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鮮やかなピクセルアートで描かれる、群像劇と年代記を併せ持つ放置RPG『Horizon』【デジゲー博2020】

ビデオゲームの歴史では、群像劇の要素と年代記の要素を追求したタイトルが数多く現れました。ところが、このふたつを同時に実現しようとする野心的な放置RPG『Horizon』が登場します。今回はその野心がどういうことか紹介しましょう。

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鮮やかなピクセルアートで描かれる、群像劇と年代記を併せ持つ放置RPG『Horizon』【デジゲー博2020】
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登場人物ひとりひとりに物語があり、ゲームプレイのなかで人間関係が構築されるような “群像劇”みたいなゲームプレイや、時代が移り変わり、次世代へとバトンを渡しながら物語を進めていく “年代記”のようなゲームプレイはとても魅力的なテーマだといえるでしょう。

これまでにもAAAやインディーを問わず、さまざまなゲームがそれらのテーマに挑戦してきました。そんな中、大胆にも “群像劇”と “年代記”ふたつのテーマを併せ持ったビデオゲームが開発されているのを発見しました。

それは11月29日に開催された同人ゲームイベント「デジゲー博2020」にて出展されていました。タイトルは『Horizon』。ジャンルは放置型RPGです。開発はRoom6。スマートフォンやコンソールでのゲーム開発や移植、パブリッシングを行ってきた企業で、今年はインディーゲームレーベル「ヨカゼ」を立ち上げるなど、活発な活動を行っています。

ピクセルアートが鮮やかな『Horizon』ですが、放置型RPGとしてどのように群像劇らしさと、年代記らしさを組み込んでいるのでしょうか。今回はその試みを紹介しましょう。

ひとりひとりに名前があり、強大な敵と戦いながら関係を育む

まずは『Horizon』の大まかなストーリーについて説明しましょう。無限とも思える時を生きる少女・エリーに導かれ、様々な人々が彼女のもとに集まります。人々は、襲い来る巨悪と戦う中、あっけなく命を落としながらも、新しい命を育みながら次世代へと引き継いでゆきます。

物語の目的は、人々が戦う日々のなかで生と死のサイクルによって、エリーの悲願を達成していくことだといいます。不死の少女のもとに集まる人々の営為によって、時代を移り変わらせながらゲームを進ませてゆく。こうしたストーリーの中に、まずは年代記らしさが含まれていると言っていいでしょう。

今回の展示では、主にトレーラーで闘いの様子が流れていた。

不死の主人公エリーの元に、さまざまな登場人物が集まると、どこからか現れた巨悪と戦闘が始まります。ナイトやアーチャーと言ったさまざまなロールの人間たちが巨大な敵と戦うシーンは、どこかタワーディフェンス系のゲームにも似ていました。

戦闘の様子をよく見てみると、人々にはひとりひとり個性がついています。彼らはモブであありません。マリやイブといった名前を持った、ひとりの人間なのです。本編ではゲーム中で人々は性格を持ち、活動する中で人間関係を紡いでいく様子を見るゲームプレイになるのこと。登場する人々では、様々なパーソナリティを持つキャラクターがランダムに登場してくる形になるそうです。

端正なピクセルアートで人々や動物が生き生きと描かれる。

そうした人間関係の中から、時に新しい命が授かることもあります。トレーラーでは、ある時にコウノトリが頭上を飛行し、布に包まれた赤ちゃんを人々に渡すようなシーンも見られました。

このようにエリーの元には、ランダムで個性を持った人間たちが集まり、戦いの日々を過ごすなかで独自のコミュニティを形成していくといいます。ここに『Horizon』の群像劇的な部分があると言っていいでしょう。

本編では、群像劇と年代記のふたつを追求した先に何があるかを期待!

『Horizon』についてまとめましょう。不確定な流れでキャラクターが登場していき、人間関係を形成するという群像劇らしさは『シャドウ・オブ・モルドール』シリーズや、直近ならば『ウォッチドッグス レギオン』を思い出させるものがあります。

また戦いのなかで生き残り、次世代へバトンを渡しながら時代を移っていくの年代記らしさは『ロマンシング サガ2』『7 ~モールモースの騎兵隊~』や『ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~』を思い起こさせるものになっています。

それらも長い歴史を歩んでいくゲームでしたが、基本的には『Horizon』のトレーラーでは中世の時代が描かれていましたが、本編では時代が進むと世界観も変わっていくようにしていくようです。

群像劇と年代記という、ビデオゲームの歴史でもさまざまなタイトルが挑戦してきたふたつのテーマに同時に挑んでいるかのような『Horizon』。本作は2021年のリリースを予定。マルチプラットフォームで展開することを考えているそうです。近年、攻めたクリエイティブを見せるRoom6の新たな挑戦は、注目に値するでしょう。

(本レポートのGif画像等の素材提供:Room6様より)

《葛西 祝》

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