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【吉田輝和の絵日記】分作でもボリューム満点! 極上のミッドガルが観光できる『ファイナルファンタジーVII リメイク』

『FF7』が発売された当時、リアル中学ニ年生だった吉田輝和氏が『ファイナルファンタジーVII リメイク』をプレイ!

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今回プレイするのは、スクウェア・エニックスが贈るPS4向け『ファイナルファンタジーVII リメイク』です。本作は、1997年に発売されたオリジナル版『ファイナルファンタジーVII』のリメイク作品。ローポリゴンだったグラフィックが最新の技術で美しく甦っただけではなく、キャラクターボイスや新規シナリオの追加、バトルシステムがアクションになるなど、あらゆる面で手が加えられています。

『ファイナルファンタジーVII』は、シリーズでも特に人気が高いタイトルで、長年に渡ってファンからリメイクが期待されていました。


それだけに、実際に発売して手元にゲームがあることが未だに信じられなかったり……

数多の少年を中二病にしたクラウド、見参!



神羅カンパニーの元ソルジャーであるクラウドは、なんでも屋を営んでいた。

そんな折、幼馴染のティファが所属するレジスタンス組織に傭兵として雇われ、組織のメンバーと共に魔晄炉の爆破ミッションへと参加するのだった。


列車から飛び降り、颯爽と登場!


クラウドさん、めっちゃイケメン!

肩パットから飛び出したボルトのネジ部分も中二心がくすぐられるオシャレ装備だ!


よくわからないが何か意味があるのだろうか……?


クラウドのセリフで有名なのが「興味ないね」だ。

他人に対して壁を作り、つっけんどんな物言いをするクールさに、オリジナル版をプレイした当時中学2年生の僕は憧れたものだった。

だが今では、この後のストーリーでクラウドにどのようなことが起こるのか知っているし、本編の過去や未来を描いたスピンオフ作品もプレイしているのだ。


当時オリジナル版をプレイしたリアル中二世代の少年たちは立派な中年になり、クラウドも憧れの対象から、はしゃいでる甥っ子を温かい目で見るような感じになった。

シームレスで戦略性あふれるバトル



フィールド上の敵に近付くとシームレスにバトルが始まる。

オリジナル版はコマンド選択式だったが、本作ではアクションになっている。


従来のように時間経過で貯まるATBゲージがあり、コマンドメニューを呼び出しゲージを消費して魔法やリミット技を発動できる。メニュー選択中は時間の経過がスローになるのでじっくり選べるぞ!助かるわ~。


魔晄炉では人間の兵隊や、犬、機械といった様々な敵が登場する。

ちなみに一番弱いのは警備兵。体感だが犬の方が3倍くらい硬くて強い。警備兵の分、犬を大量に配備していれば、侵入者の潜入もやすやすと防げただろうに。


ファミコン時代の横スクACTに出てくる鳥や獣型の敵は大抵強敵だったので、僕は獣型の敵に苦手意識を持っている……!


ボスとして登場する敵は、本体の他にも破壊可能な箇所があって、そこを潰さないと戦闘が有利にならなかったり、段階的に攻撃方法を変えてプレイヤーを混乱させたりと、なかなかに厄介だ。

そんな時は、敵の死角に回り込んで攻撃を防いだり、回避やガードを上手く使ったりすれば何とかなるぞ。

それでも勝てない時は、途中で難易度を下げられる。移動や攻撃を自動で行ってくれて、プレイヤーはコマンドを選択するだけの難易度CLASSICも用意されている。

マテリアシステムも健在。召喚獣とともに戦え!



マテリアシステムは本作でも健在で、武器や防具にマテリアを装着することで、該当の魔法や技が使用できるようになる。


「みやぶる」は、敵の弱点属性だけではなく、獲得経験値やギル、攻略法まで教えてくれる便利な技だ。みやぶるのマテリアを装備することで使える。


敵のレポートは、メニューからいつでも確認出来る。戦うだけでも一覧に表示されるが、みやぶらないと詳細は表示されないのでちょっと寂しい。


だから僕は、バトルが始まったらまずみやぶる。ボコボコにされながらもみやぶるのだ。


召喚獣のマテリアも存在し、バトル中に召喚出来るのだ。従来のシリーズのように「大技を一発撃って終わり」ではなく、仲間のように一定時間自動で戦ってくれる。

コマンドから技を選択して発動することも可能で、頼れる存在だ。

空中に浮いていてクラウドの剣では届かない敵が登場し「今こそイフリートの出番だ!焼き尽くせ!」と思ったのだが……


あれ、キミも浮けないの……?

ボイスや表情でキャラの心情がより伝わる!



ローポリゴンのキャラクターも魅力的ではあったが、最新のグラフィックで蘇った本作のキャラクターはより魅力的だ。オリジナル版ではそこまで注目されなかったジェシーがファンの間で注目されたくらいだ。

また、オリジナル版ではテキストのセリフだけだったが、フルボイス化されたことにより、表情や声から見られる心理描写や、キャラクター付けが強化されている。


ボイスがついて、バカっぽさが強調されたバレット。すっかりオモシロ黒人枠だ。


そんなバレットに「仲間内でパーティーするから、部外者のキミは外してくれない?」と言われた時のクラウドは、どことなく悲しげな顔をしていた……気がする。


キャラクターだけではなく街並みも美しく生まれ変わっている。


看板ひとつとってもしっかり作り込まれているので、ついつい寄り道して見入ってしまう。


作り込まれたネコちゃんも可愛いぞ。


寄り道と言えば、いくつかのミニゲームも用意されている。


序盤から遊べるダーツのミニゲームでは、ついつい1時間くらい没頭してしまった。


クラウドもドヤ顔だ(別に大した成績ではない)。


その他にも、街ではサブクエストの受注が可能。迷子ネコの捜索からモンスター退治まで、まさになんでも屋といった内容だ。

スピンオフや他作品に出演した際はクールな二枚目キャラの印象があるクラウドだが、本編では結構抜けていて、他者との関わりが苦手な性格なのがわかる。


そんな彼が人々のお願いを聞き、コミュニケーションを深めていく様を見て、またしても甥っ子を見守る叔父さんの気持ちになるのであった。



現在20時間ほどプレイしていますが、まだストーリーは後半に差し掛かったところです。プレイ前は「ミッドガル脱出までしか収録されてないの?なんだよ、分作って!1本にまとめろ!」と不満に感じていたのですが、新シナリオが挿入されていたり、ミニゲームなどの寄り道要素が多数あったりするので、結果的に分作でも納得出来るボリュームでした。

その反面、数時間で終わるエピソードを数十時間に再編したこともあり、ストーリーに1本道感があって残念でした。ダンジョンも1本道が多かったのでなおさらそう感じたのだと思います。

また、コンテナを動かす・ハシゴを下ろすといった道を切り開くミニイベントが随所に挟まれたり、強制的にダッシュ移動が出来なくなる箇所が多かったりと、テンポが悪くストレスに感じる部分もありました。加えて、小さな段差くらいジャンプで飛び越えたかったです。

あとミッドガル脱出後の続きをなるべく早くお願いしたいです!

『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、PS4を対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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