「土曜の夜にピザとポップコーンを食べるようなゲーム体験だ」海外レビューひとまとめ『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』

『RoboCop: Rogue City』と同様、『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』は土曜の夜にピザとポップコーンをたらふく食べるようなゲーム体験だ。複雑過ぎるわけでも派手過ぎるわけでもなく、驚くほど欲望を満たしてくれる。

『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』はオリジナル版をほぼあらゆる面で凌駕するスタンドアロンの拡張版だ。しかし、少なくとも発売時点ではパフォーマンスの低さが原因で、改善されたペース配分とさらに大きくなった見せ場が損なわれている。もし、それが気にならず、すでに一作目を楽しんでいるのなら、わずか30ドルの本作はお勧めしやすい作品だ。

『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』は映画との堅実なタイアップや満足のいく戦闘により、本編よりもアクションとストーリーに重点を置いた体験を提供している。しかし、サイドコンテンツは物足りず、RPG要素は場違いに感じる。だが、オリジナル版の欠点を一部修正し損なっているとはいえ、本作は楽しい11時間の体験だ。

『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』には粗削りな部分や不具合があるため、これ以上高い点数をつけるのは難しい。しかし、シンプルなFPSとしてはこの上なく楽しい作品だ。購入して週末に一気にプレイすれば、その間中ずっと笑顔でいられるだろう。

『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』は、いささか変わり映えのしない内容を凝縮して核心に迫っている。核心とはすなわち、楽しさ、刺激、アクション性の追求だ。そして、そのままの状態でも十分に良い出来栄えである。

『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』は1980年代のサイボーグ警官への愛着を深める興味深い追加要素を提供し、一作目と同様の楽しい作品となっている。しかし、新機能があるにもかかわらず、繰り返しの多さと多様性の欠如は依然としてそのままだ。加えて、技術的な欠陥やバグが必要以上に最終的な評価の重荷となっている。

『RoboCop: Rogue City - Unfinished Business』は非常に楽しい。正直なところ、私は“ロボコップ”作品をもっと求めていたので願ったり叶ったりだ。確かに今回は駐車違反の切符を切ることはできないが、隣人同士の揉め事を解決したり、チンピラに「Make your day!」と言い放つことはできる。ただ、大きな問題をこれほど多く抱えているのは残念でならない。