今年も9月25日から9月28日にかけて東京ゲームショウ2025(TGS2025)が開催されました。様々なゲームのパブリッシングを行うBeep Japanブースにはたくさんのゲームがずらり。本稿では、その中から日本語ローカライズ版『DAVY x JONES』試遊レポをお届けします。
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『DAVY x JONES』は8月29日にリリースされ、9月28日現在Steamで“非常に好評”の評価を得ているアクションRPGです。。しかし残念ながら発売直後は日本語対応されていませんでした。今回TGS2025にて試遊したのは、そんな『DAVY x JONES』の日本語ローカライズ版です。
本作のストーリーを簡単に言うと、「黒髭」に殺されてしまった海賊、「デイビー・ジョーンズ」が「デイビー」「ジョーンズ」になり復讐を果たす冒険譚です。

試遊は冒頭の“処刑シーン”から始まります。複数人の裏切者や、黒髭によって無惨に倒されてしまう主人公。海賊らしく、絞首刑にされてしまいます。
しかし何の因果か、「ジョーンズ」は死者のいる地獄「THE LOCKER」で記憶を取り戻して「デイビー」と再会し……こう書くと何言っているんだ、という感じですが、「デイビー・ジョーンズ」は絞首刑によって、頭と胴体が真っ二つになってしまったのです。
そして分かたれた頭部「デイビー」と胴体「ジョーンズ」による復讐劇なのです!そのためタイトルが『DAVY JONES』ではなく『DAVY x JONES』なのでしょう。

ちなみにプレイヤーが操作するのは胴体のジョーンズで、頭がないので無口です。その代わりデイビーはやかましく、海賊らしい言葉づかいでこちらを導いてくれます。
本作は一人称視点で、剣による連撃や銃撃などで戦いながら進んでいきます。爽快感あるアクションで、パリィなどを駆使しながら多彩な技でサクサクと進んでいくタイプです。RPGとして特筆すべき点は、「デイビー(頭部)」を道具としても使えるということ。デイビーからは脊髄のようにタコの尻尾が伸びているため、それを掴んでフック代わりにできるのです。


ローカライズはなかなか面白く、ここのチュートリアルでは「頭を使え!」としか表現されませんでした。しばらく悩んでしまいますが、一拍遅れてこれは「頭(デイビー)を使え!」だと理解できました!

本作で重要なのは“海賊のノリ”の再現でしょう。復讐譚という性質上、キャラクターが「あなた殺したいです」など片言だと魅力も半減してしまいます。しかし銃や剣を取り戻した時「俺の悪魔たち!ボロボロだな…だが傷ついた獣ほど狂暴になるもんだ」と、海賊らしいセリフを聞かせてくれます。海賊らしいユーモアやカッコいい発言の数々は満足できるものでした。ただ、ジョーンズに口はないため喋っているのはもっぱらデイビーです。
『DAVY x JONES』は完成度の高いローカライズが散りばめられたアクションADVでした。その独創的な世界観と、復讐譚が好みの方には刺さる内容ではないでしょうか。
『DAVY x JONES』は、現在Steamにて早期アクセスを実施中です。
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