『DEATH STRANDING』Game*Spark読者レビュー…全世界35個しかない豪華プレゼントが贈られる最優秀賞を発表!(Part1) 4ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『DEATH STRANDING』Game*Spark読者レビュー…全世界35個しかない豪華プレゼントが贈られる最優秀賞を発表!(Part1)

大変お待たせいたしました。プレゼント企画にて募集した読者レビューコンテストの結果を発表。さらに3つのパートに分けて、全レビューを一挙に公開します!

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PSYCHOROMANTIST(サイコロマンティスト)


はじめに

『DEATH STRANDING』のレビューを書く。こんなに難しいことは他にはありません。笑
これまで見たことのない世界観とゲーム性で、複雑に絡み合うストーリーや感覚をどう表現したらよいのか…。
とても難産ですが挑戦していこうと思います。

ゲームをプレイし一番に感じたことは、「遂に映画を超えたゲームが登場した!!」です。
劇場でしか味わえない良さが映画にはありますが、スクリーンだけでは体験できない手触りが『デススト』にはありました。
冷たい荷物を背負い川を渡り、岩場を登って雪山を越え、血と息を切らしながら辿り着いた先に、また新たな出会いや驚きがある。
――この"臨死体験"とも言える没入感は、今までに味わったことのないポップコーンでした。

ここからは個人的に秀逸だと感じた事を項目ごとに分けて書きたいと思います。

【脚本とゲーム設計の極み】

過去と未来/生と死/光と影 など「対」となる組み立てが本作のテーマである"なわと棒"のように盛り込まれ、地形や操作・取捨選択まで、あらゆる要素が繋がる緻密な脚本とゲームへの落とし込みは流石小島監督、流石コジプロ。
ローカライズは骨の折れる作業だろうと想像を絶する…。

【リソースの妙】

いかにコストを抑えボリューム感を出し世界観を保つか。この部分が秀逸。
ゲリラエンジンの優秀さもあると思うが、なにより監督の設計図があらゆる角度から考え抜かれたものである事はゲーム制作者としても脱帽モノ。
小規模なチームでクリエイティブを最大化する方程式の構築に成功したコジプロは、どのゲーム会社も持っていない“スター”を手にした。その一点だけでも今後のクリエイティブに期待せずにはいられません。

【色による差別化と表現の巧みさ】

死=青というアイデアから、メインのUIは青系で構成され主人公であるサム≒死者を匂わせている。
また、B.Tの出現で"青の無い"虹が出る。
その設定が『デススト』の世界に"青以外"の場を造り、青いUIが引き立つ。この1点だけでも脱帽だ。

【音楽と効果音】

ゲームでは初めての試みであろう状況変化による音楽の挿入は、より一層没入感を高め、それまで重たかった足取りが軽くも重くもなる不思議な体感を得られる。
Major Lazor、星野源、Low Roarといったアーティストの澄みきったサウンドが岩や雪に反響し、例えようのない恍惚感に包まれる。
ここだ!というタイミングで流れてくる音楽は、小島監督自ら細かい設定を施したという。
効果音も考え抜かれている。ゲームに慣れてくればUIを完全非表示でも、B.Tの唸り声で方向が分かり、足元が滑りそうなときはアラートが鳴る。効果音を頼りに遊べてしまう。(時折サムの独り言に驚くこともあるが…笑)
どこまで挑戦的かつ革新的なクリエイティブを追求するのだろうか。

【フォトモード】

発売後に追加実装されたフォトモードにより、美しい景色をさらに堪能できるだけでなく、通常のプレイでは発見できなかった細かなこだわりに触れることができる。
なぎ倒される草木や濡れた苔、人による経年劣化など、そこにある理由がしっかりと描かれたウソのない嘘(クリエイティブ)の積み重ねによって、デスストランディングという非現実的な世界があたかも真実のように感じることができるのだろう。

あとがき

デスストランディングのレビューを書く。こんなに恐れ多いことは他にはありません。
私なりに精一杯考え、書いて見ました。拙い文章で申し訳ございません。
また、様々な機会や繋がりを与えてくださりありがとうございます。

小島監督、コジプロのみなさん、誰も成しえていない新しいゲームに今後も期待しております。

Kan


私は、小島監督作品である『メタルギア』シリーズをきっかけにゲーム機を買い、今までプレイしてきました。
『メタルギア』シリーズが終わり、そして小島監督がコナミからいなくなり、ゲームに対しての喪失感がありましたが、一つのトレイラーからそれを大きな期待へと変わりました。
それが新生コジマプロダクションによる『DEATH STRANDING』です。
最初のトレイラーを観たときは、小島監督作品がまた遊べるんだという嬉しさと、ゲーム本編への期待、衝撃、感動がありました。
時間が経つに連れ、次々とトレイラーが配信され、最初は謎であったストーリーも少しずつ明らかになってきました。最後のトレイラーが公開され、ついにゲームのリリース日が分かり、この何年間待ち続けたゲームがやっと遊べるんだと実感しました。

リリース日翌日の仕事終わりからゲームを始めました。
冒頭の映像から、すごくワクワクしました。
これから何が始まるんだろうと。
主人公サムが美しく広大な大地をバイクで駆け抜けるシーンから始まり、時雨による変化や、サムの特殊なウェアの働きを観て、なんとなくこのゲームの設定が分かりました。
この荒廃した世界の中で、サムは配達人として活躍してるんだということ。
ゲームをプレイしはじめると、このゲームの緻密性や自由度の高さに驚きました。
とても美しく、時に不気味な大地や空、そして時間とともに変わりゆく天気、そしてこの広大な世界を自由に歩き、走り、登ることができる自由度です。

基本的には荷物の配達を依頼され、QPIDを接続することで、点と点だった場所と場所を繋げていくことがこのゲームの主なミッションですが、配達する物の重さや、配達するまでに通る道の選択によって全然難易度が違い、単純なミッションながら、新しいゲームシステムながら、ゲームとしての完成度に驚きました。

ミッションをこなしていきながら、様々な人と出会い、様々な物や装備を手に入れ、それを活用して道なき道を切り開いていく中で、苦労しながらも、ミッションを達成していき、ストーリーを楽しむことができました。

更に驚いたのは、オンライン上でプレイヤー同士で繋がることができることでした。

同じ『DEATH STRANDING』をプレイしているみんなの落とし物や、設置された梯子や建物や道路が使えるという画期的なシステムにびっくりしました。

一人でプレイしながらも、プレイヤーとプレイヤーとの繋がりをプレイしながら感じることができたのは普通のオンラインゲームとは一味違う感覚でした。

最後のミッションを完了するまでの過程は今までの配達中での苦労や戦いを走馬灯のように感じさせてくれました。もう終わるのかと思いながら、最後の配達中の音楽には感動しました。

ミッションを終えたあとも広大な世界を歩いて探索するもよし、フォトモードを使って面白い写真や美しい写真、クールな写真もとることができる最高に楽しめる作品でした。

あねご


小島監督と言えば『メタルギアソリッド』のイメージが強いが今作の『DEATH STRANDING』はこれまでのイメージを塗り替えていく様な作品だった。

このゲームは派手な戦闘や緻密な戦略を練る様な物ではなくただただ依頼された荷物を運び世界を繋ぐ事を目指すのだ。
「1人だけど1人じゃない。」これは小島監督が度々、このゲームに対して言っていた言葉だ。
その言葉の通りこのゲームはオンラインゲームの様でオンラインゲームではない。確かにオンラインで世界の人々とつながっているが我々は相手に対してイイネしか送れない。会話はできず1人でゲームを進めるしかない。けれどそこには誰かが通った跡や乗り捨てた乗り物、建造物がある。そしてそれを使って前へ時に寄り道をして進むのだ。正に「1人だけど1人じゃない」を体現したゲームだと私は感じた。

チャットを介す様なオンラインゲームはある程度のコミュニケーションが必要で時には海外の方と話さねばならない時もある。これはこれで色んな人と会話ができて楽しいが時に疲労感が溜まりネガティブな気持ちになることもある。だが『DEATH STRANDING』では言葉の壁もなく、しかもネガティブな気持ちになることも無くリアルな人と繋がれるのだ。イイネを送り合うシンプルなコミュニケーション。ポジティブな反応は人をやる気にさせる。イイネのループがついこのゲームを起動させるきっかけになるのだ。

また本作は出演者が豪華なことも有名だ。「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダスにドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」のマッツ・ミケルセンとほぼ映画のキャスティングでは?と思わせる様な配役。私自身、あのマッツ・ミケルセンがゲームに出演するだと!?と驚いた程だ。おそらく私と同じ様に思った方は多いのではないだろうか?モーションキャプチャーやCG技術が進化した今、様々なゲームで生の俳優の演技を取り入れる作品が増えているのは知っていたがここまでのキャスティングは中々見たことがなかったので正直興奮した。また、ストーリーで鍵となるマッツ・ミケルセンのキャラクターだけは発売される最後まで情報が伏せてあったのが良い演出だった。マッツファンの私は気になりすぎて予告PVを何度も見てしまった。

普段ゲームをやらない映画ファンや俳優のファンの方からも注目を浴びていた本作は難易度も調整されており、まったくゲームができない人にも物語を楽しめるようになっている。ゲーマーだけではない客層を取り入れることに成功した数少ないゲームではないかと思う。

コロナウイルスが蔓延する中、我々は自粛という予期せぬ孤立を味合うことになってしまった。孤独を感じる生活の中でどうか視野を広げてこのゲームを手に取って欲しい。今感じている孤独は自身だけではなくまだ見ぬ誰かも感じているかもしれない。そう思うときっと自分は1人ではないと感じる様になる。

「1人だけど1人じゃない」

我々はどこかで誰かとつながっている。
そっと気づかせてくれるゲームだ。

《Game*Spark》
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