、日本国内のハードコア/プロゲーマーをターゲットに登場します。
《Game*Spark》
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