サマーシーズン到来!ということで、暑さが本格的な猛威を振るう近頃、いかがお過ごしでしょうか。
先日、JTBが発表した夏の旅行動向見通しでは、夏休み期間中旅行に「行かない/たぶん行かない」と答えた方が全体の8割を占めていたそう。新型コロナウイルスの影響が続く中、まだまだ気軽に旅行に行けないという心理が大きく働いた結果なのだと思われます。
そこで考えました……
旅行に行けないならば!ゲームをやればいい!そして同時にレジャーを楽しんでしまえばいい!と!
本記事では数あるレジャーの中でも「キャンプ」にフォーカスを当て、ゲーム内でキャンプを楽しめるゲームを選定、現実でのキャンプ難易度も合わせて紹介していきたいと思います。
the Hunter Call of the Wild
プレイヤーがハンターとなり、ヨーロッパの森林・ロシアのタイガ・アフリカのサバンナなど、世界各地でハンティングを楽しむオープンワールドFPS。狩猟対象はシカを筆頭にキツネ、イノシシ、クマなどの四足獣からマガモ、七面鳥といった鳥類までさまざま。各国で挑戦可能なミッションをこなしてもよし、自由に獲物を狩ってもよし、険しい山に登ってもよし、自分の好きなように自然を楽しめます。
ショップで購入できるテントは持ち運び自由です。本格的なハンターさんにとっては設置したのちに自身のインベントリの整頓ができたり、寝袋で仮眠を取ることで時間を経過させたりと非常に便利な設備。狩猟ターゲットの近くの林に潜む際に強い味方となります。今回のように「キャンプをするぞ!」という時は何も考えず絶景ポイントに設営、動物を観察しながらのんびり時間が過ぎるのを楽しみましょう。
難易度…normal(断崖絶壁とオオカミに気をつけるのは現実と同じ)
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
2017年にニンテンドースイッチと同時発売されたゼルダの伝説シリーズ作品。ジャンルを「オープンエア」と自称しており、その独特の空気感は数多くのプレイヤーを虜にしました。「ゼルダの当たり前を見直す」というお題目を掲げ、それまでのゼルダシリーズの「1本道」や「箱庭」といった要素を刷新、「どこにでも行ける」「なんでもできる」作りが特徴といえます。
「どこにでも行ける」ということで、山頂でのバーベキューを敢行。大量の道具もポケットにしまっておけるリンクの利点が出ました。残念ながらベッドやそれに類するものは持ち歩けないために一泊することはできませんが、焚き火を見つめながら夜まですごすといった贅沢な時間が楽しめます。
難易度……Hard(資材の持ち込みに加え襲撃してくる敵性生物の多さがネック)
マインクラフト
全ハードでの累計販売が2億本超えというとんでもない記録を達成した、言わずとしれた超大人気サンドボックスゲーム。ブロックを積み上げての建築要素、洞窟やダンジョンの冒険、回路設計など、やれないことは無い。と断言できてしまえるほどに遊びの幅が広い化け物ソフトですね。
プレイヤーにかかれば、資材さえあればどこでも自由なキャンプ場と化すのがこのゲームのいいところ。池のほとりにテントを建て、キャンプファイア、椅子、燻製器を用意して夏休みを満喫しましょう。気合がある方はさらに資材を集めログハウスを建築し、より本格的に森林浴を楽しんでみては。
難易度……hard(夜間の襲撃さえなければnormalなのに…)
ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP ~麓キャンプ場編~
人気アニメ「ゆるキャン△」の世界を体験できるVR用ソフト。麓キャンプ場編では志摩リンの視点を通じ、各務原なでしことのキャンプを楽しめます。基本的にはVR用ソフトウェアですが、VRゴーグル無しでもマウス一つで体験できる非VRモードが存在するのがありがたいところ。
現在、Steamではゆるキャン△ VIRTUAL CAMP「~麓キャンプ場編~」と「~本栖湖編~」の2本が配信されています。本栖湖編は名前の通り、湖のほとりでのキャンプが楽しめる内容となっています。さて、今回麓キャンプ場編を選んだ理由ですが、犬がいたからです。景色を楽しみ…ゆったりキャンプを楽しみ…犬を愛でる。こんなに幸せなことが他にあるでしょうか。
難易度……Very Easy(天国はここにあった)
Camping Simulator: The Squad
タイトルの通り、キャンプを体験するゲーム……のはずなのですが、現行のバージョンでは画面右上のクエスト進行に合わせて行動が必要です。自身の体力、体温、空腹や喉の乾きを管理しつつ3箇所のキャンプポイントをめぐり、時にはクマを罠でしとめ、寒さを逃れるために各所にキャンプファイアを設置したりと、なかなかに忙しいキャンプ体験を味わえます。
テントで休むには土台にポールを建てて布をかぶせ、ペグ打ちまでやらないといけないという徹底ぶり。他のゲームでは絶対に味わえない地味なアクション群に痺れます。ちなみに、ゲーム開始のタイミングで持ち込めるアイテムを選べるため、楽ちんキャンプを楽しみたい方は荷物をパンパンにしてでかけましょう。アイテムの持ち込みを絞っていけば生きるか死ぬかといったシビアなサバイバルまで楽しめます。
難易度……Very Hard(キャンプってクマの駆除も含めるんでしたっけ?)
THE LONG DARK
主人公マッケンジーは乗っていた飛行機が墜落により、冬のカナダ北部の山中へ放り出されてしまいます……。必死に生き延びようとサバイバルを開始し、自身に何が起きたのかを知る旅へと出るのです。他にも、ストーリーは一切無く、公式の言うには「死が唯一のエンディング」という、とにかく生き延びることに特化したサバイバルモードも遊べます。
避暑、という意味ではこれ以上ない環境ですが、暑さを避けすぎたせいで寝ると目覚めない可能性が……。また、キャンプを行うための道具も現地調達なため、一泊できるかどうかは自身の運に左右されるかもしれません。それでも、必死に集めた石とたき木で設営したキャンプファイアで飲むコーヒーは格別の味といえます。
難易度……Nightmare(死があまりにも近すぎる)
ということで、様々な世界で楽しめるキャンプを紹介してみました。普段はアウトドアも楽しむぜ!という多趣味ゲーマーの皆様も、今年はもう少しだけガマンして、ゲームの世界でキャンプ気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。私はもう少しだけ『THE LONG DARK』の世界で焚き火を楽しんできます。