フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた"今になって日本展開を始めたワケは"? | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた"今になって日本展開を始めたワケは"?

Wargaming.netは7月18日に、フライトMMOゲーム『World of Warplanes』の日本向けテストを展開しました。今回は、前回お伝えした説明体験会と同日に実施した開発者インタビューをお届けします。

連載・特集 インタビュー
フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
  • フライトMMO『World of Warplanes』は「2.0」で7割変わる―開発者インタビューで訊いた
左が藤田健氏、右がアレクサンダー・カシアネンコ氏

Wargaming.netは7月18日に、フライトMMOゲーム『World of Warplanes』の日本向けテストを展開しました。今回は、前回お伝えした説明体験会と同日に実施した開発者インタビューをお届けします。

今回お話を聞いたのは、『WoWP』開発ディレクターであるアレクサンダー・カシアネンコ氏と、パブリッシング・アジアパシフィック・プロデューサーの藤田健氏の両名です。



――なぜ、今このタイミングで日本での『WoWP』テストを始めようと思ったのですか?

藤田氏:
『World of Warplanes』自体は、2013年9月に正式リリースされたのですが、2017年10月に大型アップデート『2.0』が配信され、グラフィックやゲームモード、操作など、色々な機能が大幅に変わりました。それらのアップデートが好評であったため、継続するユーザーや、ユーザー数自体が増加しました。それらによって日本を含むアジア地域でのリリースを改めて考え、その最初のステップがこの日本語版テストです。

――『WoWP』が欧米での正式サービス以降、アジア地域で展開されなかったのは「完成されたものを出したい」からとWargaming.net CEOのキスリー氏から2014年のTGSでインタビューした時に話を聞きました。今回の展開はそれが解決したということなのでしょうか?

藤田氏:
そうですね。今の状態だったら日本のプレイヤーが楽しめると思っています。ただまだもうちょっとそれ以外にも「色々どのように楽しいのか」、また「どういう改善が必要か?」という情報を得ることもこのテストの目的でもあります。


――ありがとうございます。では、改めてゲーム内容を教えて下さい

カシアネンコ氏:
まず『World of Warplanes』はMMOの空中戦のゲームです。色々な時代における戦闘機で遊ぶことが出来る。空戦ゲームなのですが、簡単なプレイで十分に楽しめ、ゲーム性という意味でも入りやすく楽しいゲームです。「2.0」を導入する前には、熟練度によって大きく左右されるゲームでしたが、「2.0」導入後は初心者から熟練者までの幅広いユーザーに楽しめるゲームになっています。

航空機は5つのクラスに分かれており、空戦や爆撃、対地攻撃、中立地域の占領など戦術的な要素も持ち合わせています。先程、藤田氏が説明した通りですが、今のタイミングでリリースするのは、日本のゲームプレイヤーのフィードバックは正確かつ誠意がありますし、色々なプレイヤーにプレイして頂いて、ゲームの楽しさや遊びやすさをより改善していきたいと考えています。



――欧米で2013年11月に正式サービスを開始してから5年ほど経っていますが、「2.0」はいつ頃開発されたのでしょうか?

カシアネンコ氏:
実際「2.0」の開発自体は、リリースより1年前ぐらいから始めていました。7割ぐらいのゲーム内容がガラッと生まれ変わるため、ゲームプレイ、グラフィック、機能などの開発をコツコツ1年掛けて最終的に「2.0」をリリースしたイメージです。ターゲット層を、コアゲーマーから少し一般的なプレイヤーに変えていこうという段階での「2.0」ですね。


――『WoWP』をアジア地域でどのように展開していきたいですか?

藤田氏:
主な目標はフィードバックです。意見を聞きたいし、何を感じたのかに興味があります。次のステップに行き着くには、その情報が欲しいという状態で、普段、航空機や空戦ゲームに興味を持っている人から声を掛けてプレイして欲しいと考えています。


――『WoWP』に登場する航空機はどの時代のものが含まれていますか?

カシアネンコ氏:
基本的に『WoWP』に登場する航空機は、1930年代から1950年代までのものが含まれています。

――『WoWP』ではゲームパッドでプレイ出来ますか?

カシアネンコ氏:
現在の『2.0』はどのプレイヤーでもプレイしやすいように出来ており、マウスとキーボードでも十分にプレイ可能なので、そちらを推奨します。操作自体も5年前から大きく変わっています。当時は、高度な設定も変更できる機能もありました。そこから一般的な遊びやすい操作と、今の飛行機操作に改善してきました。もちろん今も満足しているというわけではないので、これからもフィードバックを聞くことで改善したいと思っています。今は、マウス操作でユーザーさんに楽しんでいただきたいと思います。


――ありがとうございます。では、最後に初めてプレイするユーザーに向けてメッセージをお願いします

藤田氏: このテスト期間から、その次のステップをどのような形で運用するのか、主にプレイヤーのフィードバックを意識しています。そのため、興味があったり、あまりなかったりするユーザーのプレイした意見を聞きたいと思っています。

カシアネンコ氏: 是非プレイして頂いてフィードバックを出していただければと思います。

――ありがとうございました



7月18日から実施されている『WoWP』日本向けテストは、毎日18時から翌日午前1時まで実施されています。終了日時は現時点で未定です。

《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top