気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Two Nomads Studio開発、PC向けに10月16日に早期アクセスが開始された船舶修理シミュレーション『Sunken Engine』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ラヴクラフト作品から影響を受けた不気味さが特徴の船舶修理シミュレーションゲーム。父親から受け継いだ船舶修理工房で働きながら、船にまつわる謎を明らかにしたり、島で起こる奇妙で不気味な出来事に対処したりしていきます。日本語にも対応済み。
『Sunken Engine』は、1,200円(10月31日までは15%オフの1,020円)で早期アクセス配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Canこんにちは、Can Akdemirと申します。開発者のOguzhan Arar、プロダクトマネージャーのBetul Yigit Akdemirと共に、私たちはTwo Nomads Studioと言う3人チームを構成しています。過去5年間、ゲーム業界の様々な分野で経験を積んだ後、ついに自分たちの作品を作る時が来たと感じ、それが私たちの「旅」の始まりとなりました。
これが一番好き!と言うゲームはありませんが、強いて挙げるなら『Mount & Blade』シリーズでしょうか。一番長い時間をかけてプレイしてきたゲームだからです。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Can本作のアイデアは、実際にゲームプレイヤーたちが何に興味を持っているかを観察していく中で生まれました。私たちは当時、シミュレーションゲームが非常に人気になっていること、そして同時に、ラヴクラフト的なテーマへの強い関心があることに気づいたのです。そのため、私たちはこの二つの要素を組み合わせることで、独特の雰囲気を持つシミュレーションゲームを作ろうと考えました。私は、この点こそが本作と他のシミュレーションゲームを大きく差別化する要素だと思っています。ラヴクラフト的な世界の中で、仕事をテーマにしたゲームプレイ体験を作るというアイデアは、最初から私たちをワクワクさせてくれました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Canもちろん、開発の過程では多くのゲームに影響を受けました。例えば、ラヴクラフト的な要素については、『DREDGE』が大きな影響を与えてくれましたし、シミュレーション面では『Crime Scene Cleaner』のようなゲームが参考になりました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Can開発中において、特にこれだと言う決定的な瞬間はありませんでした。この7か月間のすべての経験が、私たちにとって重要なものだったのです。
私たちはわずか3人の小さなチームで、一組の夫婦と、家族と暮らす一人の開発者で構成されています。金銭面でも精神面でも多くの困難に直面しました(不安もたくさんありましたね)。でも何はともあれ、前に進み続けることができたのです。
――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Can本作に関心を寄せていただき、とても嬉しく思っています。全体的なフィードバックは非常にポジティブで、私たちの大きなモチベーションになっています。私たちの「旅」の一部となってくださった皆さんに、心から感謝いたします。
もちろん、ネガティブなフィードバックも注意深く見ており、今後のアップデートで改善できる点や修正できる点を理解するために役立てています。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Can必要であれば新たな要素を追加したりいらない要素を削除したりと、私たちはプレイヤーからのフィードバックをもとに、多くの調整を行ってきました。もちろん、自分たちのクリエイティブなビジョンも大切にしていますが、それ以上にプレイヤーの皆さんがプレイし、楽しめることが重要です。プレイヤーの皆さんが次に何を目にしたいのか…それをベースに、ロードマップを洗練させていきたいと思っています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Canはい、コンテンツクリエイターの皆さんによる配信もメディアによる取材も大歓迎です!今ではYouTubeやTwitchのようなプラットフォームでの露出が、新しいプレイヤーにゲームを届ける最も効果的な方法の一つですからね。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Can本作のストアページを初めて公開した時、日本のプレイヤーの皆さんからのウィッシュリスト登録数を見て本当に驚き、ワクワクさせていただきました。
現在も、日本のプレイヤーの皆さんからは親切で応援してくださる温かいコメントをいただいており、本当に感謝しています。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








