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「実際にPCショップで働いているプレイヤーからも好評」PCショップ経営SLG『PC Building Empire』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Moose Games開発、PC向けに7月26日に早期アクセスが開始されたPCショップ経営シミュレーション『PC Building Empire』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Moose Games開発、PC向けに7月26日に早期アクセスが開始されたPCショップ経営シミュレーション『PC Building Empire』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、事業を拡大し会社を成長させ、PCゲーマーの帝国を築き上げていくPCショップ経営シミュレーション。PCの組み立て、販売、アフターサポート、販促用コンテンツ制作、そして従業員の研修などを実施し、自分だけのPCショップを経営します。記事執筆時点では日本語未対応。

『PC Building Empire』は、920円で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Claudio私の名前はClaudio Juniorです。ゲーム開発者であり、ブラジルのスタジオ「Moose Games」の創設者です。当スタジオはシミュレーションゲームやマネジメントゲームを専門としています。私は16年以上ゲーム制作を続けており、GloboやMultishowといった大手テレビ局向けのプロジェクトも手がけてきました。

私が一番好きなゲームは『マインクラフト』です。創造の自由度が高く、常に可能性あふれるオープンな体験を作りたいというインスピレーションを与えてくれるからです。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Claudio本作は、プレイヤーが自分のコンピュータショップを作り経営する、シミュレーション&マネジメントゲームです。PCの組み立て、顧客対応、在庫管理、マーケティング、スタッフ管理など、店舗運営のあらゆる要素を体験できます。本作の特徴のひとつは、ブラジル最大級のコンピュータショップからサポートを受けたことで、それが世界有数のハードウェアメーカーとのパートナーシップにつながったことです。このアイデアは、私のハードウェアと経営シミュレーション(タイクーン)ジャンルへの情熱から生まれました。リアルなビジネス運営の戦略性と、細部までこだわれるPCのカスタマイズを組み合わせています。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Claudioはい、『Fallout Shelter』、『Game Dev Tycoon』、『PC Building Simulator』、そして『Two Point Hospital』といったゲームからインスピレーションを受けました。これらの作品にある軽妙なユーモアや戦略的な経営要素を、私自身のテック業界での経験と融合させています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Claudio最も印象的だった瞬間のひとつは、最初の社内向けプレイアブル版を公開したときでした。そこで私たちは、プレイヤーたちが何時間もPCのカスタマイズや店舗の整理だけに没頭していることに気づいたのです。これらは当初、本作の二次的な要素にすぎないと考えていたのです。この発見がきっかけとなり、私たちはこれらのシステムを大幅に拡張することを決めました。

――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Claudio早期アクセス版のリリース後、多くのプレイヤーたちから、成長の実感やPC組み立ての細かさについて高い評価をいただきました。中でも最も印象的だったのは、実際にコンピュータショップで働いているというプレイヤーからのフィードバックです。その方は、本作が自身の仕事での日々の体験や課題を完璧に再現していると語ってくれました。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Claudio私たちは、カスタマイズ要素の拡充、店舗の日常におけるランダムイベントの追加、新たな顧客タイプの導入、ライセンス取得済みのハードウェア部品のさらなる追加、そしてマップ上の他店舗との競争システムの実装を予定しています。また、コミュニティからのフィードバックをもとに、最適化の改善やUIの洗練も進めています。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Claudioはい。現在対応している言語の翻訳をしっかりと固めた後、日本語に完全対応する予定です。有志による翻訳も歓迎しており、興味のある方は私たちの公式メールアドレスまで直接ご連絡ください。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Claudioはい、もちろんです。コンテンツクリエイターの方は、YouTube、Twitch、その他のプラットフォームで自由に本作を配信・収益化することができます。制限もありません。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Claudio本作を日本の皆さまにご紹介できることを、大変光栄に思います。私たちが本作の開発を楽しんでいるのと同じくらい、皆さまにも本作をプレイし楽しんでいただければ幸いです。日本のコミュニティからのフィードバックをお聞きし、皆さまのクリエイティブなお店がゲームの中で形になるのを見るのを、心から楽しみにしています。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:みお

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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