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ゲームと向き合うかつての少年達へ「エンダーのゲーム」世界を救う少年の成長譚【コントローラーを置く時間】

今回ご紹介するのは、2013年(国内では2014年)公開の映画「エンダーのゲーム」です。原作は、1985年に出版され、アメリカのSF小説に対する権威あるネビュラ賞とヒューゴー賞を受賞した作品です。

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ハードコアゲーマーのためのゲームメディアGame*Sparkでは、日々、様々なゲーム情報をご紹介しています。しかし、少し目線をずらしてみると、世の中にはゲーム以外にもご紹介したい作品が多数存在します。そこで本連載では、Game*Sparkスタッフが、ゲーマーにぜひオススメしたい映画/ドラマ/アニメ作品を1本紹介していきます。

今回ご紹介するのは、2013年(国内では2014年)公開の映画「エンダーのゲーム」です。原作は、1985年に出版され、アメリカのSF小説に対する権威あるネビュラ賞とヒューゴー賞を受賞した作品です。

侵略者に対抗するべく集められた天才少年


地球を襲った侵略者の攻撃により数千万人の被害者を出した人類は、その戦いの中で「次世代の指導者」を育成する必要性に迫られていました。世界から天才を集めて教育する「バトル・スクール」へ所属することとなった超天才少年エンダーは、国の人口抑制政策である「三人目以降の出産禁止」を破った「サード」の子として偏見を受けています。

相手の状況・感情を鑑みた上での冷徹な判断を理論的に行える突出した能力で、エンダーは怒涛の出世を遂げるものの、人を導く能力とは何かについて悩んでいくことに。数々の問題が解決しないまま、人類が要求する「指導者」の道へ突き進まねばならないのです。

今の世を予測したかのような設定


現代の実在する情報技術と比較して違和感のない未来を表現し、エンダーの精神闘争と成長の緻密な描写は、ご都合主義にとどまらない共感を得られると高い評価を得ています。映像化は難しいとされていましたが、2013年に映画化。原作を忠実に再現した構成で定評を勝ち取りました。

映画は原作の上下巻をまとめたものなので、駆け足である事は否めませんが、人を従えることの難しさに悩む少年の姿は、私たちの身近な問題と共通するかのように迫ってきます。


僕たちは真剣に遊べたか


読者の皆様には「ゲームへの偏見と戦ってきた」歴史があるのではないでしょうか。タイトルの「ゲーム」と、私たちが接している「ゲーム」は異なるものです。しかしその目的こそ違えど、エンダーが悩む姿は様々な形で現実世界の「ゲーマー」にとって重なるところが出てきます。

作中では、大人たちが「ゲームに接するエンダー」に対して真剣に議論し、ぶつかり合います。しかしそれは、エンダーに希望を託そうとするからこその本気の行動なのです。現実の日本でも若い「才能」が、プロという舞台で活躍する時代がやってきました。筆者は自分の若い時代にも、そんな世界が欲しかったと思ってしまうのと同時に、自分なりの真剣さでゲームを遊んできて良かったなと思うばかりです。

ぜひ、原作である小説も含めて「米軍が人材育成の参考図書にしている」などという噂もある本作を、ゲーマーの視点でお楽しみ頂ければと思います。


「エンダーのゲーム」は、dTVで視聴可能なほか、Amazonビデオ/iTunes/Google Playなどでも有料レンタル配信されています。(2018年7月28日時点)
《Trasque》

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