気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Kyrylo Kuzykが手がけ、PC/Mac/iOS/Android向けに3月17日発売された立体組み立てパズル『.projekt』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、異なる視点からの絵を参考に立体を作り上げていくパズルゲーム。60のレベルが用意されています。時間制限やスコア要素などはなく、ただ考え、リラックスしながらパズルを解くというゲームプレイが特徴です。
『.projekt』は520円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Kirill:こんにちは!Kirillと言います。ウクライナで個人でゲーム開発を行なっています。ゲーム業界で働き始めて4年になりますが、そのうち3年間は一人で仕事をしてきました。一人といっても、2Dグラフィックやサウンドデザインを手伝ってくれるフリーランスの方達とも一緒に仕事をしたりしています。こうすることで、自分が最も好きなこと、プログラミングとゲームデザインに集中できるのです。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Kirill:『.projekt』の開発は一年以上前から始まりました。ゲームの骨組みとなる部分は1週間ほどで完成し、プレイ可能な状態となりましたが、それから1年以上かけ、ユニークなアートスタイルや自分が満足するレベルデザインに磨き上げていきました。本作がどのように進化していったかは、こちらのビデオで見ることができます。
――本作の特徴を教えてください。
Kirill:このゲームのシステム自体が特徴的だと思います。難解な数学的要素が土台にはありますが、見た目は上品でとっつきやすいのではないでしょうか。本作では基本的に、先に進めなくなるようなことはありません。また、アートスタイルも特徴の一つだと思います。とてもシンプルでありながら、動く際には綺麗に見えるでしょう。
――本作が影響を受けたタイトルはありますか?
Kirill:もちろんです!3Dの物体を2Dに映し出すというアイデアは多くのゲームに存在します。私のお気に入りは『Shadowmatic(注:スマートフォン向けパズルゲーム)』と『FEZ(注:3Dの建造物を回転させながら進む2Dアクションパズル)』です。『Shadowmatic』ではプレイヤーは物体を回転させて影を合わせますが、本作ではプレイヤーが物体を組み上げることになります。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Kirill:あります!日本語のネイティブスピーカーの方で、手伝っていただける人を探しています。各言語のローカライズデータはサーバーから読み込まれるため、すべてのプラットフォームに新たな言語を追加するのにはそれほど時間はかかりません。もしお手伝いただけるようでしたら、ぜひこちらから翻訳作業に協力していただけると助かります。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いいたします。
Kirill:日本の皆さんが本作を楽しんでいただけると嬉しいです。あと、いつか私も日本に行ってみたいと思っています。:)
――ありがとうございました。
※UPADTE(2018/3/26 17:45):読者の方より高品質な日本語訳をご提供いただいたため、Kirill氏の判断により翻訳の受付は終了しました。現在日本語対応作業を行なっているということです。ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました!
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