【特集】『Buckshot Roulette』はなぜヒットした? 実況でも人気を博した命がけの運試しゲー、実は「戦略」が超重要 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【特集】『Buckshot Roulette』はなぜヒットした? 実況でも人気を博した命がけの運試しゲー、実は「戦略」が超重要

発売数日で50万本売り上げ…その理由は?

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【特集】『Buckshot Roulette』はなぜヒットした? 実況でも人気を博した命がけの運試しゲー、実は「戦略」が超重要
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日々たくさんのゲームがリリースされる現代。その分話題になる作品も多いわけですが、「どうしてこのゲームは人気なんだろう?」と思ったことはありませんか?

Game*Sparkが新たにお届けするこの連載では、ヒットしているゲームがなぜ人気になっているのかを分析します。流行っているゲームに詳しくなっちゃいましょう。

第1回目は、命がけの駆け引きを楽しむ『Buckshot Roulette』をお届けします。ゲーム内のスクショはSteam版発売当初のものを使用していますが、現在はアップデートで翻訳が改善されています。

闇のカジノで命がけの駆け引き……

本作では、大金を手に入れるため闇のカジノで命がけのロシアンルーレットに挑んでいきます。ロシアンルーレットに使うのは、リボルバーではなくショットガン。空砲と実砲を数発ずつ込めて、どちらかが死ぬまで続けます。ディーラーと命がけの勝負をするという点では『Inscryption』からの影響も見て取れますが、比較的シンプルなゲームプレイに特化しています。

試合が始まるとショットガンに装填させる弾が明示され、ランダムに装填されます。試合が始まるとショットガンを交互に撃ち合い、実弾が入っているときに相手に当てることを目指します。台の横にはお互いのライフを示すモニターが設置されており、相手のライフを0にすれば勝利です。

本作で重要なのは、意外にも運ではなく戦略。基本システムとして銃口を敵か自分のどちらに向けるかを選ぶことができ、自分に向けて撃ったときに空砲だったら次のターンも銃を使用できるというものがあり、なるべく相手にターンを渡さないことが重要になってきます。

第1試合は確率を計算してただ撃ち合うだけという内容ですが、第2試合からはアイテムが登場。試合開始前に箱からランダムに取ることができ、相手のターンをスキップできる「手錠」や、装填されているいちばん上の弾を確認できる「拡大鏡」、体力を回復する「煙草」や、銃身を切り詰めて威力を倍にする「ナイフ」といったアイテムをうまく使うことが求められます。

1ラウンドでのアイテムの使用回数制限はなく、上手く使えば「ずっと自分のターン」を実現でき、敵を蹂躙することも可能。戦略がハマったときはとても快感で、とにかく相手からラウンドを奪うことが勝利へと繋がります。ただし、うまく使えるアイテムはない時は確率に賭けるしかない……というドキドキ感も味わえます。

なぜヒットした?

本作はもともとitch.ioにて配信されていた作品で、Steam版はアイテムなどを追加した新バージョンです。発売から数日で50万本を売り上げたことがわかっており、記事執筆時点までに1万件近くのレビューを集めています。

ショットガンでロシアンルーレットというちょっと過激なコンセプトやホラーテイストな雰囲気が注目を集め、TikTokやTwitch、YouTubeなどで人気に。日本でも有名ゲーム実況者が動画を投稿し、数十万回再生を記録しています。戦略的に相手のターンを奪うというゲームデザインも純粋に面白く、1試合が短いためリプレイ性もあります。

定価が350円と安いこともあり、気軽に購入できるのもヒットの要因と言えるでしょう。itch.ioはインディーゲーム好きが注目するプラットフォームですが、よりポピュラーなSteamに進出したことはさらに人気を加速させたと考えられます。

今後も人気は継続する?

本作は現在シングルプレイ向けのゲームですが、今後の無料アップデートでマルチプレイモードが実装が予定されています。マルチプレイがどのようなプレイ感になるかはわかりませんが、この戦略性が変わらず味わえるのであれば、とても盛り上がるものになるでしょう。配信者同士のマルチプレイなども人気が出そうです。

『Buckshot With Friends』

ショットガンロシアンルーレットというコンセプトはすでにいくつものフォロワー作品が発表されています。『Buckshot With Friends』はその名の通りフレンドとの対戦に特化した内容で、本家『Buckshot Roulette』のSteam版よりも早く配信されました。

『Buckshot Better Together』
『Buckshot Arena』

同様の作品では最大4人で遊べる『Buckshot Better Together』や最大6人で遊べる『Buckshot Arena』が存在します。itch.ioでの配信時にマルチプレイを追加してほしいという意見がいくつも見られましたが、他のインディー開発者がその点にいち早く注目したような形です。

今後どのような展開になっていくかはわかりませんが、ひとつのジャンルとして成長するポテンシャルはかなりありそう。また現在は予定にあるかわかりませんが、コンソール向けに配信されるなどすればまた大きな盛り上がりを見せそうです。

Buckshot Roulette』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中です。4月19日までは10%オフ 315円で購入できます。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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