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縦スクSTG『ブレイズオブストーム』プレイレポ―10年間の技術蓄積を感じる練りぬかれたバランスが面白いSTGだった

開発期間1年でここまで高クオリティなSTGはなかなかない!

連載・特集 プレイレポート
縦スクSTG『ブレイズオブストーム』プレイレポ―10年間の技術蓄積を感じる練りぬかれたバランスが面白いSTGだった
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2月19日発売のTERARIN GAMESのPC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けシューティングゲーム『Blaze of Storm(ブレイズオブストーム)』。ニンテンドースイッチ版のキーを頂いたため、本作のプレイレポをお届けします。

本作は、これまで年1本STGをリリースしてきたTERARIN GAMESにおける10作品目のタイトルです。2025年のレポート&インタビューでは、本作が1年で開発されたタイトルであること、そして短い開発期間においても高いクオリティを持っていたことに驚かされました。

シンプルだけどハイテンポ、飽きさせない工夫が楽しいSTG

本作は縦スクロールシューティングゲームで、サイバーな雰囲気を持つ青を基調としたグラフィックを持っています。ストーリーは巨大コンピューターの「エリクシア」が正体不明の敵「ファントム」による浸食を受けたため、「アヤメ・クロウ」が事態の収拾を図るため電脳戦闘機に乗り戦いを挑むというもの。

ゲームプレイの進行自体は、一般的な縦スクロールシューティングと変わりありませんが、ボムやボムに準ずる武器が搭載されていないため、少しクラシックさを感じるSTGです。クラシック風味なSTGは難しさが表に出やすいですが、本作の自機は三発まで被弾に耐えられる耐久性を採用しているためゲームオーバーに陥りにくくなっています。

本作の音楽はダンスミュージックを彷彿とさせるものもあり、バリエーションは豊富

プレイしていて気付いたのがテンポの良さでした。敵の出現数と敵が出す弾は多すぎることはなく、プレイヤーが次々と敵を倒していくことでステージが進行。プレイヤーと敵の強さは常に拮抗しており、それが崩れると自機が倒されるという納得感です。また道中の雑魚戦が長々と続かずにバリエーション豊かに中ボスが登場することも面白いと感じた要素の1つでした。1ステージに2~3体出現しますし、その姿も多彩なので次々倒していくことが爽快です。

他にも、雑魚戦やボス戦ではプレイヤーに対する負荷がそこそこ高くありますが、敵弾と敵の数、そして敵の耐久力をあわせてプレイヤーに無理を強いておらず、何かしら判断し行動する瞬間が存在しています。そこが最後までプレイヤーに主導権を与え続けているために、エキサイティングでスリル満点なゲームプレイを味わえたようにも感じます。

多様なサブウェポンを使ってステージを突破せよ!

武装は三段階までパワーアップできるメインショットに、道中手に入れることで使える一部敵弾を相殺できるサブウェポンがあります。このサブウェポンは、敵めがけて飛び込む誘導弾「ホーミング」と自機の周りを光球が回転する「サテライト」、斜めの四方に爆風をまき散らす「ナパーム」、強力な溜め撃ちが出来る「チャージ」、自機の進行方向に弾を飛ばす「ダイレクト」、そして子機を2機連れて戦える「オプション」の6種類です。

筆者のお気に入りサブウェポンはサテライト。このサテライトは敵弾を消せるだけでなく、サブウェポンボタンを押していると回転位置を自機周辺から外側へ広げられます。ボス戦では自機近くで回転させて弾消ししつつ攻撃を加えるという戦術ができることが気に入った理由の一つでした。

一方でサテライトは火力不足が目立つ場面も多く存在し、敵を倒し切れずに被弾という場面も少なくありませんでした。次点のお気に入りサブウェポンはナパームです。単純に斜め方向に攻撃を加えられるため、後ろからやってきた敵を倒すのに重宝しました。こちらも、遠くの敵には当たらないため、どうしてもリスクを取る必要があります。

これらのサブウェポンは被弾すると消えてしまいますが、ゲームプレイ中には輸送機から次々と各種武装が届けられるため、被弾時のリカバリーだけでなく敵や状況に合わせて次々武装を変えて戦うように出来ています。これがゲームプレイの密度を濃くしており、最後まで飽きさせない工夫に繋がっていると思えました。

接近戦のリスクとリターンなど、ゲームプレイの細かなところが考え抜かれた面白さ

本作はひと目見ても前述の通り一般的なSTGと変わりありません。その一方で、リスクとリターンについてはとても深く考えられており、プレイヤーが被弾のリスクを取りながら敵やボスに近づけば高ダメージを与え続けることができます。

特にそうした作りを感じたのはボス戦です。サブウェポンを使えば、敵弾を消しつつ至近距離へ接近して弾丸を浴びせ続けることが可能ですが、敵が動いて弾消しが機能しなくなったり、上下左右から弾が飛んできて動く必要があるなど、敵側も自機を動かそうとする行動が見え隠れするからです。

それは敵の予備動作にも及んでおり、敵の砲口が空いてから一定のタイミングで敵弾を発射することや、攻撃ライン予測の「!」マークが出現するなど徹底しています。敵のパターンを学習し、如何にして最大ダメージを取るか、そういった細かな施策がこれまでの10年間の蓄積を感じます。

そうした技術の蓄積はグラフィックにも及んでいると思えました。敵の攻撃アニメーションや被弾エフェクトについても多すぎず少なすぎず取捨選択が効いており、必要数に応じて無理なく描写しているのも、この経験に応じたものであるようにも感じたのです。

シンプルかつ積み重ねた技術の蓄積が光る新作STG

『Blaze of Storm(ブレイズオブストーム)』は、今回のプレイレポで何度プレイしても最初から最後まで驚きが止まりませんでした。10年間の開発経験の蓄積がありつつも本作を1年間で開発を終わらせるなど、あまりにも上手く綺麗にまとまっていることが素晴らしくも驚異的でした。

それはゲームのどのシーンを切り取っても感じられましたし、ほとんどの人にも面白さが伝わるバランスに仕上がっていることも含め、なかなか他に類を見ないSTGであると思えます。純粋に遊んで楽しいバランスに仕上がっているため、興味を持ったユーザーも頼めるSTGであることは確かでしょう。

Blaze of Storm(ブレイズオブストーム)』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに発売中。価格は1,700円。発売記念の期間限定でPC(Steam)版は3月5日まで、ニンテンドースイッチ版は3月12日まで20%OFFの1,360円で販売中です。

ライター:G.Suzuki,編集:みお

ライター/ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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