PC Gamerが報じる所によれば、問題となったタイトルはKIRILL_KILLER34というデベロッパーが手がける『Climber』(過去のスナップショットに飛びます)というゲーム。ゲーム自体は100円の、車両を左から右へ走らせていくだけの小規模なインディータイトルです。
問題は、このゲームタイトルが先日、突如として『Dota 2』ロゴをマーケットシステム用のものとして登録したことに始まります。続いて、800ドル近くで取引される『Dota 2』の希少高額アイテム“Dragonclaw Hook”と全く同じ名称・解説文・画像の“偽アイテム”が作成され、マーケットに放出されました。その後、ユーザーもしくは関係者によってトレードシステムを用いた詐欺行為が行われたというのが一連の流れです。
ユーザーからの訴えを受け、『Climber』は即座にSteamから削除されましたが、既に詐欺の被害者も発生している模様。適切な補填がなされることを願いたいところでしょう。また、同作を手がけたKIRILL_KILLER34は『Space Vomit』というゲームもSteamにてリリースしていますが、こちらは現時点でも購入可能なまま。ゲームとしては先日Valveにより規制された大量のSteam実績取得を特徴としているタイトルのようです。
先程お伝えしたマイニング機能や『TF2』を装う偽アイテムを搭載したゲームも含め、Steamを取り巻く“怪しいゲーム”の手口は更なる変化を見せているようです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
PC アクセスランキング
-
『Fallout 4』主人公ボイス追加が「これほど物議を醸すと思ってなかった」―開発者が10周年で振り返る
-
名越スタジオ『GANG OF DRAGON』新たなスクリーンショット公開!歌舞伎町でマ・ドンソクが大立ち回り
-
『エルデンリング ナイトレイン』DLCに高難度の出撃モード「深き夜」標的ボスに救いの旗手「安寧者たち」追加
-
ビジュアル大幅進化!Bungie期待の脱出シューター『Marathon』グラフィックのビフォーアフター映像公開―アルファ版とは比較にならない
-
『Detroit: Become Human』Steam同接数の最高記録更新!90%オフセールで人気再燃、AI時代の今だからこそ響く物語
-
レビュー100件突破で好評率100%!壊れかけロボットの最期を委ねられるADV『BatteryNote』―開発者から喜びのコメントも
-
『魔法少女ノ魔女裁判』のAcacia、公式オンラインストア開設。12月26日20時より「Acacia放送局」第3回も放送
-
細かい演出がインド映画すぎるソウルライク『Unleash The Avatar』が話題。いまにも踊り出しそうなアクション多数
-
ローグライクオープンワールド追加!「12月本当に出るの?」と心配された『ファンタジーライフi』約束どおり無料大型DLC配信
-
「1は孤独な数字。1人でプレイするのはやめましょう」―無神経な『マインクラフト』サブスクリプション誘導ダイアログが物議を醸す




