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スパくん校長就任です…学校運営はやることがいっぱいだー!学校運営SLG『Let's School』プレイレポ

様々な情報やコンテンツに最初からアクセスできて、一瞬戸惑うかもしれませんが、非常に遊びやすく丁寧にデザインされているためスッとプレイできちゃいます。

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今回はPathea Games,とPM Studios, incが手掛け、2023年7月27日にSteamにてWindows PC向けにリリースした学校経営シム『Let's School』をご紹介したいと思います。

『Let's School』とは?

離脱……離脱!?

本作は、かつての母校復興のために校長となり、学校を切り盛りしていくシミュレーションゲーム。校舎の建築や解体、机や照明などの設置、学生の募集、教員の採用・研修とやれることがいっぱい。全ては希望を胸に入学した子どもたちの将来のため、今日も奮闘してまいりましょう。

ゲーム開始直後はアクセスできる情報が多すぎるが故に戸惑うかもしれませんが、丁寧な誘導とわかりやすいチュートリアルのおかげで、大分遊びやすく、全体的に密度の高いプレイフィールでした。個人的にグラフィックがローポリ風味(?)だからこそちょうど良いと感じて好感度が高いです。カメラの遠近どちらに対しても、画面の見やすさを損なわない塩梅なんですよね。

操作・設定・言語

本作の操作はキーボード&マウス。画面内の様々な情報にアクセスしては、クリック&ドラッグする操作が多いのでこの操作形式は大変遊びやすいです。

その他設定もオーソドックスな項目が並びますが、グラフィックを中心に調整可能箇所が多いですね。なお言語はバッチリ日本語に対応。一部言い回しにかたさがあるものの、プレイする上で支障はなく、むしろ程よくキャラが立つ(?)味付けになっていると思います。

本編開始

さあ始まりました『Let's School』。タイトル画面からニューゲームを選ぶと、このようにシーン選択ウィンドウが表示されます。ここでは学校を経営していくにあたり、ロケーション2つと難易度3つの組み合わせでシーンを選ぶことができます。ここはあえてシンプルに小規模かつ簡単を選択。

『UNDERTALE』に出てきそうな造形の元校長から突然のお手紙。学校業務は大変な激務と聞きます。この表情から察するにだいぶ限界なことがうかがえますが、どうか世界一周の旅でゆっくり羽根を伸ばして欲しいところです。

本作にはキャラクリ機能があり、まずはプレイヤーの分身となる校長の外観を作っていきましょう。体型、肌の色、髪型、服装などそこそこ自由に選択できます。なので今回もご登場いただくのは……、

はい、みんな大好きスパくんです。

ちょっとナナメになるスパくん校長

スク水(?)を着込んだ変態にしか見えませんが、経営が傾いて元校長は失踪という母校の状況に心を痛め立ち上がった大人物という設定で参りましょう。

またこの生徒の服装や校章などもある程度いじれるのでこちらもチョチョイのチョイで……、

こんな感じになりました。体操服とスカート型制服のみに特化した時代の最先端をいったつもりでしたが、右側のウィンドウをよく見ると「男子制服」「女子制服」という項目が。この学校に通う男の子は1年を通して短パン体操着ということに……。

まあ子どもは風の子元気の子(方便)ということで先に進みます。こうして赴任してきたスパくん校長。バスから降りてくる妖怪めいた見た目の男が向かう先は「国立ゲムスパ高校」。

ここからはチュートリアルを交えつつプレイしていきましょう。本作、ここらへんのデザインも非常に丁寧で、スキップを選ぶこともできるんですよね。

手始めに半壊した校舎(!?)を修繕し、教室をこしらえて生徒を呼び込んでいきます。本作の基本的なゲームの流れを学びつつ、最終的な学校運営の目標である「学園評価の上昇」を目指して頑張ってまいりましょう。

壁の撤去やひび割れ、それに散らかったゴミ……修繕箇所はよく見ると結構な数があり、またその範囲も広いです。ここらへん一つとっても本作のやれること、アクセスできる項目は多いので、最初は面食らうかもしれません。

しかしこれも繰り返しになりますが、チュートリアルがわかりやすいのと、そもそもUIがよくまとめられているのが本作の良いところ。教室を作る時はクリック&ドラッグという簡単操作。しかもオブジェクトを設置する時、壁などに合わせて向きがある程度自動で変わるのもグッドポイントですね。

そして仮に次の行動に迷ってしまっても、右上の目標アイコンをクリックすることで現状何すべきか把握できます。また各種情報をクリックすることでだいたい「何が、どうで」の部分が説明されているため、この手のゲームで最初にプレイにまごつきがちな筆者でも、本作はスラスラと遊べましたね。

そんなこんなで校舎の修繕と教室の準備が完了したので学生を呼び込みます。生徒の呼び込みでは、地元の募集エリアごとに特性があるので、その情報をよく確認しましょう。

こちらが新入生リスト。各生徒にはいくつかのパラメータが割り振られており、合格人数が多いほど学校の収入も増えますが、後述のカリキュラム設定や、教員の配置などコントロールすべき要素がどんどん増えていくため、運営難度は上がっていきます。

そして誰でもいいから入学させるというのは考えもので、素行に問題のある生徒を入れてしまうと色々大変です。生徒のパラメータ画面では、デバフ項目が赤いリボン(?)で表示されます。可愛そうですが、厳しい現実として、割り切りつつ不合格などで対応していきましょう。とはいえ今回は全員合格。

さっそく新しい学び舎にやってきた彼らですが、何かフキダシが表示されていますし、UIには「!」マークがいくつも並んでいますね。

この「!」マークは、現状この学校が抱えている問題を表示してくれており、たとえば先程の教室であれば、照明がなく薄暗いことと、担任およびカリキュラムの設定がされていないことが問題となっていました。

なお校舎が完璧に修繕されていないと、こういうわんぱく少年が冒険を始めてしまうのでさっさと直していきます。

そしてそのわんぱく少年は、「ゲームの狂人」というパラメータを持っており、他の生徒を巻き込んで早速素行不良(?)行為に耽っていました。

「次はやるな」

すぐに教師などの人員を現場に派遣して注意します。なお、あまりにも問題行動が重なると、学校側から強制的に退学させることもできます。

ところでどうしたことか、教室に先生がまだいません。今回は校長であるスパくん自らが教壇に立つはずですが、彼の姿が見当たらず生徒から不満の声が。一体どこにいるのでしょうか。

校門で呼び込みしてました。

この役に立たない妖怪は、学校経営が軌道に乗ったら懲戒免職処分にするとして、実際のところ現状本稿には十分なカリキュラムを提供できるだけの教員が足りません。そこで新しく採用していきます。教員の採用は時間経過ごとに更新されます。

教員にはそれぞれ担当教科というものがあります。クラス内の生徒の目標にあわせて、カリキュラムを組むことで、後に実施される試験を達成できます。要は理系が多く集まるクラスに文系中心のカリキュラムを組んでも意味がなく、将来的な学園評価を高めるためには、なるべく需要に応えると良いでしょう。

それにしてもやることが多い!流石に校長ひとりで捌くのには限界があります。そこで設置するのは管理部門。そうなんです。学校経営に際して組織図もきちんとコントロールできちゃうんですこのゲーム。文字にすると難しそうですが、実際はこんな感じでアイコン化されているので管理も簡単。

おわりに

無事にテストも終わり、そこそこ良い結果をキープできました。学園評価も上がります。ともあれまだ序盤にもかかわらず、本作でアクセスできる要素は多岐にわたります。しかしそれら全てが「学園評価の上昇」という目標に繋がっており、そして全ての要素にきちんと説明が添えられているため、「何をしたら良いのかわからない」ということが起きにくく、非常に遊びやすいレベルデザインとなっています。

世間はもう夏休みシーズンですが、ここであえて学校経営のゲームをプレイしてみるのも良いかもしれません。

  • タイトル:『Let's School』

  • 対応機種:Windows PC

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC

  • 発売日:2023年7月27日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:2,300円(2023年8月3日まで2,070円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

最初だけ少し慣れが必要かもだけど、全体的に丁寧なゲームデザインでとっても遊びやすいスパ!

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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