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兵科記号を操作するチェスライクなミリタリーRTS『Waronoi』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】

兵科記号で記された部隊を操作して戦うミリタリーRTS『Waronoi』のプレイレポートをお届けします。

連載・特集 プレイレポート
兵科記号を操作するチェスライクなミリタリーRTS『Waronoi』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
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「デジボで遊ぼ!」ではボードゲーム要素やカードゲーム要素、テーブルトークRPG(TRPG)要素のある魅力のデジタルボードゲームを特集。今回は兵科記号で記された部隊を操作して戦うミリタリーRTS『Waronoi』のプレイレポートをお届けします。

本作はMFCが開発し、2020年12月20日にSteamで配信されました。あまり知られていないゲームのようで、ネット上の情報もほとんどありません。日本でこのゲームを紹介している記事は、おそらくこの記事だけなのではないかという状況です。ただプレイしたユーザーからの評判は良いようで、現代戦ストラテジーにチェス的な面白さを加えた作品に仕上がっているとのことです。

本作はミリタリーRTSなのですが、ユニットは兵科記号で表記されています。戦場に多くのユニットが登場しますが、それを一つひとつ動かす必要はありません。上部の指揮ユニットを動かすことにより、その下に配置されたユニットが追随して行動します。情報が少なくて結構謎が多い作品ですが、いったいどんな内容なのか、さっそくプレイしていきましょう。

移動の基本を学ぼう!

ゲームはシングルプレイとマルチプレイがありますが、当然シングルプレイでスタート。ゲームの基本を学ぶ「チュートリアル」、課題をクリアしていく「チャレンジ」、AIと対戦する「カスタムゲーム」が選択できます。まずはチュートリアルから。

ゲームが始まると「HQ」というユニットが登場します。司令部(HeadQuarter)のことで、これが破壊されると敗北になります。本作がチェスライクと言われるのは、「相手のキングであるHQをいかにして破壊するか」のゲームだからです。

HQはユニットの1つなので移動できます。HQを左クリックで選択した後に、移動先を右クリックすると移動が始まります。マップにヘクスが表示されていますが、本作はターン制ではなくリアルタイムで行動し、ユニットはヘクスに沿って移動します。全然違うゲームですが、コーエーテクモゲームスの『三國志14』にどことなく似てますね。

目的地を指定すると移動が始まりました。前述したように、先程マップ上に見えたヘクスに沿うような形で動きます。地形やユニットの種類によって速度が変わりますが、結構動きが遅いですね。これぐらいの速度なら、RTSが苦手な人でもじっくり考えて行動することができるでしょう。

ユニットは地形によって、その視界の広さが変化します。地面に対してマウスホイールをクリックすると、その位置の視界の広さを知ることができます。画像ではHQの位置からだと、緑色の森林地帯の内部を見ることができない状態なのが分かります。敵が潜んでいるかもしれませんね。

シフトキーを押しながら移動先を指定すると、最速で進めるルートを選んでくれます。現在HQの兵科は偵察部隊(車両)なので、道路の上の方が移動速度が速い。そのルートを進んでくれます。

部隊を構成しよう!

画面右上に表示されている数字は資金で、数字の横の「+4.0」というのは時間単位での増加量です。これを使ってユニットを雇います。現在、画面右上に3人の将軍のアイコンが並んでいますが、ここから一人雇いましょう。

画面右下に、先程雇った将軍が登録されました。その顔アイコンの下に、3つの兵科記号アイコンが並んでいます。上から「ミサイル部隊(爆撃が行える)」「航空部隊(ヘリなどの回転翼式)」「歩兵」となっています。歩兵を選んで、HQの近くに配置。画像に白い線が見えますが、これはHQからリンクされている(指揮を受けている)ということです。

さらに他のユニットもいくつか呼び出します。これらのユニットの下にも、新たにユニットを付けることが可能。ただ上位のユニットが壊された場合、「指揮を失った」ということでその下のユニットはすべて失われることになります。前述したように、一番上の指揮系統であるHQが破壊されればゲーム終了です。それとRキーを押したままユニットをクリックすると、下位ユニットが最大限まで補充されます(資金が足りれば)。

適当に部隊を作ってみました。Bキーを押しっぱなしにすると、現在の部隊構成がツリーで表示されます。HQを頂点にした組織であることがひと目で分かるかと。1ユニットの下には3つのユニットを付けられます。

ユニットが増えると、それを一つひとつ動かすのは面倒です。本作では「Ctrlキーを押しながら右クリック」でユニットを移動させれば、その下に所属するすべてのユニットも一緒に行動してくれます。HQでこれをやれば、全部のユニットを動かすことができます。これが本作の特徴ですね。

それと移動中のユニットを選択肢してSキーを押せば、そのユニットだけストップさせることができます。結構使うテクニックなので、覚えておくといいでしょう。

特殊な操作として、「Ctrlキーを押しながら右クリック」で指揮ユニットを移動させるときに右クリックしたまま別の場所で指を離すと、下位の部隊だけそこへ移動してくれます(指揮ユニットは最初に右クリックした所へ移動)。これを使えば指揮ユニットと下位ユニットを、一度にそれぞれ別の所へ移動させることが可能。指揮ユニットが壊されると下位ユニットも全滅するので、できるだけ前線に立たせないようにしましょう。

ユニット変更やその他の操作について

現在、HQは車両ユニットですが、兵科の変更が可能です。画面右下のユニットアイコンのどれかをクリックした後に、Cキーを押しながらHQをクリックすることで変えられます。視界の広い「航空部隊」に変更してみました。

敵が登場。こちらに向かって撃ってきましたが、数の差であっと言う間に倒してしまいました。攻撃範囲内に入れば、ユニットは自動で攻撃を仕掛けてくれます。

ミサイル部隊を選択して爆撃したい場所を右クリックすれば、しばらく待つと戦闘機が飛んできて爆撃してくれます。森の中など敵が潜んでいそうな場所を爆撃させるのがいいでしょう。連続使用は出来ず、一度爆撃するとクールダウン時間が発生します。

最大限までマップを縮小したときの様子。六角形のフィールドになっていますね。それとマルチプレイ用の操作として、Tキーでピンを打ったり、チャットをしたりできます(マルチプレイは最大8人までプレイ可能)。

チュートリアル終了で勝利!プレイ内容はすべて記録され、ゲーム終了後にリプレイできます。敵の動きを見てみたり、自分の行動を反省したりなどが可能。ゲーム自体はリアルタイムですが、時間の進み方はターン制のように1コマ1コマ進めることができます。

実戦に突入!

操作方法がひと通り分かったところで、実践に移りましょう。チャレンジモードでは様々なシチュエーションで戦うことができます。難度も少しずつ上がっていくようになっているので、順番にこなしていけばそこそこ腕が上がるとは思います。

最初のシナリオでは、機械化歩兵部隊しか選べません。ユニット選択を考える必要がないので、動かし方の練習に集中できますね。

資金は十分にあるので、とりあえずRキーで最大まで下位部隊を呼び出します。勝利条件は敵のHQを破壊する以外に、画面にある3つの旗をすべて占拠した状態で一定時間が経過すると勝利になります。

下の2つの旗を占領した後、残る一つへと全軍向かわせます。ユニットが多くても指揮ユニットを動かすことでまとめて操作できるのが便利。HQを突出させないように注意しましょう。

上の旗を占拠している間、敵が右下の旗を占拠してしまいました。上の旗に一部隊残し、残りの部隊を右下の旗に送って対処します。

敵がワラワラと現われてきました。Xマークなので歩兵部隊ですね。指揮ユニットをストップさせ、下位のユニットだけで戦わせます。敵の指揮ユニットを優先的に狙っていくのがいいでしょう。

横からの奇襲を受け、こちらの指揮ユニットが破壊されました。指揮ユニットを失って動けなくなった下位ユニットすべては戦闘不能になり、白い色で表示されます。すぐに新しいユニットを呼び出し、再度戦線に投入します。ユニット数が多いのでコストが高く付きますね。

物量で押し続け、ついに敵のHQを発見。後はHQを破壊するだけです。このまま全軍を投入して力押ししてしまいましょう。ただ指揮ユニットは破壊されないよう、後方に控えておきます。

敵のHQを破壊して勝利!今回は兵科が一種類だったので、アンチユニットや索敵などを考える必要がなく、力押しで何とかなりました。次のチャレンジでは、機械化歩兵部隊に加え戦車部隊が追加されますので、段階的にユニットを学んでいけます。ぜひチャレンジの全クリアを目指してみてください。

対戦が楽しいじっくり系RTS

本作は部隊単位でユニットを動かすことができ、指揮ユニットを破壊すればその下位のユニットもすべて沈黙させることができるため、奇襲を使った形勢逆転なども可能になります。また、ユニットがどれだけあろうとHQを破壊すればゲーム終了なので、チェス的な面白さもあります。HQを見つけなければならないというのは、軍人将棋っぽさもありますね。

マルチプレイについてですが、EU・US・ASIAの3つのサーバが用意されています。試しにすべて接続してみましたが、やはりと言うか何と言うか、人はいませんでした。フレンドを作って、自分で部屋を立ててプレイするのがいいでしょう。

あまり知られていないゲームでグラフィック的にも派手さはありませんが、対戦型RTSとして面白い作品に仕上がっています。ユニットの動きが遅いこともあり、ターン制に近いリアルタイム戦闘になっているので、反射神経よりも戦術が重視されます。現在英語のみですが、ユニットの種類と動かし方が分かれば問題無いかと。一風変わったRTSを遊んでみたい人にはオススメのゲームと言えそうです。

製品情報

『Waronoi』
開発・販売:MFC
対象OS:Windows
通常価格:2,050円
サポート言語:英語
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1444550/Waronoi/


■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。著者Twitter「マイナーゲーム.com」Twitter
《渡辺仙州》

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