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【吉田輝和の絵日記】主人公はカブトムシ!不思議な昆虫世界が舞台の謎解きアドベンチャー『COCOON』

『LIMBO』や『INSIDE』を手掛けたゲームデザイナーの新作パズル!

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【吉田輝和の絵日記】主人公はカブトムシ!不思議な昆虫世界が舞台の謎解きアドベンチャー『COCOON』
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今回は、Geometric Interactiveが手掛け、Annapurna Interactiveから発売された『COCOON』のニンテンドースイッチ版をプレイ!本作は、『LIMBO』や『INSIDE』を手掛けたゲームデザイナーJeppe Carlsen氏による、パズル要素が盛り込まれた謎解きアドベンチャーです。プレイヤーは昆虫となり、複数の世界を渡り歩いていきます。

謎解きゲームは大好きなジャンルのひとつなのですが、閃き力が圧倒的に不足しているため、決して得意とは言えず、かなり苦戦するジャンルでもあります。この絵日記は、どんな高難易度な死にゲーでも、出来る限りゲームをクリアしてから執筆しているのですが、今回はクリア出来るのかなあ……。

◆カブトムシが不思議な世界を冒険!

主人公が目覚めると、そこは荒野の真っ只中だった。主人公は昆虫……カブトムシかホタルのようなビジュアルだな。

よく見れば人間の足が生えている。そのアンバランスさが少し不気味だ。

あ、でも走る姿は忍者走りみたいでちょっと格好良いな。

辺りを散策がてら操作確認をしてみよう。攻撃やジャンプといったアクションはないので、敵が現れた時は逃げるしかないのかな。そもそも敵って出てくるのだろうか。

地面にあるスイッチのような場所を踏むと、封鎖されていた扉が開く。

動かせそうな球体を発見。持ち上げて動かしてみると、足場がニョキニョキとせり出してきた。世界観や操作の説明は一切無いんだけど、チュートリアルのような簡単な謎解きなので、一目見るだけで「これはこうすりゃいいのね」とわかるのが気持ち良い。

次は、動く足場だ。手前と奥の足場は連動しており、手前の足場が右の崖に進む時、奥の足場は左の崖へ進む。途中で降りられる場所があるので、そこを利用すると奥の足場の位置を調整できる。

初見では、途中で降りれる場所に全く気が付かず、手前の足場に乗って右往左往していた。こういうチュートリアル的な謎解きで詰まっちゃうと、己の閃き力の無さを思い知らされるぜ。

先へ進むと、蛾のような巨大な虫が現れた。こんな狭い場所でボス戦かと身構えたけど、巨大な虫はオレンジのオーブに吸い込まれていった。なんだったんだ……。

このオーブは持ち運び可能で、所定の場所に置くと仕掛けが作動する。なるほど、仕掛けにエネルギーを送り込む、電池のような使い方が出来るんだな。

ゲーム中ではただの光るオーブなんだけど、僕の中ではこんなイメージだ。

ここでようやく敵の登場だ。しかもボスキャラ!攻撃ボタンは無いし、どうやって倒せばいいんだろう。とりあえず攻撃を避けねば。

逃げ回っていると、地中から謎の物体が飛び出してきた。おそらくこれをぶつければいいんだな。

謎の物体をぶつけると、狙い通りダメージを与えられた(投げるアクションは出来なかったので、持ったまま体当たり)。その後、ダメージを与えるたびに形態や攻撃パターンが変化するも、苦戦せずにサックリ撃破した。さあ、先へ進もう。

ちなみにオーブは、仕掛けを作動する電池的な役割以外も存在する。オーブの中には別の世界が広がっており、オーブの中や外の、複数の世界を移動しながらゲームを進めていくのだ。

なぜオーブの中の世界と行き来できるのかわからない。主人公にもなにか悲しい出自や使命があるのかもしれないが、テキストによる状況説明などが無いので、ストーリーがわからないまま進行する。

面白いのが、オーブの外からもオーブ世界が観察できることだ。動くレーザーによって封鎖されている道も、オーブの外に出てやり過ごすなんてのも可能だ。

また、オーブは複数存在するので、オーブを持ったまま別のオーブ世界への移動も可能だ。オーブごとに機能が異なるので、どのオーブをどの局面で持ち運ぶか考えるのが楽しいな。

閃き力に加えて記憶力も難ありなので、ストーリー云々の前に、今何をしているのかどこに居るのかわからなくなりがち……!


7時間ほどかかりましたが、無事にクリア出来ました。

途中、閃き力が足りずに詰まる場面も多々あったものの、理不尽な謎解きはなく、ストレスなく進められました。

ボスとのバトル要素はさほど難しくはないので、アクションが得意ではない方でも大丈夫だと思います。

閃き力不足の僕はクリアに時間がかかっちゃいましたが、普通にプレイすればもう少し早めにクリア出来ると思います。短時間で上質な謎解き体験が味わえる、素晴らしいゲームでした。

『COCOON』はWindows(Steam, Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中。Game Passにも対応しています。


《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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