東方二次創作ゲームをワンコインからボリューム満点の作品まで5本ピックアップ!【Steamオータムセール2025】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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東方二次創作ゲームをワンコインからボリューム満点の作品まで5本ピックアップ!【Steamオータムセール2025】

できるだけ“原作『東方Project』を知らなくても楽しめる”作品をチョイスしています。

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東方二次創作ゲームをワンコインからボリューム満点の作品まで5本ピックアップ!【Steamオータムセール2025】
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ついにやってきた2025年のSteamオータム(秋)セール。ほんの少し前には東京ゲームショウで大量の新作情報が披露され、まだ興奮が冷めない人もいるかもしれません。

そこで本記事では、“新作が待ちきれない、でも発売までの間に何か遊びたい”という時にオススメのゲームを、様々なタイトルが存在する『東方Project』二次創作からご紹介します。


また、紹介するゲームはできるだけ“原作『東方Project』を知らなくても楽しめる”作品をチョイスしているので、“東方なんてゆっくり解説動画しか知らないよ!”というレベルの方でもご安心ください。

爽快2Dスタイリッシュアクション!『天壌のテンペスト』

割引率-40% 価格852円

本作は天人である「比那名居天子」を主人公にした、各地で起きる地震騒ぎを巡って奔走するストーリーが横スクロール・アクションです。Steam上での配信日は2018年ですが、ゲーム自体は2013年に発売。先行してDL版がリリースされたDLsiteでは日間ランキング1位を取ったこともある作品です。

ゲーム性は敵との距離で切り替わる打撃(射撃)でコンボを入れたり、敵の攻撃に回避を重ねてからの剣撃でバフを獲得したり、ゲージを消費する「スペルカード」を使って大技を発動したりとプレイヤーの行動選択肢が多く、スコアリザルト(天人評価)やスキルツリーも用意されているのでリプレイ性も十分。2025年に遊んでも古臭さを感じないグラフィックや、ヒットストップの気持ち良さをぜひ体験して欲しい1作です。



なお、筆者は本作を手掛けた同人サークルLION HEARTの過去作チェイン連携アクション『Mystical Chain』もオススメしたいところですが、残念ながらSteamでは未配信。しかし、DLsiteでは2025年10月9日まで50%オフの770円(クーポンも使えばさらに安くなる)で他の過去作とセットで販売されているため、興味のある方はぜひこちらも確認してみてください。

ちなみに、『天壌のテンペスト』もDLsite版の方が495円と安いので、プラットフォームにこだわりがない場合はこちらで買うといいでしょう。


ストーリーだけでもボリューム満点!東方初心者にも丁度いいローグライク『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』

割引率-40% 2,400円

本作はその名の通り、スパイクチュンソフトのローグライク『不思議のダンジョン』から影響を受けているダンジョン探索型RPGです。登場する敵NPCやアイテムは『東方Project』の設定に準拠しつつも『不思議のダンジョン』っぽい効果のものが多く、手厚いチュートリアルと数十ページにも及ぶ人物図鑑のおかげで、片方だけ知っているプレイヤーや、両方とも知らない新規でも遊びやすい仕様となっています。

物語は原作主人公の「博麗霊夢」を中心に展開されるメインストーリーのほか、様々なキャラクターを主役に添えたアナザーストーリーを4本も収録している大ボリューム。多くのダンジョンは鍛えたアイテムや頼もしいパートナーを引き連れて挑めるので攻略ハードルは低い一方、アイテム持ち込み不可のいわゆる“素潜りダンジョン”もあるため、やり込みプレイヤーでも楽しめます。

本作はシリーズの中でも評価が高く、数多く配信されているDLCも物語を楽しむだけなら“外伝ストーリー & プレイヤーキャラ「十六夜咲夜」(本セール中は540円)”さえ購入すれば十分なので、3,000円以内に収まるコストパフォーマンスの良い作品です。なお、Game*Sparkでは本作をより詳細に紹介している「げむすぱローグライク/ローグライト部」による特集があるため、そちらもぜひご参照ください。


余談ですが大昔、コンシューマー向けに「博麗霊夢」&「霧雨魔理沙」が(恐らく)初めて正式に登場した2012年のPSP向けRPG『ねんどろいど じぇねれ~しょん』では声優が伏せられているなど、世間の『東方Project』の扱いは今より繊細だったイメージがありました。

しかし時が経ち2015年、同人ゲーム関連プロジェクト「Play,Doujin!」で本作前身となる『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』がPSVita向けにボイス付き(&声優も公開)でリリースされた際は時代の変化を大いに感じた記憶があり、本作は筆者の中の“東方史”に名を刻んだ1作となっています。


ワンコインでお手軽ハードコア体験!クラシックな2Dアクション『UDONGEIN X』

割引率-50% 260円


『UDONGEIN X』とは、Steamで“圧倒的に好評”の東方二次創作RPG『Touhou Artificial Dream in Arcadia』を手掛けたPotemki11氏(Bar Holographic Otaku)の2Dアクションゲームです。プレイヤーは「鈴仙・優曇華院・イナバ(鈴仙)」として、地上に不時着した月のウサギたちを救うために戦います。


ゲームはカプコンのスピード感ある『ロックマンX』を彷彿させるプレイヤーのアクションと、『東方Project』の弾幕のような敵の攻撃が特徴の作品となっており、ボスの武器は奪う要素はないものの、ステージ中などのP(パワーアップ)を消費して「鈴仙」の能力を強化することが可能。無限の残機で何度もチャレンジして、敵の弾幕パターンを見極めるのが攻略の鍵となっています。

ボスが強いのはもちろん、原作の3~4面を想起させる弾幕が(2DACTとしては)激し目の横スクSTGなどステージのバリエーションもあるほか、低難度(作中ではNORMAL表記)モードも用意されているため、セール中の破格の安さもあってぜひ遊んでみて欲しい作品です。

なお、本作の続編である『UDONGEIN X2』も既に開発中であり、itch.ioにてデモ版をダウンロード可能です。



トレハン要素も楽しいダブル主人公の弾幕3Dアクション『東方紅輝心』

割引率-70% 594円

2010年、突如3D東方二次創作ゲームの動画を公開し、当時の界隈から逸脱したクオリティの高さもあって大きな注目を集めた同人サークル「あんかけスパ」。本サークルが2作目に手掛けた3D弾幕アクションRPGがこの『東方紅輝心』です。

新聞で報じられた巨大怪物、その足跡を追って各地を巡る紅魔館の主「レミリア・スカーレット(レミリア)」とメイドの「十六夜咲夜(咲夜)」の2人を主人公に添えた物語が描かれます。ゲームでは「レミリア」と「咲夜」、それぞれ性能の異なる2人から操作キャラを選び、斜め上や横など固定カメラ視点のステージを攻略。ボスを倒しては次のステージへ進んでいくことになります。

操作方法はシンプルに通常攻撃とジャンプ、3ボタンに振り分けられるスキルで構成されており、ステージ道中は敵やプラットフォームに対処しつつランダムに性能が変わる装備品を集め、ボスでは弾幕戦から3Dアクションとしてはオーソドックスな近接戦まで展開。今回紹介するゲームの中では程々の難度でレベル上げも可能なため、気軽に遊びやすい1作です。

なお、DLsiteや同人ショップで先行販売されていたバージョンとは違い、Steam版はPS4版をベースにした難易度の調整や「弾幕強化モード」の実装も行われています。


今でも愛されるデザインの悪魔城オマージュ2Dアクション『紅魔城レミリア 緋色の交響曲』

割引率-50% 1490円

これまで紹介してきたゲームには既存の他作品を意識したタイトルが多めでしたが、そんなオマージュ(パロディ)系の東方二次創作でも異質な部分も持ち合わせるのが本作、『紅魔城レミリア 緋色の交響曲』です。

本作はコナミの『悪魔城ドラキュラ』シリーズを意識した2Dプラットフォーマーとなっており、『東方Project』の弾幕要素と鞭…のようなお祓い棒を使ったアクションが特徴となっています。『悪魔城ドラキュラ』と比較すると、ジャンプ後の移動制御や宙に浮いての射撃も可能なため道中はある程度楽なものの、ボス戦は弾幕戦が基本となるので初見での突破は厳し目の難易度設計です。

また、本作キャラクターのデザインはイラストレーター晩杯あきら氏が原作を大幅にアレンジしたものとなっており、ゲーム初リリースの2009年から10年以上経ってもフィギュアが発売されるほどの人気。さらに東方二次創作として異質なのがBGMであり、他作品が原作アレンジ曲を採用する傾向にある一方、本作は『悪魔城ドラキュラ』風味のオリジナル曲で構成されています。

本作は一時期入手困難な時期がありましたが、Steamで2022年より配信されている復刻版ではグラフィックのHD化に加え、続編『紅魔城レミリアII 妖幻の鎮魂歌』から採用された声優による吹き替えの逆輸入などの追加要素も存在。筆者としては、同じく追加要素ありでSteam配信されている続編も併せて、続けて遊ぶと“おっ”と思わせられる部分もあるのでオススメです。


ちなみに、本作は発売当初『紅魔城伝説』というタイトルであり、筆者はコミックマーケットでそこそこ広めのスペースを取って頒布されていたのを一目ぼれして購入した記憶があります。本作を手掛けたFrontier AjaはX(旧:Twitter)での活動はあれど続編を開発している話は無いため、当時ハマった筆者としては何か進展があれば嬉しいな…という気持ちです。


おわりに

本記事の東方二次創作5タイトルの紹介は以上となります。令和の時代でも『貢がせろ!女苑ちゃん!!』のような東方ファン以外からも注目を集めるタイトルが登場し、東方二次創作ゲームは『怒首領蜂』シリーズなど様々な弾幕シューティングの名作で知られるケイブが手掛けるまでに普及しました。


紹介したタイトルは東方二次創作がコンソールに進出する前やその直後のものが大半なので、最近『東方Project』に興味を持った方々が“こんな名作があったんだ”と知る機会になれば幸いです。


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※UPDATE(2025/10/3 22:52):映像が自動再生されないよう修正し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。なお、環境によっては自動再生される可能性がございます。ご了承ください。

ライター:ケシノ,編集:TAKAJO


ライター/ゆる~いゲーマーです。 ケシノ

主に午前のニュース記事を担当しているライター。国内外、様々なジャンルのゲームを分け隔てなくカバーしています。アメリカに留学経験があり、2022年1月よりGame*Sparkにてライター業を開始。一番思い出に残っているゲームは『キョロちゃんランド(GB版)』。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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