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【吉田輝和の絵日記】終末世界をグラップリングを駆使して駆け抜けろ!高難易度メトロイドヴァニア『ラスティッド・モス』

今回は、faxdoc/happysquared/sunnydazeが手掛け、PLAYISMが販売を担当しているPC向けタイトル『ラスティッド・モス』をプレイ!本作は、ドット絵で描かれた終末世界を、グラップリングで駆け抜けるメトロイドヴァニアです。

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今回は、faxdoc/happysquared/sunnydazeが手掛け、PLAYISMが販売を担当しているPC向けタイトル『ラスティッド・モス』をプレイ!本作は、ドット絵で描かれた終末世界を、グラップリングで駆け抜けるメトロイドヴァニアです。

『海腹川背』のラバーリングアクションを彷彿とさせる操作システムで、同作ファンの僕ならあっという間にクリア出来ちゃうんじゃないでしょうか!と、手こずるフラグを立てる吉田おじさんであった……。

◆滅びっぷりが美しい。終末世界を探索!

人類文明は妖精の侵略により滅びを迎えようとしていた。妖精たちは人類を欺くために、仲間の妖精と人間の赤ん坊を入れ替えるという卑劣な作戦に及んでおり、主人公・ファーンもその一人だった。

つまりファーンは、妖精が人間のところに送り込んだスパイってことか?

ファーンは何者かに追われているらしく、相棒の影・パックとともにこの場をあとにする。

基本のアクションは、ジャンプと銃での攻撃のみ。ゲーム開始時では、グラップリングはまだ出来ないようだ。

人類文明は既にかなり滅びているようで、背景にはむき出しの鉄骨や朽ちたビルが表示されているな。機械文明が滅びて自然がちょっと盛り返してきてるところもヨシ!

ポストアポカリプスものが好きな僕にとって、ちょうど良い好みの滅びっぷりだ!滅亡の危機を迎えている人間側としてはたまったもんじゃないだろうけど、主人公は妖精側だし、この世界観を楽しんでも問題ないだろう。

道なりに進んでいくと、マヤという人間の少女が居た。

マヤとファーンは同じ施設で育っていたらしい。話を聞くと、他にも同じように施設で育った友人たちが居たのに、ファーンは施設もろとも爆発させたようだ。

「みんな友達だったのに!」と嘆くマヤに対し、ファーンは「みんなマヤの友達でしょ。私は元から違うんだよ」とクールに言い放つ。そしてマヤが連れているマシンとのバトルが始まった!

マシンのボス・ボニーは、転がりやバウンドで攻撃してくるが難なく撃破!「ゲームパビリオンjp」で試遊した時、お前は既に倒していたんだよ!


ボニーを破壊すると、ボニーと名乗る妖精が現れた。どうやらマシンに囚われていたらしく、解放したお礼としてグラップリングアクションを出来るようにしてくれた。

念願のグラップリングを手に入れた!

◆グラップリングはタイミングが命!

グラップリングアクションが出来るようになって、世界が格段に広がったな!ジャンプじゃ届かない段差だって、グラップリングを使えばヒョイと登れちゃうのだ。

地面からじゃ届かない時は、ジャンプ中にグラップリングを射出すると届くぞ!

しかし射出するタイミングが遅いと……

ただの投身自殺になってしまう。串刺しや落下死しても、すぐその場からリトライ出来るのはありがたいね。

グラップリングを射出した位置が悪かったな~って時は、すぐ自殺してやり直しだ。命が軽い……!

一見すると行けなさそうな場所でも、特殊なアイテムなどは基本的に必要とせず、グラップリングのテクニック次第で到達可能だ。まあ今の僕にはそのテクニックがないので、行けそうな場所から探索するか。

◆トライ&エラーでリトライを繰り返す!命は軽い……

フィールド上には、HPやMPの上限値を上昇させるアイテムや、特殊な効果を持つトリンケットと呼ばれる装備アイテムなどが配置されている。

トリンケットは、敵へのダメージが増加するものや、敵の弾が遅くなるものなど効果は様々だ。それぞれにコストがあり、一度に全てのトリンケットは装備できない。状況に応じて付け替えるのが良さそうだな。

ただ、トリンケットなどのアイテムは奥まった場所に配置されていることが多く、そこにたどり着くまでに複雑なグラップリング操作が要求される。

ここでもリトライを繰り返して何度も命を散らすファーン。下手くそでごめんね。

グラップリングは移動に使うだけではなく、敵の攻撃を避けるのにも役立つ。というか、使わないとダメージを食らう場面も多いので、その場その場で適切な判断が必要になる。

フィールドギミックも満載で、突風を利用して大ジャンプをするエリアや、水中で酸素に気を配りながら進むエリアなどが登場する。

フィールドがとにかく広大で、取り逃がしたアイテムを探したり、まだ通っていない道を探したりするためにあちこちを探索している内に、少しずつグラップリングテクニックも向上してきた。

複雑なグラップリング操作を要する道でも、「やってやろうじゃないか」と強気で挑めるようになってきたぞ。

グラップリング上手くなったと思ってたけど気のせいだったわ……。

僕はグラップリング操作のコツがなかなか掴めず、何度も詰まってしまっていてクリアまでに20時間以上かかりました。アクションが得意な方ならもっと早くクリア出来そうです。

いや~、とにかく難しかったです!でもセーブポイントが多いので、サクサクとリトライ出来るのは有り難かったですね。

何度も「これどうやって行けばいいんだ?」という壁にぶち当たりながらも、トライ&エラーを繰り返してやっと進めた時の気持ち良さといったらたまりませんでした。

本作は、グラップリングも含めてかなり癖のある操作性です。キーコンフィグがあるので、自分に合ったボタン配置を見つけるのをおすすめします。

また、難易度はプレイ中にいつでも変更可能な上に、無敵や飛行といったチートのような設定も存在します。ゲーム性を大きく損なうので、どうしてもクリア出来ない場合以外は使わない方が良さそうです。

公式がチートのような設定を用意してくれるほど高難易度なので、腕に覚えのある方やポストアポカリプスものが好きな方は是非挑戦してみてください。僕と一緒に「こんなの行けるわけねえよ!」と悲鳴を上げましょう!

『ラスティッド・モス』はSteamにてWindows向けに配信中。アートブックやサウンドトラックが付属するデラックスバンドルも販売されています。


《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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