気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Agelvik開発、PC向けに2月6日リリースされた剣振り回しアクションアドベンチャー『Apple Slash』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、白黒赤で描かれるグラフィックが特徴のアクションアドベンチャー。湿地帯を舞台に、剣を振り回して敵を薙ぎ払っていきます。クリアまでは30~60分を想定。記事執筆時点では日本語未対応です。
『Apple Slash』は、410円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Andreノルウェー在住の24歳のAndreです。ゲーム開発は4年前にスタートしました。これまでに『Road Doom』『Owl Watch』、そして本作を開発してきました!
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Andre本作の開発は2019年2月の初めに始まりました。私は近年、Steamで2本のゲーム(『Road Doom』と『Owl Watch』)をリリースしてきたのですが、そのリリース後すぐに、2つのボタンを使って主人公の周りの剣を振り回すというアイデアを思いついたのです。片方のボタンで右に振り回し、もう片方のボタンで左に振り回します。剣が敵に触れると自動的に切り裂き、ダメージを与えます。本作は元々、アリーナアーケードタイプのゲームとなり、際限ないウェーブで敵が次々に湧き出てくるものになる予定でした。しかし4ヶ月開発をしたあと、このコンセプトは上手くいかないなと気づいたのです。方向性とビジョンが欠落していました。なので、一から作り直し、アドベンチャータイプのゲームにしようと思ったのです。その方が良いと思いましたし、楽しいと思いました。
この時、すでに本作は爽快感あるものになっていたので、その上にこれらの要素を構築することとしました。また、ストーリーも追加した方が面白いのではないかと思い、実装しました。こうして本作は今の形になったのです!
――本作の特徴を教えてください。
Andreバトルの爽快感と満足感に力を入れて開発しました。驚くほどダークなストーリー要素もあります。クリーチャーや仲間は野心的で予想できませんので、面白い瞬間が生まれるでしょう。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Andreゲームシステムとアートスタイルの面で、『Downwell』から多大な影響を受けています。爽快感のあるバトルで、似たような楽しい冒険体験を作り出したいと思ったのです。本作は元々、『World of Warcraft』のボスバトルシステムから影響を受けたものでしたが、本作にはあまり合いませんでした。しかし「ウンゴロ・クレーター」と呼ばれるあるエリアが私の心に突き刺さりました。恐竜などがはびこる、不気味な湿地帯です。私はこの雰囲気にとても興味をそそられ、本作の舞台を広い湿地帯にしようと決めたのです。恐竜はいませんけどね。(笑)
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?
Andreあります!はっきりとした日程は申し上げられませんが、将来的に実装予定です。もしお手伝いいただけるようであれば、Andre Hjelvik宛にメールでご連絡ください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Andre本作を気に入っていただけると嬉しいです!たくさん愛を込めて開発しました。
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に250を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
自分の作ったキャラたちでハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活の日々『ととモノ。』再び!さらなる新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター【プレイレポ】
-
自分だけの集落と軍隊を作って王権に立ち向かう最大4人協力プレイ対応オープンワールドサバイバル登場―採れたて!本日のSteam注目ゲーム10選【2024年4月24日】
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
圧倒的にリアルな中世シミュレーション『Manor Lords』を先行プレイ。“新米領主”となって資源確保、生産管理、農耕など都市建設を体験【プレイレポ】
-
『ゼンレスゾーンゼロ』リリース前に「推しキャラ」を探せ!刺さるキャラがきっといる、癖が強めな『ZZZ』人物・陣営をご紹介【増幅テスト】
-
「パンツ・たくさん・ありがとう」だけじゃない!?紳士ゲー『バニーガーデン』で注目集めた「PTAシステム」の歴史
-
海外レビューハイスコア『FF16』DLC第二弾「The Rising Tide《海の慟哭》」―クライヴとその仲間にふさわしい立派な送別会だ
-
コンソール向けゲームが少ない韓国市場からの挑戦―『Stellar Blade』キム・ヒョンテ氏にこだわりから開発時の苦労までいろいろ訊いた【インタビュー】
-
見ごたえのある廃墟、緊張感とかっこよさを両立したバトル…『Stellar Blade』の見どころはイヴ以外にも盛りだくさん!【先行プレイレポ】
-
「デッキ構築×SRPG」で新たな面白さを生み出した!アクワイアの『霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG』は人気ジャンルに一石を投じる意欲作【インタビュー】