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元1等陸尉が歩く『バトルフィールドV』─無残な光景にハッと息を飲む戦場カメラマンごっこ

朝靄に煙る聖ローレンス教会。15世紀から16世紀にかけて建築された、ロッテルダムの街の象徴です。そんな文化遺産は現在、無残にも焼け落ち、痛ましい姿に変わり果ててしまいました。この街で何があったのか?元陸自戦場カメラマン・永田るいすのリポートです。

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戦禍――オランダ、ロッテルダム


朝靄に煙る聖ローレンス教会。15世紀から16世紀にかけて建築された、ロッテルダムの街の象徴です。そんな文化遺産は現在、無残にも焼け落ち、痛ましい姿に変わり果ててしまいました。この街で何があったのか?元陸自戦場カメラマン・永田るいすのリポートです。


1940年5月、ナチス・ドイツはオランダへと侵攻しました。オランダの工業都市であり港湾をも有するロッテルダムは、ドイツ軍の重要な攻撃目標となりました。


写真中央はロッテルダム中心部のWitte Huis。19世紀に建築された、ヨーロッパで初めての高層建築です。この場所もまた、戦場となりました。


オランダ軍は市内を流れるニューウェ・マース川を防衛戦として粘り強い防衛を行いました。その結果、ドイツはロッテルダムに対し都市爆撃の実行を決定したのです。ドイツ軍は空爆実行前にオランダ軍へ降伏勧告を行いましたが、オランダはこれを拒否。その結果、市街地に合計で97トンもの爆弾が投下されることになりました。


事前に市民の避難が済んでいたことから、空爆の犠牲者は1,000人を下回ります。ですが爆撃によって発生した火災は、歴史遺産である聖ローレンス教会のほか、20,000戸の家屋を破壊し、8万人が住居を失ったと言われています。

我々は失われていった文化遺産と引き換えに、この蛮行を引き起こした人類の愚かしさの記憶を、時代へと継承していくべきなのでしょう。
(ロッテルダム、るいす記者)

観戦モード


――というわけで、今回は「観戦モード」を活用し、安全に戦場を巡りつつ戦場カメラマンごっこをやってみました。マルチプレイヤー対戦ではサーバーを検索し、サーバー情報画面から選択することで「観戦モード」をプレイすることができます。


観戦モードでは撮影用にUIを非表示にしたり、自由に視点を移動させられるほか、参戦プレイヤーの視点をみたりもできます。対戦に参加せずにマップの隅々まで見て回ることができるので、マップの研究をするのにもいいかもしれませんね。

また今回RotterdamとDevastationを撮影し、EA社は実際の戦場となった街の地形をよく研究してマップを製作していることがよく理解できました。冒頭のエセ戦場リポートの文面にでてくるWitte Huisや聖ローレンス教会は、実際の第二次世界大戦でドイツ軍がオランダに侵攻した際に戦場となった場所です。

Witte Huis――Google ストリートビュー
聖ローレンス教会――Google ストリートビュー

なおWitte Huisは空襲を逃れて現在も残っており、聖ローレンス教会については戦後に復元する形で再建されているそうです。ゲームを通じて、実際の現地の歴史に興味を持って調べてみるのも面白いですよ!

観戦モードではマップ内を非常に素早く移動できるため、印象的な場面によく遭遇できます。特に面白かったのはFjell 652の雪山に不時着してしまった航空機。っていうか着陸できるんですね……。


パイロットはしばらく後部銃座から機関銃で戦っていましたが、あきらめて放棄してしまったようでした。

また、観戦モードで撮影したスナップショットをflickrなどの写真共有サービスで公開しているプレイヤーさんもいます。おそらくPC版での撮影と思いますが、パノラマで非常に美しいスナップショットも公開されているので是非一度、ご覧になって下さい。自分でも撮影してみたくなることうけあいです!
《永田るいす》

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