Respawn EntertainmentのCEO、Vince Zampella氏は、同メディアのインタビューに対し、「私達は(EAと)スタジオの発足から長い間仕事をしてきました。(買収の話は)時々出ており、問題は、私達が業界の何処にいてどのようにより大きな、より良いゲームを作るための次のステップを踏み出すかでした。より大きなゲームを作るためには、より大きなリソースが必要です」と、より規模の大きなタイトルを作るために買収されることを決意した旨を発言しています。
Respawn Entertainmentは、『Call of Duty』シリーズを手掛けたInfinity Wardの共同設立者でもあるZampella氏とJason West氏によって2010年に設立された会社。SFロボットFPS『タイタンフォール』および続編『タイタンフォール2』をエレクトロニック・アーツより販売しています。買収後の同社はエレクトロニック・アーツのワールドワイドスタジオの一部となるとのことです。
また、エレクトロニック・アーツはこの買収に際し、Respawn Entertainmentが『タイタンフォール』フランチャイズの新たなタイトル、および「スター・ウォーズ」原作のタイトル、またその双方いずれでもない、Oculus Rift向けVRタイトルの3本を製作中であることを発表しています。この内、Oculus Rift向けVRタイトルについては2019年発売予定であるとのことです。
なお、今回の買収契約はインセンティブ目標を含むものであり、2022年の終わりまでに同社が開発中のタイトルにおいて一定のマイルストーンを達成することができれば、買収額に更に1億4,000万ドルが追加されるとしています。
『タイタンフォール2』は発売一週間前に大型の対戦FPS『バトルフィールド1』の発売が控えていたなど、エレクトロニック・アーツとの足並みに不揃いが目立ってしまったタイトルですが、今回の買収により、今後は安定したゲームリリースが行われることに期待しましょう。
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