
千葉幕張メッセにて開催された日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2025」。新しく野心的なゲームが登場する一方で、往年のシューティングゲーム(STG)も根強く登場しています。厳密ではないものの、STGジャンルを探し歩き、幕張メッセのホール1-8で見つけたタイトルをここでは取り上げました。
シティコネクションブース

シティコネクションブースでは、『R-Type Delta: HD Boosted』と『R-TYPE DX: Music Encore』、『まものろKAI! ~まもるクンは呪われてしまった!~』、そして『ファイナルフォーメーション』の4タイトルがプレイアブル出展されていました。
なお『R-Type Delta: HD Boosted』と『R-TYPE DX: Music Encore』はそれぞれプレイレポを公開しているのでこちらをお読み下さい!

サクセスブース
シティコネクションブースの隣に位置するサクセスブースでは、『コットン ロックウィズユー』や『サイヴァリア3』の2タイトルがプレイアブル出展。パッドだけでなくアケコンを接続した試遊機も存在し、ユーザーの嗜好それぞれに対応した配置となっていました。
他にも、同ブースにはゲーセンミカドなどで活動を続けるレトロゲームアイドルの村下小粒さん(@KotubuKosian)らが、ナタ・デ・コットンに扮しブースへの来場者を迎えていました。

『コットン ロックウィズユー』


『サイヴァリア3』



KONAMIブース裏

KONAMIブース裏には、例年同じく中小企業やインディータイトルのADVやレーシングシム、STGなど、それぞれのジャンルがプレイアブル出展。今回の出展タイトル傾向を見るに、十数年ぶりの移植作が登場する一方で、他機種への移植版や強化版が目立っていました。
『式神の城III』


『Karous(カラス)』



PS5版『コットン リブート!』



『トラブル☆ウィッチーズ ふぁいなる! ラストエンド -エピソード1 マルガムの娘たち-』


『ゼランフォースAE』
「80年代にコンソールで人気を博したタイトルが90年代にアーケードで登場」というコンセプトで開発されたタイトル。オリジナルよりドット絵などが描き直されています。


『バウンティーシスターズ』



達成電器ブース


ビュウリックス筐体のミニ版「VEWLIX LITE(仮称)」の『レイストーム』

パイオニアブースの隣に設置されたレトロな雰囲気が特徴のブースです。新作STGなどがプレイアブル出展されていたわけではありませんが、ゲームセンターにて現行で可動するタイトーのビュウリックス筐体のミニバージョン「VEWLIX LITE(仮称)」が『レイフォース』をプレイアブルにした状態で参考出展されていました。この場を借りて簡単な試遊レポートをお届けしましょう。なお、このビュウリックスは2007年に登場した初期型VEWLIX をベースとしたものです。
ブースの担当者に話しを聞いたところ、今回の出展した「VEWLIX LITE(仮称)」は試作品であり、商品化などについては未定であるそう。まだ試作品段階なため、レバーやボタンの換装や実機のコンパネ部分の折りたたみ機構の実装は未定であるとのこと。加えて、本機を見たユーザーの反応が大きければ商品化もあり得るとも語っていました。
また、タイトーの「イーグレットツーミニ」のように、筐体の画面を1度押し込むとロックが外れ、90度回転させられる機構を備えています(出展機で出力画面の自動回転機能は未実装だった)。


試遊として『レイストーム』をプレイしてみると、通常のビュウリックス筐体のような雰囲気を感じられます。ディスプレイの遅延も感じにくく、レバーの操作自体は問題なく行えました(感触は三和レバーに近い)。しかし、シャフトが微妙に短く感じられたのが気になったところ。一方で、これは立った状態でプレイするイレギュラーな姿勢なため、実機と同じように座った環境となると違和感なく操作できるのかもしれません。
ボタン自体も、体感ですが恐らく30φボタンが備えられており打鍵感は良いものでした。加えて備え付けられたスピーカー4つによる音の迫力は凄いもの。STGだけでなく他ジャンルでもドラマチックでエキサイティングなゲームプレイが出来るでしょう。

一方で気になったのは、コントロールパネルには8ボタン存在しているものの、実質的に操作できるのが6ボタン(もしくは7ボタン?)のみなところ。近年ではSTGでも連射等で多くのボタンを使う傾向があるため、6~7ボタンしか使えないのは気になってしまいます。STGはギリギリなんとかなりそうですが、『ストリートファイター6』を筆頭とした格闘ゲームジャンルは互換性が気になります。

アーケード汎用筐体は個人で持つにしてもスペースと重量問題が存在し、簡単には導入できません。そういった意味で、「VEWLIX LITE(仮称)」はそれらを解決し、ゲーミングライフを拡充する手助けになるのではないかと思いました。
なんとかオリジナルと同じく8ボタン化に成功してほしいですし、商品化されればと思ってしまいます。かつて2010年にビュウリックスFの一般販売が出来なかった雪辱を晴らして欲しいと思う参考出展でした。
G’AIM’E版『タイムクライシス』
他にも達成電器ブースでは、「ビュウリックス筐体のミニバージョン」だけでなく、昨年に引き続きプラグアンドプレイ形式で動くガンコン「G’AIM’E(ジーエイム)」も出展されていました。ガンシューティングゲーム『タイムクライシス』を実際にプレイしてみると、AIで着弾地点を判断するガンコンなため、完璧と言えませんが意外と精度高く射撃出来たのが好印象です。
ガンコンそのものは軽くて疲れにくく、軽い振動による臨場感がありつつも狙いを定めやすいものでした。しかしながらトリガープルは体感で重く、連続射撃していると少し指を痛めるのでは?と思ってしまいます。一方で担当者曰くトリガーは調整に手間をかけたところであるそう。これらを考慮すると、トリガーを引いた時の跳ね上がりを考慮した射撃精度との兼ね合いではないかととプレイしていて感じました。




ハピネットブース『TATSUJIN EXTREME』
ハピネットブースでは、全体的にSTG作品は多くなかったものの、『TATSUJIN EXTREME』がプレイアブル出展されていました。


モスブース『RAIDEN FIGHTERS REMIX COLLECTION』
モスブースでは、『RAIDEN FIGHTERS REMIX COLLECTION』が展示されていたものの、プレイアブル出展はなく残念ながら映像のみでした。


以上が、筆者がTGS2025における幕張メッセの1-8ホールで見つけられたSTGでした。ガンシューティングなど移植が難しいタイトルも最新技術を用いることで現代での移植が実現したものや、過去リリースしたタイトルの他機種移植などが中心に思えました。一方で新作もコンスタントに出展している企業もある印象です。
この中で一番の衝撃はなんといっても「VEWLIX LITE(仮称)」です。コンセプトモデルなため商品化は未知数ですが、これが一部屋にあればSTGや格ゲーなどより楽しめるのではないかと思ってしまいます。また、近年のミニクレーンゲームのようなミニアーケード筐体になっても良いと思えてしまう愛嬌もありました。
規模は小さくも勢いが衰えていない印象がある1-8ホールのシューティングゲームジャンルでした。











