乗り物ありのFPSと、RTSが一本で楽しめる『Silica』人類VS人類VSエイリアン、3つ巴の終わりなき戦い…!【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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乗り物ありのFPSと、RTSが一本で楽しめる『Silica』人類VS人類VSエイリアン、3つ巴の終わりなき戦い…!【プレイレポ】

本日ご紹介するのはBohemia InteractiveのFPS複合型RTS『Silica』です。FPSとRTSの両モードを切り替えつつ、着実にかつ大胆に敵を排除していきましょう!

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乗り物ありのFPSと、RTSが一本で楽しめる『Silica』人類VS人類VSエイリアン、3つ巴の終わりなき戦い…!【プレイレポ】
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筆者はRTSが好きです。ついでに言えばFPSやTPSも好きです。では、この2つが組み合わさったものだとどうでしょうか?当然、大好きです。ええ、それはもう、とてもとても。

最近はこういったゲームが増えてきたと思います。いわゆる、指揮官として部隊を指揮しつつ、1ユニットとして撃ち合いなども楽しめるというものですね。『Men of War』とか『Call to Arms』、『Freeman: Guerrilla Warfare』に『Total Conflict: Resistance』などが挙げられます。

少し毛色が変わりますが、『BLADESTORM 百年戦争』や『戦場のヴァルキュリア』もこの範疇にギリギリ収まるかとも思いますが、とにかく、こういったゲームは筆者の大好物なのです。

何故好きなのか、それはロマンがあるからです。特に圧倒的な戦力差による形勢不利を物ともせず、寡兵にも関わらず奮戦奮闘を重ねて五分以上の戦果を上げる。これぞ英雄のあるべき姿、純然たるロマンなのです。

目を閉じて想像してみてください。押し寄せる無数のBETA相手に、少なからず落伍者も出しつつも戦線を支え続ける名もなき1兵士の姿を。あるいは、幻獣の海に複座型突撃仕様の士魂号で吶喊し、敵のど真ん中でミサイルを乱射。多大な戦果を上げつつ生還し、絢爛舞踏と称されるその栄誉を。

思い浮かべるだけで熱いなにかが胸に滾る。これぞロマン、これこそロマン。誰しもが一度は夢見たあの情景、あの感情。思い起こさせてくれるのは、他ならぬゲームなのです!

本日ご紹介するのは、『Arma』シリーズでコアゲーマーには広く知られるBohemia Interactiveの実験的なタイトル用ブランド「Bohemia Incubator」より早期アクセスが開始された、FPS複合型RTS『Silica』です。惑星「Baltarus」を舞台に、「Sol(人類)」と「Centauri(人類)」、エイリアンの3派閥が三つ巴の戦いを繰り広げる本作には、各ユニットや生産施設への命令を見下ろし視点で下せるRTSモードと、1兵士として個人単位での射撃戦から戦車に搭乗しての砲戦まで楽しめるFPSモードの2種類が存在し、自由に切り替えることが可能。言わば一粒で二度美味しい、そんなゲームなのです。

RTSモードではまずは偵察を優先しつつ資源採取。レーダー施設や各種ユニットの生産施設を拡充しつつも資源を貯め、より高度なユニットをアンロックすべく技術レベルを向上させていきます。

もう一方のFPSモードでは表示される指示目標を目安としつつ、自由に戦場を走り回ってマッピングから浸透した敵の排除まであれやこれやの仕事をこなすこととなります。

この2つのモードを自在に切り替えて、敵を排除し惑星の支配権を確立することが目標となります。

人類VS人類、人類VSエイリアン、人類VS人類VSエイリアン。多様なゲームモードと設定が可能で色々楽しめる本作、少しご紹介していこうと思います。

足りないものは自分で生産して自分で乗る。RTSモードとFPSモードの使い分けが鍵!

本作ではRTSモードとFPSモードの2種類を自由に切り替えることが可能です。自分が担当していない方はAIが自動で処理してくれるので心配ご無用。まぁ、筆者の場合は初動のチマチマした操作が面倒なのでまずはFPSモードで始めます。

イヤッホー、楽しいドライブを満喫です!
NPCさん、お願いだから無茶な乗り方はやめて。

近くにあった機銃装備の軽車両で、気ままにドライブを楽しみます。

本作では地球と異なる惑星が舞台ということで、なんとなく車両の操作感が独特です。ちょっとした操作でスピンしたり、横転したり、空中で縦3回転したり。おかげで接敵時にはもうHPが半分程度に。

こちらは機銃持ちなので、非武装ユニットには強気に行けます。
ただし、装甲はペラペラ。まぁ、初期ユニットなのでこんなもんです。

最後は敵からの反撃で廃車になったので、気を取り直してもう一度。今度は30ミリ砲搭載でちょっと強めです!砲ですよ、砲。機銃じゃないんですよ。

おおー、長砲身がなかなかイカス、武装強化型の装甲車です。

道中、友軍と合流しつつヒットエンドランで攻撃です。敵陣まで一直線の電撃戦です!近接航空支援は無いんですけどね。

NPCを囮に撃つべし撃つべし!
…敢え無く爆発四散。敵基地には防御用の砲台が装備されているので、迂闊に近づくと蜂の巣に。

…やっぱりね、思うんですよ。装甲車じゃだめなんだって。やっぱり戦車とか多連装ロケット砲システムとか、そういうのが戦争には必要なんですってば。でも、そうそう都合よく強力なユニットが手に入るわけ…。

お?視界を横切る謎の影。これはひょっとして…戦車?
ホバータンク、GETだぜ!やっぱり火力と装甲は正義。装甲車なんてカスですよ、カス。

タンクです。戦車です。やっぱり良いですよね、火力と装甲の両立は。パラパラ撃つ銃なんて所詮豆鉄砲です。時代は砲です、火力です。ついでに宙に浮いているホバータンクです。さすがAI指揮官、GJです!

念願叶って敵の大型資源採集機の破壊に成功しました。が、敵の重装甲車による猛攻にホバータンクも撃破されました。

今回はAIが絶妙なタイミングで戦車を用意してくれましたが、普段でも必要な時には一時的にRTSモードに切り替えて生産を指示、その後FPSに戻ることで必要な車両を用意することができます。2モードの切替が鍵というわけですね。

人類サイドもエイリアンサイドも両方楽しめる!豊富なゲーム設定が魅力

本作では人類サイド(2種類)とエイリアンのいずれでも楽しむことができ、人類サイドではHQを中心に、エイリアンサイドでは巣を中心に勢力を拡張していくこととなります。

ダニっぽいやつとか
サソリっぽいやつとか、色々います。

SFらしい近未来的な武装を扱う人類に対し、エイリアンは体当たりや針飛ばしなどを主な攻撃手段とし、これはこれで一風変わった体験を味わうことができます。

また、MAPも執筆時点で4種類から選択できます。どのMAPも荒涼とした砂漠が広がる殺風景なものですが、空に止むことなく稲妻が走るMAPや冴えわたる青空が眩しいMAPなどバラエティに富んだものとなっています。

加えて、MAP上にはバンカーが散在しており、自軍ユニットを近くで一定時間待機させることで占領が可能です。ゲームを優位に進めるためにはこうした要素を活用していくことが重要となってきます。

誰だ?ペーパードライバーを寄越したやつは。

RTSモードとFPSモードの切り替えが一番の魅力の本作。早期アクセスの段階ということもあり、移動経路の構築に失敗して行動不能になっていたり、NPCが敵からの攻撃を無視して行動を続けたりといった具合にAIの挙動に怪しい部分が残るものの、武器が異なる複数兵科に装甲車や戦車、自走式多連装ロケット砲といった車両など現段階でも十分遊べる内容となっています。

テレポーター起動!視界が青く染まって…。
なかなか派手なエフェクトを残しつつ、テレポート完了。…これって本当に安全な技術なのでしょうか?

また、MAP内の自軍ユニットの周辺のみという制限こそあるものの、一気に前線に降り立つことができるテレポーターなんて設備もありますから、徒歩での移動が面倒なんてこともありません。

Arma』シリーズで知られるBohemia Interactiveだけに、ユニット種の拡充に飛行系ユニットの実装、また弾道処理など徹底的に凝りに凝った内容となることを期待したいところです。

スパくんのひとこと

まだまだNPCの挙動など気になる部分もあるけれど、なかなか今後が楽しみな1作スパ。…でも、このエイリアン、なかなか可愛いスパ。ここを撫でるとほら、大口開けて大喜びし(パックンチョ)

  • タイトル:Silica

  • 対応機種:PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年5月3日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:3時間

  • 価格:2,300円


スターシップ・トゥルーパーズ (吹替版)
¥400
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
スターシップ・トゥルーパーズ3 (字幕版)
¥100
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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