いつも「吉田輝和の絵日記」をご愛読いただきありがとうございます。
皆さんは今年何本くらいゲームをプレイしましたか?僕はプレイ絵日記とプライベートの分を合わせて100本以上のゲームをプレイしてきました。
小さい頃「ゲームばっかりやってるとアホになるで!」と親から言われてきましたが、まさかゲームばっかりやってるうちに、ゲームの仕事をするとは思ってもいませんでしたね。
さて、今年も年末恒例となった「吉田・オブ・ザ・イヤー(YOTY)」を開催します!
・ランキングの選考対象は、「吉田輝和の絵日記」で取り上げたものになります。
・このランキングは、吉田輝和の独断と偏見によって決めました。
・ランキングの選出にあたってGame*Spark編集部による圧力はかかっていません。
・要するに、ゲーム大好きおじさんが面白かったゲームを紹介するだけです。
今回もベスト5に加えて、何か光るものを感じたタイトルに『オンラインで大盛り上がり賞』『名作は何度やっても面白いで賞』『一番爆笑したで賞』といった特別賞を用意しました。
それでは、名誉ある?YOTYを獲得したのはどのタイトルなのか……結果をご覧ください!
第5位『Outward』
対応機種:PS4/Xbox One/PC
ジャンル:オープンワールドRPG
記事:目指せ借金返済!オープンワールドRPG『Outward』でサバイバルを満喫
主人公は、神に選ばれた勇者でも英雄でもないただの一般人。最初の目的は祖先の借金返済というヘビーな幕開けのオープンワールドRPGです。
借金の返済は、金銭だけではなく誰かに恩を売って「部族恩」を手に入れることでも帳消しになります。僕が助けた男は「あんたを褒めちぎりながら帰るよ!」と喜んでくれました。
従来のオープンワールドRPGと違って、飲み食いしなけりゃ腹は減るし喉も渇く、変な物を食べれば体調不良を起こして病気になる……そんなシビアな要素も同作の魅力!ドキドキの手探り感溢れるサバイバルライフにいつしかのめり込んでいました。
第4位『天穂のサクナヒメ』
発売前は「インディー系の面白そうなアクションゲームが出るんだな」くらいにしか思っていなかったのですが、いざプレイしてみると、田起こしから精米までやることぎっしりなガチ米作りゲーでびっくり!
アクションパートは、豊富な武技によるコンボ、羽衣を使ったワイヤーアクションといった要素が爽快感を高めていました。
サクナをはじめとしたキャラクターたちも実に魅力的で、いつしか父親のような気持ちで見守っていましたね。
同じダンジョンを何周もする必要があるなど「うーん……」と思うポイントもいくつかありましたが、欠点を遥かに上回る魅力がありました!
第3位『One Step From Eden』
対応機種:ニンテンドースイッチ/PS4/PC
ジャンル:デッキ構築カードアクション
記事:弾幕避けて的確判断!岩男エグゼ的ローグライクカードゲーム『One Step From Eden』
カードゲームといえば、デッキをじっくり組み上げて戦略を練る戦いを思い浮かべますが、同作は弾幕シューティングばりのハイスピードなバトルが繰り広げられます。
プレイヤーは、4×4マスに区切られた『ロックマンエグゼ』風のバトルフィールドを自由に動き回り、迅速に敵の攻撃を避けつつ攻撃する必要があります。
様々な効果を持ったカードは、ランダムで配られるので反射神経ニブニブな僕は序盤から大パニックでした。しかし、スピードに慣れてくる中盤くらいから俄然面白さが増します!
ボスにトドメを指すか否かでエンディングが分岐するシステムもあり、何度も繰り返しプレイしたくなる1本です。
第2位『Ghost of Tsushima』
対応機種:PS4
ジャンル:オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー
記事:蒙古兵を斬り伏せろ! 戦いの疲れは旅で癒せ…オープンワールド時代劇『Ghost of Tsushima』
十三世紀後半の対馬を舞台に、冥人(くろうど)である境井仁が、大陸から侵略してきた蒙古と戦いを繰り広げるオープンワールドアクション・アドベンチャーです。
同じ日本が舞台の死にゲー『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を彷彿とさせますが、同作は、難易度選択があるので、僕のような下手くそでも簡単に魅せプレイが可能です。
蒙古に侵略された村を解放する傍ら、神社を参拝したり、秘湯を巡ったりと息抜きも出来て、気が付けば一日中プレイしてしまうことも……。
また、風景描写も抜群に良いので、インスタ映えしそうなロケーションを探して楽しんでいました。
オンラインで大盛り上がりで賞『ベア・ナックル4』
対応機種:ニンテンドースイッチ/PS4/PC
ジャンル:ベルトスクロールアクション
記事:アイツが昔の姿で登場! 美麗2Dとドット絵が混在するベルトスクロール『ベア・ナックル4』
ベルトスクロールアクションの名作『ベア・ナックル』シリーズの最新作が20年以上の時を経て登場!
コンボは簡単にボコスカ決まりまくるので、初心者でも安心してプレイできますし、2Dドットで登場する旧作のキャラクターは、シリーズファンなら思わずニヤリとしてしまうのではないでしょうか。
「Game*Spark/インサイド公式Discordサーバー」でしばしば行われていたリモプ飲み会(SteamのRemote Play機能を使ってオフラインマルチプレイゲームを読者と遊ぶ集まり)では定番となっていた同作。最大4人による多人数プレイで、1人のボスに対して仲間で寄ってたかってコンボを決めまくる様はまさにリンチ……!
もちろんソロプレイでも楽しめますが、多人数プレイヤーだと大盛り上がりすること間違いなしです。
名作は何度やっても面白いで賞!「PCエンジン mini」
記事:あの時代にアニメやボイスが?数多のオタクを生んだ名機の復刻版「PCエンジン mini」
1987年に発売されたPCエンジンをコンパクトにして、国内外58本のタイトルを収録した夢のミニハード!各画面サイズの変更や、どこでもセーブ・ロードが可能な「カンタンセーブ機能」といった今の時代のプレイヤーにとって嬉しい機能も搭載されています。
『天外魔境2』や『ときめきメモリアル』などの定番を押さえつつ、さまざまなジャンルのタイトルが収録されています。
PCエンジンは、僕がオタクの道に足を踏み入れたきっかけになったものでもあるので、数あるミニハードの中でも一番思い入れが大きく、小学生の頃に戻ったかのように夢中になってプレイしていました。
『ときめきメモリアル』で最初に狙ったキャラクターは外井さん(男)
全キャラクターのエンディングを見るため、現在もちょこちょこプレイしています。
まさか2020年になってPCエンジンの名作を再びやりこむ事になるとは思ってもいませんでした。
一番爆笑したで賞『龍が如く7 光と闇の行方』
「コマンド式RPGになったといっても、どうせいつもの『龍が如く』でイベントの1つにRPGパートが挿入されているくらいだろ……」と思っていたら、まさかの全編RPG!同作には、『ドラクエ』のような転職システムも搭載されているのですが、転職する際に向かう場所はダーマ神殿ではなく、まさかのハローワーク!
このようにバカバカしさ満載でも、『龍が如く』として、コマンド式RPGとしてもきっちり作り込まれており、大爆笑しながらも度肝を抜かれました。
確かに長く続いたシリーズだけあって前作はマンネリ感は否めませんでしたが、ここまで大きく舵取りするとは……。
『ポケモン』や『ドラクエ』など様々なパロディ要素も各所に散りばめられており、最初から最後まで大笑いしていました。
第1位『あつまれ どうぶつの森』
『Ghost of Tsushima』とどちらを1位にするか迷ったのですが、長きに渡ってハマり続けていた『あつまれ どうぶつの森』をYOTYにしました!
同作には、虫採集や釣り、お花の栽培、化石発掘をはじめとした要素が沢山あるのでそれらを全て堪能しようとすると、もはやスローライフではなく、多忙ライフ!特に今作から実装された島の地形を変えられるシステムは「永遠に遊べちゃうのでは……?」と思うほどに熱中して作り込んでました。
ちなみに、僕は畑にモヒカンを置いてモヒカン畑を作り、畑で採れた(という設定)モヒカンを読者やフォロワーに配るイベントなんかもやってました。
こうやって自分で遊びを作って楽しむのがこのゲームの魅力だと思います!
『グノーシア』や『サブノーティカ』、『Outer Wilds』に『コーヒートーク』……ハマったゲームはいくつもありましたが、「吉田・オブ・ザ・イヤー 2020」はこんな結果になりました。皆さんがプレイしたゲームはありましたか?
2021年も多くのゲームの魅力を皆さんに伝えられるように頑張りますので、ご愛読のほどよろしくお願いします!
それでは皆様、良いお年をお過ごしください!
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。