名もない1人の人間が、やがて世界に名を轟かす英雄へと成長していく物語は、いつの世でも素晴らしく印象的なものです。ゲームであれば、その道に辿り着くための選択肢が多ければ多いほど、プレイヤーによってまったく違うドラマが描かれ、きっとワクワクすることでしょう。
そして、ForestWareが開発中のSteam向けオープンワールドRPG『Sword Hero』が高い注目を集めています。ウィッシュリスト登録数は2万件超え、Kickstarterはわずか2時間で目標額を達成。さらに「週刊スパラン2/6」でも、本作を取り上げた記事が一番読まれていることが紹介されています。
本作は、名作RPG『Gothic』シリーズにインスパイアされたオープンワールドRPG。プレイヤーは名もなき1人の戦士として、さまざまな派閥やモンスターが存在している「Wes島」を舞台に冒険を繰り広げます。シームレスなオープンワールド世界では“見えない壁”が存在せず、己の力量次第でどこまでも移動できます。
英雄への道を歩むことも、悪名を轟かせることも自由なプレイスタイルが楽しめる本作。戦闘では部位ごとの耐久値があり、敵だけでなく自分自身も腕や足を失う危険がありますが、失った部位は武器を装着した強力な義肢で補うことも可能です。また、購入した家をNPCに貸すなど、冒険だけでなく生活の楽しみも用意されています。
本稿では、そんな注目が集まる『Sword Hero』のデモ版『Sword Hero Combat Arena Demo』のプレイレポートをお届けします!

2種類の戦闘モードを楽しめる
『Sword Hero Combat Arena Demo』は、その名前の通りゲームの戦闘部分を体験できるもの。現在はコロシアムで戦いに挑む「アリーナ」と、ランダム装備の敵と戦い抜く「トーナメント」の2種類のモードが用意されています。
本作の戦闘は攻撃とガード/パリィ、ジャンプと回避が基本的なアクション。攻撃は溜めることで、より強力なダメージを叩き出せます。
また、「PSIゲージ」を貯めることでスペシャルアタックが発動可能です。PSIゲージは“ダメージを受けると減少する”システムなので、使い所には気を付けなくてはなりません。



HPだけでなく部位ごとにダメージが蓄積されるため、攻撃によっては敵の腕や頭が吹き飛ぶことも。倒した相手からはアイテムが習得できるだけでなく、死体や分かれた部位を拾って投げることもできます。
もちろん相手が持っていた武器も回収でき、複数得た武器はリングメニューに登録して使い分けることが可能です。
なお、部位ダメージはプレイヤー側にも蓄積されます。軽い怪我程度なら時間経過で回復していきますが、それ以外にも出血ダメージが積み重なる危険もあり、薬草やポーションでHPを回復するだけでなく、包帯を使って対処する必要も。



またパリィに成功すれば相手は一時怯むものの、隙の大きい攻撃を狙うとカウンターを食らう危険性もあります。
ダメージを受けることはなるべく避けたいので、敵の攻撃距離を見極めたり、ときにはダッシュで相手から離れて状況を立て直したりと、臨機応変な動きが重要です。


「アリーナ」は装備を整え難敵に立ち向かう
「アリーナ」では、剣闘士・弓使い・学者の3つの職業から1つを選択してコロシアムで戦うことになります。このモードでは、待ち受けるさまざまな相手に勝利して報酬を獲得し、装備や回復アイテムなどを購入しながら、勝ち抜いていかなければなりません。
対戦相手には戦士や猛獣だけでなく、モンスターなども登場。多数で襲ってくることもあるので、囲まれないように戦うことも大切です。戦闘で倒した相手からは前述した武器に加え、肉なども獲得できるので、勝利の報酬として回収を忘れないようにしましょう。




控え室には商人が待機していて、武器や装備品、回復アイテムなどを売買できます。装備品は上昇ステータスの確認ができるので、より良い装備を目指しやすいのも本作の良いところです。また、控え室には鍵のかかった宝箱もあり、開けると貴重なステータス上昇アイテムも入手できました。
ちなみにこういうゲームの“お約束”として、商人を襲うこともできます。
当然相手は良い装備なので手強いのですが、学者のスキルが遠隔攻撃で相手を吹き飛ばす強力なものなので、筆者はPSI回復ポーションを駆使してなんとか撃破しました。死体からはお金や装備もたくさん入手できてホクホクです。





しかし、商人と話ができなくなったことで、コロシアムのゲートが開かなくなり続けられなくなる事態になって詰んでしまいました。でも、学者のスキルは強いので製品版に向けて覚えておこう……!




ランダム戦闘を生き抜く「トーナメント」
そしてもうひとつの「トーナメント」は、ランダム設定の戦場で勝ち抜いていくモードです。ゲームは複数のレベルに分かれていて、4回勝ち抜くことで次の段階に進めるだけでなく、新たな職業も解放されます。
このモードでは、プレイヤーだけでなく敵の装備もランダム。最初の戦いから敵が武器を持っていることもあります。初期レベルだと持っているのは「ツルハシ」ですが、素手では防御できずダメージも大きいので注意が必要です。回避や素早い攻撃で相手に攻撃させなければ問題ないものの、慣れないうちは一方的に倒されることも珍しくありません。





そして本作で注意しておきたいことが、武器を持てば必ずしも強いわけではないことです。例えば敵からツルハシを奪って戦うと動きが遅くなるため、移動や攻撃速度が高い敵にモーションを潰されてしまうことも珍しくありません。
特にこのモードは回復アイテムの数すらもランダムなので、少しでも有利な状況で勝ち抜きを狙いたいところです。
各ラウンドの勝利後はベッドで体力を回復することもできます。新たなレベルになれば初期段階から武器を持つことも可能になり、戦いはより激化。ただし、殺されてしまえば挑めるレベルが下がってしまいます。戦闘を体験できる内容として、厳しくもやりがいのあるモードです。





『Sword Hero』のデモ版『Sword Hero Combat Arena Demo』では、武器やスキルを使ったアクションや、さまざまな人間やモンスターとの戦いを楽しめます。アクションとしての操作性は悪くなく、回避やガード、ジャンプ攻撃などを組み合わせればスピード感ある戦闘も味わえ、スキルや溜め攻撃で相手を吹き飛ばすのはとても爽快です。
装備品のステータス変化がわかりやすく、どこか懐かしいステータス画面やUIは遊びやすいのも好印象。ゲーム本編では怪物たちも棲むWes島での冒険が待ち受けています。
デモ版を遊ぶ限り戦闘は決して簡単なものではなく、怪我のデメリットもより大きくなっていくと思います。来たるべき英雄を目指す物語を楽しむためにも、気になる方はこのデモ版を触ってみましょう。
なお、公式サイトではゲームの開発ロードマップも公開されています。どのようなシステムが搭載されていくのか、計画を確認できるので、こちらも要チェックです!














