あらゆる手段を駆使し、過酷な戦況を打破せよ!サバイバルRPG『REMORE: INFESTED KINGDOM』は奥深いターン制バトルを楽しめる【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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あらゆる手段を駆使し、過酷な戦況を打破せよ!サバイバルRPG『REMORE: INFESTED KINGDOM』は奥深いターン制バトルを楽しめる【プレイレポ】

戦況と流れを読み切り、常に最善の一手を目指せ!

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あらゆる手段を駆使し、過酷な戦況を打破せよ!サバイバルRPG『REMORE: INFESTED KINGDOM』は奥深いターン制バトルを楽しめる【プレイレポ】
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もしも明日、急に世界に異変が生じ、ゾンビはびこる世界へと変貌してしまったら、私達には何ができるでしょうか。最愛の人を目の前で失ってしまったら、何の為に生きれば良いのでしょうか。成すすべなく彼らに貪られるか、命果てるまで抵抗を貫くか…。サバイバルRPG『REMORE: INFESTED KINGDOM』では、極限状態の世界を体験することができます。

今回はBlack Anchorが開発した本作の、あらゆる手段を駆使し戦術的に「生き残る」戦闘にフォーカスしたプレイレポートをお届けします。

『REMORE: INFESTED KINGDOM』とは

『REMORE: INFESTED KINGDOM』はBlack Anchorが開発し、WebzenによってパブリッシングされているサバイバルRPGで、終末の危機を迎えた中世の世界が舞台となっています。

プレイヤーは廃墟を探索し、生き残るために必要な食料など物資を確保しながら、あらゆるアイテムや武器を駆使して敵を殲滅していきます。戦闘はターンベースで行われますが、わざと音を出して敵を誘導したり、スキルを効果的に使用するためにキャラクターの配置を考えたりと、フィールドを活かした戦略が重要となってきます。

特性を理解して戦闘を優位に!個性的なキャラクターと武器

まずはゲームが始まると、プレイヤーはキャラクターのひとり「Willam」を操作することになります…が、ここでなんと最愛の妻が自身の腕の中で息を引き取ることに。しょっぱなからクライマックスの展開ですが、「どうか自分だけでも生き残って欲しい」という彼女の最期の言葉を胸に、荒廃した世界でのWillamの旅は始まるのです。

身を守るべく、武器を求めて訪れたのは守衛の家で、そこにはかつて国王の守衛であった兵士、「Edwin」が隠れていました。彼らは行動を共にすることを決めましたが、そこに運悪く感染者の群れによる襲撃が起こり、戦闘が始まります。

Willamは初期では手斧と盾を装備しており、攻撃可能な状態と、行動ができなくなる代わりにアーマー値が上昇するディフェンス状態を切り替えながら戦える攻防一体の戦闘を得意とします。さらに、スキルを2回使用するたびに戦闘ポイント(WP)を回復するパッシブスキルも持っており、連続攻撃を繰り出したり、攻撃をした後にディフェンス状態に切り替えるといったプレイも可能に。

一方のEdwinは槍を初期装備としており、リーチを活かした攻撃が得意です。2マス並んだ敵を一度に攻撃したり、1マス挟んだ向こうの敵を攻撃したり…遮蔽や配置を気にせず、一方的なダメージを与えられる槍のほか、パッシブスキルでは味方の攻撃にあわせて連携攻撃を行ってくれます。

そして、旅の途中で出会うもう一人の仲間が流れ者の「Diurmuid」。斧を振り回すことで範囲攻撃や強力な一撃をお見舞いできるほか、移動などに使用するTPを消費することでスキルに使うWPを回復、敵を倒すごとにTPを回復…という自己完結型のパッシブスキルを持ち合わせています。味方の攻撃する順番を工夫すればより多くのTPを獲得できるなど、前線を構築する上では重要なキャラクターとなってきます。

また、キャラクターの装備はそれぞれ戦闘中に即座に切り替えることも可能であり、武器はダンジョン内で拾うか、自身で持ち込んだものを使用します。例えば「Diurmuid」であれば、最初は範囲攻撃の得意な斧で頭数を減らしてから、強力な単体攻撃ができる両手剣に持ち替えて、スキルを使いつつHPの多い相手に大ダメージを与えるなど、戦局に応じた柔軟な戦い方が重要といえるでしょう。

多彩な手段で戦場を支配せよ!タクティカルなターン制戦闘

本作ではキャラクターや武器の組み合わせに加え、戦闘に関するさまざな要素が容易されています。プレイヤーの活動拠点となる隠れ家では装備を修理、強化できる鍛冶屋がいるほか、食事をすることでさまざまなステータスを得られます。拠点で休息を取ることでHPやアーマー値が回復し、食事によって回復量を伸ばすこともできます。

基本的に食材はダンジョンの中で獲得するしかないので、開けられそうなオブジェクトを見かけた際には要チェックです。もっとも、回復はするもののステータス減少効果のある「腐ったリンゴ」などといったアイテムがほとんどで、序盤はかなりひもじい思いをしますが……。

キャラクターにはHPのほかにアーマー値というものが設定されており、ダメージを受けた際にはまずアーマー値が減少、それ以上のダメージを受けるとHPが減少していきます。キャラクターのHPは10前後で回復手段も乏しく、なるべく被弾を避けた戦い方をしなければいけません。

アーマー値
HPは10前後しかない

そこで活きてくるのが、装備品の他にも持ち込める消費アイテムたち。投擲することで音やダメージを発生させ注意を引く「コイン」や「小石」、相手にダメージを与えつつ引き寄せるグラップリングフック、一定ダメージを受けるまで壊れない「バリケード」といったアイテムが存在しています。

あらかじめ仲間を配置につけておき、これらのアイテムを起点に有利な戦闘に誘い込む…といったプレイを心がけることが本作の戦闘においては何よりも重要となります。

また、特に序盤から脅威になるのは、倒すと毒を周囲にばらまく特殊な感染者。隣接した状態で戦ってしまうと、味方もかなりの被害を被ることになります。毒の範囲は周囲1マスなので、マスを開けて戦えば平気ですが…例えばEdwinのスキルで1マス遠くから安全に攻撃し、削りきれなかったHPは消費アイテムの小石を使ってトドメを刺す…など、戦闘開始だけでなく、戦闘中でも"飛び道具"としての使い方もできます。

1マス遠くから攻撃し…
残ったHPは小石で削りきる!

最善の選択を判断し、冷静に対処する奥深さが魅力だが…

キャラクターそれぞれの装備や配置、体力といったステータス、そして消耗アイテムの数など、「自身が今何を持っていて、何ができるのか」というあらゆる手札の中から、常に"最善"を選択する戦闘はかなりの奥深さを感じます。レベルアップをすることでさらなるスキルの習得も可能で、攻撃に寄ったものや、防御に寄ったものなど効果は真反対で、プレイスタイルに合わせたスキルビルドも本作の魅力といえるでしょう。

しかし慎重なプレイが必要とされる一方で、いわゆる「初見殺し」的な要素があることや、敵の数などゲームバランスの部分についてはもう少し調整の必要があるようにも感じます。序盤では入手できる食料や回復手段が乏しく、効率的に戦闘を進められないとどんどん追い込まれ、ゲームオーバーとなってしまうような場面もみられました。

また、ストーリー重視で物語が進行していくために、日本語非対応という点もやはりネックに感じます。それほど難しい文章ではないのですが、キャラクター同士の掛け合いなどセリフも多いので、「気軽にプレイできる」というものではないのかなと思います。

陰鬱な世界ながらも壮大なストーリーではあるので、こちらは今後のアップデートでの対応を期待したいところ。


今回は『REMORE: INFESTED KINGDOM』の魅力である、キャラクターと装備の組み合わせや、あらゆる手段を活かした戦闘にフォーカスしたレポートをお届けしてきました。キャラクターが装備している武器を即座に切り替えられるというシステムが画期的で、戦局の変化に合わせた柔軟な対応ができるのも、「このキャラクターで持ったら強いかな…?」と試行錯誤をするのも本作の魅力といえるでしょう。

また、消耗アイテムによって自身の立てた作戦に相手を誘い出し、それが上手く決まった時の快感はかなりのもの。しかし前述のように慎重なプレイが求められる一方で、視界不良のエリアから突如として発見されてしまったり、扉を開けたら敵に遭遇したり…というような、一部のイレギュラーやゲームバランスについては序盤で躓いてしまう可能性もあるので、今後調整の余地があるように感じられました。

早期アクセスは開始されたばかりで、2024年前半までのおよそ7ヶ月間の期間を予定としているようです。この間にもプレイヤーのフィードバックを受け、対応言語の追加や本作の戦闘の魅力を理解するまでの「とっつきにくさ」の改善などに期待したいと思います。

スパくんのひとこと



立てた戦略がぶっ刺さった時の快感は最高スパね!


タイトル:REMORE: INFESTED KINGDOM
対応機種:PC(SteamEpic Gamesストア
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2023年10月31日
著者プレイ時間:3時間
サブスク配信有無:
価格:1,700円
※製品情報は記事執筆時点のもの

《kurokami》

チャーシュー麺しか勝たん kurokami

1999年生まれ。小さい頃からゲームに触れ、初めてガチ泣きした作品はN64の『ピカチュウげんきでちゅう』です。紅蓮の頃から『FF14』にどハマりしており、Game*Spark上ではのFF14関連の記事を主に執筆しています。

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