爆発する鳩、しゃべるショッピングカート……最高だけどこれシミュレーターじゃないな!『Bum Simulator』これが路上生活シ…ム?なおバカ全開破茶滅茶オープンワールドACT【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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爆発する鳩、しゃべるショッピングカート……最高だけどこれシミュレーターじゃないな!『Bum Simulator』これが路上生活シ…ム?なおバカ全開破茶滅茶オープンワールドACT【爆レポ】

戦闘も建設も探索もあらゆる要素が最高!

連載・特集 プレイレポート
爆発する鳩、しゃべるショッピングカート……最高だけどこれシミュレーターじゃないな!『Bum Simulator』これが路上生活シ…ム?なおバカ全開破茶滅茶オープンワールドACT【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2021年8月26日にRagged GamesとPlayWayよりSteam早期アクセスでリリースされた『Bum Simulator』について生の内容をお届けしたいと思います。


『Bum Simulator』とは

ホームレスとして生活する、スローライフなサバイバルサンドボックス。本作は2018年に発表。それから何度かの発売延期を経て、ついに早期アクセスでリリースされました。

プレイヤーは舞台となる「Bumsville」の街で、戦闘や金稼ぎ、拠点作りなどを行い自由に生活することができます。また、驚きの設定が待ち受けるメインストーリーや、個性的なキャラクターたちによるサイドクエストも多数用意されています。

「シミュレーター」と言う単語の意味を調べ直したくなるほど、自由奔放な本作。さまざまな要素が用意され、そのどれもが楽しいと言う快作です!

『Bum Simulator』の実内容に迫る!

ある日、目覚めた主人公の前には意思を持ってしゃべるショッピングカートが現れました。カール・カートマンと名乗るこの珍妙な人物(?)は、どうやら主人公の友人であるとのこと。しかし、主人公にはその記憶がありません。

混乱する主人公に、カールは驚くべき事件の顛末を伝えます。主人公とカールは悪の企業「EvilWay」の被害者とのこと。カールは彼らの手でショッピングカートにされてしまい、主人公は脳みそを切り取られたと言うのです!

パブリッシャー「PlayWay」のもじりですね。

確かに、主人公は記憶がないどころか、まともに喋ることもできません。それどころか、飢えと渇きが原因で今にも死にかけていることに対処もできない様子。そんな主人公に、カールは「食べて飲まないと死ぬぞ」と的確なアドバイスをしてくれます。

ここからチュートリアルとして、ゴミの漁り方や食事方法をカールから学びます。その後は新たな登場人物と出会いながら、戦い方や物乞いでの金策、『Postal』シリーズを彷彿とさせる「おしっこ」のやり方なども身に付けていきます。このすべてがこの町で生き抜くための大切な要素です。

物乞い用のボードは自由に描けます。

そして重要なのは主人公が実は「鳩マスター」であったという事実。序盤のクエストをこなして鳩を入手してからは、「SHURIKEN(鳩を相手にぶつける)」などの戦闘方法が可能になります。こうした一連の基礎を学んだあとは、いよいよ自由な生活の始まりです!

彼女は「PIGEON LADY」。頼りになる存在です。

街を巡って冒険&素材集め!

主人公の住む街「Bumsville」は、ビジネス街や駅、広大な地下や工場などさまざまなエリアが存在している騒々しい街。この街はとても懐が広いようで、主人公のようなホームレスから「バグス」と呼ばれるギャングまで受け入れられています。もちろん街中には警官がパトロールしているため、彼らの前で犯罪行為は厳禁です。

本作ではこの街を舞台に主人公とカール、そして「EvilWay」を巡るメインストーリーが用意されています。ストーリーを進めていくうちに、プレイヤーの拠点改造や困った人を助けて獲得する「リスペクト」などの要素も増えていきます。まずはある程度物語を進め、クラフトや拠点などを解放すると遊びの幅が広がります。

主人公は敵を倒したりクエストを達成するなど、さまざまな要素で経験値を獲得。レベルアップすることでスキルを覚えることが可能です。スキルには「お腹が空きづらくなる」「パンチが強くなる」「物乞いの稼ぎが増える」「拠点のクラフトコストが下がる」など豊富に用意されているため、プレイヤーのスタイルに合わせた育成も可能です。

とはいえ、やはり生き抜くためにお金は大切。街中には経験値やお金を稼げるサイドクエストがいくつか用意されています。なかでもろくでなしのお金持ち「RICHMAN」のクエストは「人を殴ってKOする」「人を車にぶつける」など、簡単なクエストでたくさんお金をくれます。好人物ですね。ちなみにお金は公衆電話を殴ったりしても入手できますよ。

そして本作で最重要なのはやはりゴミを漁ること。ゴミ漁りでは食料などのほか、店で売るジャンク品やクラフト素材などさまざまなアイテムを入手可能です。本作では相棒のカールが、そのショッピングカートの特性を生かして「動くインベントリ」として活躍してくれます。

カールに乗ることで高速移動も可能なので、街を隅々まで移動しながらどんどん素材を集めていきましょう。鳩の羽を集めて鳩スキンをアンロックするコレクタブル要素もありますよ。

街中には食べられる植物もたくさん自生してます。


お金があればアイスだって買える。お金だよ、お金。

拠点構築が楽しい!防衛タレットも置けちゃうぞ

さて、メインストーリーを進めてクラフトや拠点の改造ができるようになってからが本作のお楽しみです。拠点では、壁や床などを立てて家を作り出すほか、家庭菜園や生産施設なども建設可能。もちろん生活の潤いになるタバコやミックスカクテルを作り出すこともできますよ。

クラフトで重要になるのが、怪人物「MR.JELLO」が用意してくれるリサイクル装置。この中に特定のアイテムを入れると、スクラップなどの素材を抽出してくれる優れものです。カールのインベントリ画面でリサイクルできる素材は確認できるため、ゴミ漁りの際には意識して不足する素材を集めましょう。

拠点づくりは比較的やさしく、建築モードで解体した建材の素材は戻ってくる仕様。初期は少し殺風景な雰囲気の家具しか置けませんが、街中にあるブループリントを入手すればソファーやキャノピーなども作れるようになります。どんなときでも、生活の潤いだけは忘れないようにしたいものですね。

なお、街中には初期の拠点以外にも、ギャングを倒して奪える候補地がいくつか存在。逆に、ギャングたちが拠点を襲ってくるイベントもあります。襲撃イベントはお金やリスペクトを払って回避できるほか、自力で守ることもできます。拠点には地雷やタレットも設置できますよ!


豊かな生活。

本作は(一応)スローライフなゲームです。家庭菜園さえできれば食事に困ることもなくなるため、ゆっくりと街を回って素材を集めて理想の拠点作りに励むのもおすすめです。

ブループリントはお店でも購入可能。

鳩は最高の攻撃方法だ!

街のそこら中にいるギャングとの戦いを避けては通れない本作。ダメージを喰らうと回復のために余計に食料が必要になるため、なるべく有利に戦えるようにしましょう。

鳩マスターの主人公、やはり戦闘で便利なのは鳩攻撃です。基本技である鳩アタック「SHURIKEN」は射程が長く威力もそれなり、相手がダウンすることもある優秀な攻撃です。レベルアップで鳩装填速度を上げれば、ほぼ雑魚は完封できます。

拠点で巣をアップグレードすることで、鳩スキルの強化も可能。性能も大幅に変化し、例えば「SHURIKEN」を強化すると相手にぶつけた鳩が爆発するようになります。確実にダウンを奪えるだけでなく範囲攻撃になり、街にある「施錠したゴミ箱」を開けられる様になる優れものです。

また、拠点で新しい鳩の巣を建設することで、新たな鳩スキルを覚えられます。スキルには相手に鳩の餌を投げつけ鳩をたからせる「PECKERS」と鳩が起こした竜巻で攻撃する「PIGEONADE」があり、手裏剣とあわせていつでも切り替え可能です。

もちろん、鳩スキルに頼ることなく拳で戦うことも可能。スキルにはパンチ強化の項目も用意されています。敵ギャングも「ダンボール鎧マン」「アルミホイルの魔術師」など強敵(?)が待ち受けているため、戦いやすいスタイルを選びましょう。

ところで「PIGEONADO」は「鳩(PIGEON)」と「竜巻(TORNADO)」を組み合わせたもの。これ、日本語だと「鳩ルネード」と呼ぶべきでしょうか?はい、パーフェクトな余談でした。


ここまで紹介してきた『Bum Simulator』。2年以上延期した開発期間には正直不安を覚えましたが、登場したのは懐の広い、自由を堪能できるゲームでした。ゴミ漁りも拠点づくりも、どこかおかしい登場人物たちの物語もとても遊んでいて楽しく感じられます。

早期アクセスはおよそ一年間を予定。現時点ですでに基本的なゲーム部分や序盤のシナリオ、スキルやクラフトなどの要素を十分楽しめます。製品版では基本要素の拡張やサイドクエストなどの追加、ゲームバランスの調整などが行われます。

「シミュレーター」というジャンルをすでに逸脱しているとしか言いようがない本作。(編:これがシミュレーターなら『POSTAL2』以降も「お使いシミュレーター」かなと……)最高で最低なくだらないジョークや世界観は、公式トレイラーなどで気になる人ならぜひ遊んでほしい作品です。タイトル画面で流れる「おっさんの唸り声の歌」は必聴ですよ!

タイトル:Bum Simulator
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:Steam
発売日:2021年8月26日
記事執筆時の著者プレイ時間:8時間
価格:1,840円

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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