ファンタジーウォーシミュレーション『ブリガンダイン』シリーズの最新作『ブリガンダイン アビス』が、ハピネットから2026年に発売予定です。
本作の開発を手掛けるのは、堀川将之氏や山本真氏が在籍するアドグローブ。『ポケモン』シリーズの開発協力や、『ENDER LILIES』や『リデンプションリーパーズ(Redemption Reapers)』を手掛けたBinary Haze Interactiveを擁する会社です。本作は両氏のほかにも、有名タイトルに携わったクリエイターたちが名を連ねています。
果たして、いったいどのような作品になるのでしょうか。また、どういった経緯でアドグローブが開発を担当することになったのでしょうか。この度、Game*Sparkでは、本作のプロデューサーである齋藤勝氏にインタビューを実施いたしました。
――まずは自己紹介をお願いいたします。初めて触れたSRPG作品を覚えていましたら、あわせてお聞かせください。
齋藤: Game*Sparkを御覧の皆様、はじめまして。『ブリガンダイン アビス』プロデューサーを担当しております、齋藤勝と申します。ハピネットという会社で、ゲームパブリッシング部門の開発を担当しております。業務歴で言いますと、ゲーム関連のお仕事を色々な会社で担当させて頂きました。開発系や営業系、PR系など色々と。
ハピネットも一度退職しております。その時は前作の『ブリガンダイン ルーナジア戦記』のα版開発まで在籍しておりました。そんな自分がブリガンダインの新作を担当する事になるとは、人生何があるか分かりません。
初めて触れたSRPGですか……シミュレーションでも良いですか? ファミコンの『キングオブキングス』というSLGが記憶にあります。人間とモンスターユニットが入り乱れて戦うSLGで、子供の頃大好きなゲームの1つでした。各ユニットの相性やレベル差、地形の効果を考えての戦闘が楽しかったです。調べてみたら1988年のゲームでした、もうそんなに時間が経ったのですね。町を占領した時のファンファーレ、一生忘れないのかなぁ。
――本作の「ファンタジーウォーシミュレーション」とは、どういったものでしょうか?
齋藤: まず『ブリガンダイン』シリーズの歴史に少し触れさせて頂きます。
PlayStationの時代、1998~2000年代に発売した『ブリガンダイン 幻想大陸戦記』『ブリガンダイン グランドエディション』が最初のタイトルです。その後20年の歳月を経て発売されたのが前作『ブリガンダイン ルーナジア戦記』。新たな世界観、キャラクター、ストーリーで開発されました。

なんか堅苦しいですね、ファンタジーウォーシミュレーションって。シミュレーションRPGのようにキャラクターの育成やストーリーがあって、歴史シミュレーションのような国盗り要素もあって、色々と楽しめるジャンルだって考えてくれたら嬉しいです。
――『ブリガンダイン』シリーズが持つ体験のコアはどういったところにありますか?
齋藤: リーダーユニットがモンスターユニットを従えて戦うウォーシミュレーションである点です。ファンタジー系のSLGやS・RPGタイトルでは人間ユニットが多く活躍するタイトルが多いと思います。人間ユニットと多数のモンスターユニットが1つの戦場に登場し、移動や攻撃、相性を考えながらの戦闘が『ブリガンダイン』の醍醐味の1つです。
今作『ブリガンダイン アビス』では従来の設定から変更した点があります。今まではモンスターを魔法の力で「召喚」する、いわば兵器のような存在だったのですが、『ブリガンダイン アビス』では全てのモンスターが生物で、「雇用」する仲間の設定にしました。なんか消えてしまいそうな召喚獣的な設定を変更した形です。昔からモンスター好きなんです、『女神転生』シリーズも大好きです。

齋藤: ドラマティックな巡り合わせとか、数々のトラブルを乗り越えてのお迎え!等があったら面白いのですが、ひとえに開発をご担当頂いたアドグローブ様のおかげです。豪華クリエイター陣も優秀な開発スタッフの皆様も!
アドグローブ様での開発をお願いすると決まった時点で、既に堀川さんがご在籍されており、そのタイミングで山本さんもご在籍されて、山本さんのご人脈でサウンドの近藤さんやシナリオの松野さんをご紹介頂いて、の流れです。ドラマが無くて申し訳ありません。
でもアドグローブ様にたどり着くまでが、結構大変な道のりでした。色んな開発会社様とお話させていただきました。今までコンタクトしたことない開発会社様にも連絡したり。詳しく言えませんが、すっごい嫌な対応されたりとか……。色々あるんですよ、この仕事も。
――キャラクターデザイン担当のお一人であるニジハヤシ氏が描かれた、とても素敵なキービジュアルが公開されていますね!ニジハヤシ氏は『ファイアーエムブレムヒーローズ』をはじめとして、ソーシャルゲームで活躍されていらっしゃいます。『幻想水滸伝』シリーズが代表作である河野純子氏とあわせて、お二人のキャラクターデザインはSRPGに触れたことのないプレイヤーにも魅力的だと思っているのですが、初心者にもやさしい難易度は予定されていますでしょうか?また、熟練のプレイヤーも満足できる難易度などもありますでしょうか?
齋藤: 河野純子さん、ニジハヤシさんにメインキャラクターデザインをお願いいたしました。お二方ともホントにキャラクターの特性の捉え方が上手くて、とてもスムーズにデザインが進んだのを今でもよく覚えています。今作の世界観設定やストーリーにとてもフィットしたキャラクター達だと思います。
難易度設定はどのモードにもイージー、ノーマル、ハードの3段階設定が付いています。戦闘フィールドが6角形のHEX盤面で、難しいと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、設定があるのでご安心ください。

齋藤: まだ情報公開していないので、ごめんなさい、言えません。メインビジュアルはその通り、6名の主人公です。

――大陸の侵略を目論む悪の帝国に立ち向かう6人の主人公たちの物語……正に「群雄割拠」ですね!また、サイドクエストとして、主人公たちの国以外にも小国がありそうなことが確認できます。日本でも、戦国時代はそういった側面があったかと思いますが、山本真氏や松野出氏といった、『戦国BASARA』シリーズに携わった方たちがいらっしゃるのは、そういった理由もあったりしますか?よろしければお好きな戦国武将もあわせてお聞かせください。
齋藤: 前述のとおり、山本さん松野さんとお仕事出来たのはアドグローブ様との巡り合わせの結果です。でも今回の『ブリガンダイン アビス』は、あの『戦国BASARA』シリーズを創り出されたお二方が考えた世界観&ストーリーです。今までの『ブリガンダイン』シリーズ以上のドラマティックなキャラクターやストーリーになっている点にご期待ください。
自分の好きな戦国武将、沢山おりますが一人挙げるなら「藤堂高虎」かなと。武勇に優れ、人柄も良く、築城の面でも後世に名を遺した偉大な武将ですが、主君を7度変えた経歴も有名で、世渡り上手とも言われる武将です。……自分は12社、ゲーム系の会社を転々としてます。回数だけは勝ってますよ!
――最後に、読者のアピールメッセージをお願いします!
齋藤: 情報の多くを皆様にお届けするタイミングはもう少し先になりますが、『ブリガンダイン アビス』はファンタジー世界がお好きな方、S・RPGがお好きな方、SLGがお好きな方、ドラマティックなストーリーがお好きな方、色んな方に楽しんでもらえるゲームとなるよう鋭意開発中で御座います。『ブリガンダイン アビス』を覚えて頂けたら嬉しいです。
――ありがとうございました!

『ブリガンダイン アビス』は、2026年にPS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2/PC(Steam)向けに発売予定。Steamはぜひウィッシュリストに登録して、続報を待ちましょう。









